「透明な紙」って一体なに!?大阪大学が世界初の開発に成功した「透明な紙」を展示
2024年1月31 (水)より東京ビッグサイトで開催された展示会「WELL-BEING TECHNOLOGY」の様子をイチオシ編集部がご紹介! 今回は「大阪大学 産業科学研究所」のブースをレポートしていきます! セルロースナノファイバーという繊維から作られた「透明な紙」を展示していたので、詳しくご紹介します。
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話題満載の展示会「WELL-BEING TECHNOLOGY」にウェルビーイングを実現する製品・技術が集合!注目の展示ブースは?
2024年1月31日(水)~2月2日(金)に東京ビッグサイト 東ホールで開催された専門展示会「WELL-BEING TECHNOLOGY」をレポート
2024年1月31日(水)~2月2日(金)に東京ビッグサイト 東ホールで開催された専門展示会、「WELL-BEING TECHNOLOGY」に参加しました。
「WELL-BEING TECHNOLOGY」では、ひとに寄り添う製品・サービスに関する企業が出展。最新の空間デザイン、センシング技術、ロボティクスなどの製品が一堂に集まっています。今回は出展ブース「大阪大学 産業科学研究所」についてお届けします!
「大阪大学 産業科学研究所」の概要
大阪大学 産業科学研究所のブース
セルロースナノファイバーなどを使った電子機器の研究開発をしている「大阪大学 産業科学研究所」。「WELL-BEING TECHNOLOGY」の展示会では、セルロースナノファイバーから作られた「透明な紙」を出展していました。
【企業概要】
・企業名:大阪大学 産業科学研究所
・住所:茨木市美穂ヶ丘に研究所を置く
・セルロースナノファイバーや透明な紙を用いた電子機器の研究開発、他
大阪大学 産業科学研究所のイチオシポイント
出展企業「大阪大学 産業科学研究所」の展示内容をダイジェストで紹介します。
天然資源であるセルロースナノファイバーから作った「透明な紙」を展示
天然資源であるセルロースナノファイバーから作った「透明な紙」
セルロースナノファイバーから作った「透明な紙」を展示していました。セルロースナノファイバーとは幅3-15nmのとても微細な繊維であり、地球上すべての植物に含まれる無尽蔵な天然資源です。その資源を使って2008年に世界で初めて「透明な紙」の作成に成功したんだそう。
「透明な紙」の土壌含水率センサ
「透明な紙」の土壌含水率センサ
そのほか、土壌含水率センサで60日経過後の「透明な紙」も展示していて、土に還りやすく地球にやさしい素材であることが分かりました。この性質を利用して、”土に還る”センサデバイス基盤技術の創成も行っているそうです。
「大阪大学 産業科学研究所」さんより、今回のイチオシポイント
セルロースナノファイバーを用いて、世界発の「透明な紙」の開発に成功しました。
「透明な紙」の土に還りやすい性質を利用した”土に還る”センサデバイス基盤技術の創成を行っています。
セルロースナノファイバーは、木から生まれる新素材です。
WELL-BEING TECHNOLOGY「大阪大学 産業科学研究所」展示ブースのまとめ
今回はWELL-BEING TECHNOLOGYに出展していた大阪大学 産業科学研究所のブースについてご紹介しました。世界初の開発に成功した「透明な紙」は、透明度が高いだけでなくペーパーエレクトロニクス・触媒反応器(ペーパーリアクター、および、伝熱・光学制御マテリアル)の開発研究に使われています。透明と聞くとワクワクしてしまいますが、夢やロマンだけでなく実用化に向けても研究が行われていたのですね! 最先端の科学研究にこれからも期待です。
DATA
大阪大学 産業科学研究所┃透明な紙
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