インスタ映え間違いなしの皿! 有田焼「1616 / arita japan」
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Instagramで素敵な料理画像をアップしている編集者の山口さんが、「このお皿なら、インスタ映え間違いなし!」と、太鼓判を押すのが百田陶園の「1616 / arita japan」シリーズ。 オーブンにもそのまま入れられる耐熱性もあり、使い勝手抜群なんだそう。
イチオシスト:山口繭子┃Mayuko Yamaguchi
『婦人画報』『ELLE gourmet』の編集を経て、2019年にフリーランスに。noteでは食をテーマに、食のツール、食の考え方、シェフの話などの記事を発表している。なかでも、今注目しているのは地方発信による「ローカルガストロノミー」。「これからは食べ手が動く時代です。地方だからこそ成立する環境を大切にしたコンセプトにぜひ注目を」
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「1616 / arita japan」はヤナギハラ・テルヒロ氏デザインによるコレクション。デザイナーの感性と有田焼の技術が融合し、日本の伝統に対する新たな解釈がもたらされた
長い歴史がある有田焼ですが、昨今は国内外の様々なデザイナーとコラボレートして、美しい器がたくさん生み出されています。私のInstagramにもよく登場する、朝食のトーストを載せたライトグレーのお皿も百田陶園の「1616 / arita japan」シリーズのものなんです。
欠けにくく、オーブンで使えて、食洗機もOK。それでこのプライスは素敵すぎ……。毎日のように活躍する頼り甲斐のある器です。
出合いは新宿の小さなワインバー
マットな風合いでミニマルなデザイン。同シリーズではplateだけでなく、大皿やカップなどもラインナップ
私がはじめてこのお皿と出合ったのは、新宿三丁目にあるワインバーでした。「ワイン&マスタードA」というタスマニアの食材とワインを出してくれる小さなバーなんですが、この店で料理を提供するのにこのお皿を使っていたんです。
ひと目見て、「なんてキレイなお皿だろう!」と、思いました。でもきっと海外のお皿なんだろうと思ってスタッフに訪ねたら「これ、有田なんですよ」って。
有田焼でこんなにモダンなものを作っているという意識がなくてびっくりしました。早速、調べてみたら、百田陶苑で作っていると判明。東京のパレスホテルB1Fに直営のショップがあることも分かりました。そしてお店を覗くと有田焼のブランド皿なのに、1枚1500円前後とリーズナブルなプライス! さらに驚いたのが、そのままオーブンにもかけられる耐熱性と、日常で安心して使える十分な強度でした。
このデザインは本当に飽きません。私はInstagramで料理写真を掲載していますが、朝食の食パンメニューはすべてこのお皿にのせて撮影しています。以前はいろいろなお皿を使っていましたが、起き抜けの料理は、何かと面倒くさい(笑)。ですから、すべてコレ。すると、このお皿の良さが改めて分かってきたんです。卵液につけた食パンをフライパンで焼かずに、お皿ごとオーブンに入れて。お皿ごと焼くフレンチトーストなんかもやりました(笑)。
そして食パン以外にも、このお皿は大活躍。デザインがミニマムで、食材がとても引き立つんです。飽きのこない、いいお皿です。欠けにくく、オーブンで使えて、食洗機もOK。それでこのプライスは素敵すぎです。
また、この色がいいですよね。真っ白じゃないんです。ブルーのような、グレーのような。マットなのに、色の付着もありません。この上にビーツを載せることも、チョコレートソースや醤油を垂らすこともあります。それでもぜんぜん染みず、洗えばしっかり落ちるんです。
洋服はもって10年。それに比べて器は永遠
山口さんのInstagramを彩る朝食のワンプレート。フォロワーにはお馴染みの飯テロ
私が以前、マダム雑誌の編集部で働いていたときに、フードスタイリストさんに言われたんですが、「山口さん、自宅のクローゼットを開けたときに、10年前の洋服ってどれだけ残っていますか?」って。私、ハッとしました。確かに10年前の服はもうほとんど残っていませんよね。
それに比べて器は、ものすごく趣味が変わらない限り、一代どころか、それこそ永遠。そのときから、器についてはよく検分して買うようにしてきましたが、それでもすぐに戸棚にいっぱいになってしまうので、器を一枚買ったら、一枚フリーマーケットに出品したりするんですが……。そういう意味で、このお皿は、いつまでも私の食器棚に残るだろうなと思っています。
DATA
1616 / arita japan┃TY Palace 百田陶園
品番:TY RoundPlate200 Gray
サイズ:φ200×H12mm
山口繭子(やまぐち・まゆこ)
『婦人画報』『ELLE gourmet』の編集を経て、2019年にフリーランスに。noteでは食をテーマに、食のツール、食の考え方、シェフの話などの記事を発表している。なかでも、今注目しているのは地方発信による「ローカルガストロノミー」。「これからは食べ手が動く時代です。地方だからこそ成立する環境を大切にしたコンセプトにぜひ注目を」
『婦人画報』『ELLE gourmet』の編集を経て、2019年にフリーランスに。noteでは食をテーマに、食のツール、食の考え方、シェフの話などの記事を発表している。なかでも、今注目しているのは地方発信による「ローカルガストロノミー」。「これからは食べ手が動く時代です。地方だからこそ成立する環境を大切にしたコンセプトにぜひ注目を」
文:土田貴史
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