まるで”海のチーズ”? ねっとりコクのある台湾名産の「からすみ」を台湾から直送!
珍味として知られる「からすみ」。お酒のアテやパスタで食べられることが多いですよね。台湾でからすみを作っているという陳さんが紹介してくれた「台湾雲林県口湖鄉」のからすみは、ほぼ天然のボラを使って、熟練の技で作られているのだとか。今回は陳さんにその魅力と、からすみを購入することでできる社会貢献について、語ってもらいました。
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台湾産のからすみを食べたことはありますか? 台湾の中でも雲林県口湖郷は「台湾の台所」と呼ばれており、からすみの名産地として有名です。私は雲林県口湖郷で手作りのからすみの販売を行っており、そのからすみ産業で得た資金を、貧困や家庭問題を抱えた子どもたちのための私塾運営に充てています。
からすみはボラの卵巣を塩漬けしたものを、塩抜きしてから乾燥させたもので、台湾の名産品として知られています。深いうまみとコクのある、ねっとりとした味わいは「海のチーズ」とも称され、ほどよい塩気が後を引く、高級な珍味として尊ばれています。からすみは台湾人にとって、春節のお祝いの時などにいただく特別なもので、高価なものなので普段はなかなか食べることが出来ませんが、お祝いの席になくてはならない珍味といえます。
口湖郷で暮らす中で、ひとり親家庭や貧困家庭の実情を長い間見てきて、このままではいけないと一念発起し、22年前に自分の財産を使って私塾を始めました。貧困家庭の子どもたちは、放課後ひとりで家にいることが多く、次第に学校にも行かずに町をうろつくようになり、麻薬に手を染めていくことが当時から社会問題となっていました。
私塾は、22年経った今でも政府の補助金等は受けず、この活動に賛同してくれた方々の寄付と、からすみ作りの収益を費やすことで成り立っています。子どもたちは社会の財産なのに、まだまだ子どもたちをとりまく問題は根強く、課題は山積です。日本のみなさまにからすみを楽しんでもらうことも、子どもたちの支援につなげることができれば嬉しいです。
天然ボラを使い、天日干しの時間を長くとります
私達が作るものはほぼ天然のボラを使っています。外海で産卵期を迎え、大きく育った卵巣をもつ、天然のボラで作るからすみは格別です。また、他のものと違い、乾燥の工程を4日多くかけることで、からすみに含まれている余分な水分をしっかりと抜いています。からすみは水分が多いと腐ってしまうことがあるのです。程よい塩気としっとりとした絶妙な食感は、熟練の職人ならではの技によるものだといえます。
からすみの名産地台湾の台所・雲林県から無添加無着色の逸品を直送!
台湾・雲林県にある口湖郷はからすみの産地として有名な土地で、台湾のからすみ発祥の地でもあります。雲林県の西部沿岸一帯は、数百年に及ぶからすみ作りの歴史がある土地として知られている地域です。また豊かな自然に恵まれ質の高い農産物が作られていることで知られ「台湾の台所」と呼ばれるほど。台湾の家庭の冷蔵にある1/3以上の食材は雲林県のものだともいわれています。恵まれた地形を活かし、からすみは強い海風を受けながら天日干しされるので、その風味もまた独特なものになるといわれています。
私達が一つ一つ手作りした極上からすみをぜひ味わってください
台湾の台所ともいわれる雲林県が誇る名産品でもあるからすみは、気の遠くなるような手間と、何世代もの間受け継がれる、熟練の技により生まれる、素晴らしい風味を持つ珍味です。
私達のからすみを日本にご紹介するのは初めてのことですが、村人が一体となって作るからすみのおいしさを伝えることで、村の経済の活性化が出来たら幸いです。そして貧しい家庭の子どもたちの未来を、少しでも明るく照らす一助となればと思っています。
DATA
三普旅行社|からすみ
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