【Excel】エクセルのVLOOKUP関数とは?初心者でもわかる使い方を解説!反映されないときの対処法も
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エクセルの重要スキル「VLOOKUP関数」について解説します。基本の使い方から、反映されない・エラーが出るときのチェックリストまでくわしく紹介します。別シートから参照するには? 複数条件で検索するには? などの気になる情報も。VLOOKUP関数の仕組みをマスターし、作業のスピードをアップさせましょう。
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■VLOOKUP関数とは? 垂直検索で「探し出す」魔法のツール
VLOOKUP関数とは? 垂直検索で「探し出す」魔法のツール
エクセルで「大量のリストから特定のデータを探し、別の場所に転記する」作業に時間がかかっていませんか? そんなときに活躍するのが、「VLOOKUP(ブイルックアップ)関数」です。
商品IDを入力するだけで商品名や単価を自動表示させるといった、事務作業の自動化には欠かせない「魔法のツール」とも言える存在です。使いこなせば転記ミスがなくなり、作業スピードも劇的にアップします。
今回は、VLOOKUP関数の書き方をはじめ、反映されない・エラーが出るときのチェックリストまでまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
■VLOOKUP関数の使い方と4つの引数
VLOOKUP関数を使いこなすには、4つの「引数(ひきすう)」を正しく理解することにあります。最初は難しく感じるかもしれませんが、それぞれの役割さえ押さえれば、誰でも簡単に自動入力の仕組みを作れます。まずはその基本の仕組みから学んでいきましょう。VLOOKUP関数の構文
VLOOKUP関数の基本形式は以下の通りです。=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
- 検索値:何を基準に探すか(例:商品コード)
- 範囲:どこから探すか(データの一覧表)
- 列番号:範囲の左端から数えて何列目のデータを取り出すか
- 検索方法:完全に一致するもの(FALSE)か、近似値(TRUE)かを選択
実務では、正確なデータを取得するために「FALSE(完全一致)」を指定するのが一般的です。
VLOOKUP関数の使用例
VLOOKUP関数を使って、E2セルに入力された「みかん」の単価をF2セルに自動表示させる手順を解説します。1. 表示させたいセルを選択し、以下の数式を入力してください。
=VLOOKUP(E2, B2:C4, 2, FALSE)
表示させたいセルを選択し、以下の数式を入力してください。
2. 数式を実行すると、指定した範囲から「みかん」の単価が瞬時に抽出されます。
数式を実行すると、指定した範囲から「みかん」の単価が瞬時に抽出されます。
各項目の役割は以下の通りです。
検索値(E2):何を基準に探すかを指定します。ここでは「みかん」という名称が検索のキーとなります。
範囲(B2:C4):データが格納されている「マスター表」を選択します。このとき、検索値が含まれる列を必ず一番左端にするのがルールです。
列番号(2):範囲の左から数えて何列目のデータを取り出すか。今回は2列目にある「単価」を取得します。
検索方法(FALSE):完全に一致するデータだけを探す「完全一致モード」を指定しています。
論理式で必須の「比較演算子」一覧表
| 演算子 | 意味 | 例と条件 |
| = | 等しい | A1=100(A1が100である) |
| > | より大きい | A1>100(A1が100より大きい) |
| < | より小さい(未満) | A1<100(A1が100より小さい) |
| >= | 以上 | A1>=100(A1が100以上である) |
| <= | 以下 | A1<=100(A1が100以下である) |
| <> | 等しくない | A1<>100(A1が100ではない) |
■VLOOKUP関数が反映されない・エラーが出るときのチェックリスト
VLOOKUP関数を使っていると、思い通りにデータが表示されずエラーが出てしまうことがあります。しかし、エラーには必ず原因があります。よくあるケースと、その解決ポイントを確認していきましょう。#N/A:検索値がない、または全角・半角の不一致
