【NumLock、CapsLock…】押すとイラッとするこの幽霊キー何のため? 無効化しても大丈夫?
キーボードに搭載されている「NumLock(ナムロック)」「CapsLockキー」「テンキー」。用途によっては一度も使ったことがないという方も少なくはないはず。この記事では「スマホライフPLUS」に掲載された記事を参考に、役割やルーツについて解説していきます。
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私たちの生活に欠かせないパソコン。その操作に使うキーボードには、「なんでこれがあるの?」と思うようなマイナーなキーもありますよね。本記事では、「スマホライフPLUS」に掲載された「NumLock(ナムロック)」「CapsLockキー」「テンキー」の記事を参考に役割や歴史について解説します。詳しい内容や無効化方法は、各項目の「スマホライフPLUS」記事をご覧ください。
1.「NumLockキー」はどんな時使う?

画像出典:スマホライフPLUS編集部
テンキーの近くにある「NumLock(ナムロック)」キー。「いつの間にか押してしまって、数字が入力できなくなった」「ノートPCで文字を入力していたら、なぜか数字が表示された」といった経験を持つこのキー。キーボードの種類によってはないものもありますが、これは何のために存在しているのでしょう?
結論から言うと、NumLockキーは、テンキーを「数字入力モード」と「カーソル移動モード」に切り替えるキーです。数字モードではExcelや会計ソフトなどで効率的な数値入力を可能にし、カーソルモードでは矢印やHomeキーなどの操作が行えます。
現在は主に数字入力で使われますが、キーボード操作を重視する一部ユーザーには今も重宝されています。
NumLockキーは、1980年代初頭のIBM PCでキーボードのキー数を減らすために生まれました。テンキーに数字入力とカーソル移動の2つの機能を持たせ、NumLockで切り替える仕組みです。技術的制約から生まれたこの機能は、その後も互換性のために残り、現在のキーボードにも引き継がれています。
<出典>
NumLockキーは何のためにある? 今さら聞けない使い道と無効化の方法(スマホライフPLUS)
2.「CapsLockキー」は何のためにある?

Aキーの隣にある「CapsLockキー」はどうして誕生した?
ログイン時のエラーの原因がCapsLockだった……。そんな経験をした人も多いはず。Aキーの隣にあるこのキーは、知らずに押してしまいやすく、意図せず大文字入力になってしまうこともしばしば。そもそもこのキーは何のためにあるのでしょう?
CapsLockキーの起源は19世紀の機械式タイプライターにありました。当時、大文字と小文字を切り替えるShiftキーは物理的に重く、押し続けるのが大変でした。そこで、Shiftキーを固定できる「Shift Lock」キーが考案され、大文字入力の負担を軽減したのがCapsLockの始まりです。
CapsLockキーは連続した大文字入力に便利で、略語やタイトル、プログラミングの定数、大文字指定のフォーム入力などで役立ちます。日本のJIS配列では、Shift+CapsLockで大文字ロックが可能なほか、単独で英数・かな入力切替に使われることもあり、完全に不要とは言えません。
プログラマーの多くはCapsLockキーをCtrlキーに割り当てて効率化しており、これが定番のカスタマイズとなっています。
<出典>
「CapsLockキー」は何のために存在するのか。無効化しても問題ない?(スマホライフPLUS)
3.数字キーがまとめられた「テンキー」は不要?

画像出典:スマホライフPLUS編集部
多くのデスクトップキーボードには右側にテンキーがあり、経理やデータ入力では欠かせない存在です。しかし、ノートPCの普及や働き方の変化でテンキーレスキーボードも一般的に。普段あまり数字を入力しない人には、テンキーは必ずしも必要ではないことも多いのではないでしょうか。
テンキー配列の起源は1913年、スウェーデンの発明家サンドストランドの機械式加算機に遡ります。当時の加算機は複雑で多数のキーが必要でしたが、テンキーは10個のキーで効率的な入力を実現し、その後多くのメーカーに採用され1950年代には標準レイアウトとなりました。
テンキーは完成度が高く、かつてはキーボードの標準装備でしたが、2025年現在ではテンキーレスキーボードも広く普及しています。その理由は、PCの用途が会計や計算からクリエイティブ作業やコミュニケーション、エンタメまで多様化し、テンキーの必要性が絶対的でなくなったからです。
しかしテンキーレスキーボードの普及はテンキー不要を意味しません。電卓と同じ配列は慣れれば高速・正確な入力が可能。日本語入力中でもテンキーからは半角数字が確実に入力でき、業務での誤入力防止に役立ちます。
<出典>
PCキーボードの『テンキー』はもういらない?その意外なルーツと“本当に必要な人”(スマホライフPLUS)
まとめ:キーボードを快適に使おう!
キーボードの歴史は長く、タイプライターの時代から引き継がれているキーもあるようです。用途によっては不要と感じるものもあるため、不便と感じたら無効にする方法を試してみるといいですね。
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