「#N/A」は「Not Applicable(該当なし)」の略で、検索した値が範囲内に見つからないときに表示されます。よくある原因は、見た目は同じでも「全角・半角」が違ったり、末尾に「不要なスペース」が入っていたりすることです。エクセルはこれらを別の文字と判断するため、エラーになります。また、検索対象の列が範囲の「左端」にない場合も探し出せないので、表の構造もチェックしてみましょう。
#REF!:列番号が範囲を超えている
「#REF!」は「Reference(参照)」のエラーで、指定した「列番号」が正しくないことを示しています。たとえば、範囲としてA列からC列までの「3列分」しか選択していないのに、列番号に「4」を指定すると、エクセルは「4列目なんてありませんよ」とエラーを返します。範囲を広げるか、列番号が選択範囲内に収まっているか数え直してみることで解決できます。
■【最新】VLOOKUP関数を卒業? XLOOKUP関数との使い分け
VLOOKUP関数の後継として登場した「XLOOKUP関数」は、これまでの弱点を克服した機能です。より直感的でミスが少ない操作が可能ですが、利用環境に応じた注意点もあります。それぞれ違いについてまとめました。XLOOKUPなら「左端ルール」から解放される
VLOOKUP関数の最大の制限は、検索する値が範囲の「一番左の列」になければならないことでした。しかし、XLOOKUPにはその制限がありません。検索する列と取り出す列を個別に指定できるため、検索値より左側にあるデータも取得可能です。また、列の挿入や削除を行っても数式が壊れず、デフォルトで「完全一致」を検索するため、引数の指定も最小限で済みます。
古いExcel(2019以前)との互換性に注意
便利なXLOOKUP関数ですが、使用できるのは「Microsoft 365」や「Excel 2021」以降のバージョンに限られます。Excel 2019以前の古いバージョンでは動作せず、数式がエラーとなってしまいます。そのため、作成したファイルを取引先や他の部署など、異なる環境の人と共有する場合は、あえて互換性の高いVLOOKUP関数を選択するなど、相手の環境に配慮した使い分けが重要です。
■エクセルのVLOOKUP関数に関するQ&A
エクセルのVLOOKUP関数に関するQ&Aをまとめました。気になる情報を紹介します。別のシートにある表からデータを参照するには?
範囲を指定する際に、参照したい別シートを開いてドラッグで範囲選択するだけで可能です。数式内ではシート名!A2:B10のように、シート名の後に「!」が付いた形で自動的に反映されます。氏名と日付など複数条件で検索するには?
VLOOKUP単体では1つの検索値しか扱えませんが、補助列を作成することで解決できます。表の左端に「条件A & 条件B」を結合した列を作成し、その結合した値を「検索値」として指定することで、複数条件での検索が可能になります。検索値に一致するデータが「複数該当」する場合、どうなりますか?
VLOOKUP関数は、指定された範囲を上から順に検索し、最初に見つかった(一番上にある)値のみを返します。重複するすべてのデータを取り出したい場合は、連番を振るなどの工夫をするか、最新のExcelであればFILTER関数などの活用を検討してください。見た目は一致しているのに正しく反映されないのはなぜ?
検索値と範囲内のデータの「表示形式」が異なっている可能性があります。一方が「数値」で、もう一方が「文字列」として認識されていると、Excelは別のデータと判断し、エラー「#N/A」を返します。どちらかの書式を統一することで解決します。VLOOKUP関数とXLOOKUP関数の違いは?
XLOOKUPはVLOOKUPの進化版で、Microsoft 365やExcel 2021以降で使用できます。• 左端ルールなし:検索値より左側の列も取得可能。
• エラー対応:エラー時の表示内容を関数内で直接指定できる。
• 完全一致が既定:第4引数の「FALSE」入力を省略しても完全一致検索になるため、ミスが減ります。
■【まとめ】VLOOKUP関数をマスターして業務効率を劇的に向上させよう
VLOOKUP関数は、大量のデータから必要な情報を瞬時に引き出す、実務に欠かせない時短ツールです。さらにはエラー回避術までを習得することで、手作業による入力ミスや照合作業のストレスはゼロに近づきます。まずは基本の4つの引数を正確にマスターし、日々の業務スピードを劇的に向上させていきましょう。
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