現代でも通用する福沢諭吉の「学問のすすめ」、子ども向け版がわかりやすい!
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子育て中、子どもに対して、「どう教えるといいのだろう…」といった経験をしたパパママは多いのではないでしょうか。ファイナンシャルプランナーとの二宮さんも、実はその一人だったそう。そんなお金のプロでありママとして子育て真っただ中の二宮さんが、老若男女問わず読んでほしい一冊を紹介してくれました。
イチオシスト:二宮 清子
All About 家計簿・家計管理 ガイド。家庭科教師のときに「家計管理」を生徒に教えていたものの、主婦時代には赤字家計に転落!『金持ち父さん 貧乏父さん』を読んで、幸せになるため、夢を叶えるためにはお金が大事だと痛感。節約や貯蓄、投資の重要性に目覚め、FPの道に。赤字家計を脱出した自分の体験から、節約や家計簿についてのアイデアを発信します!
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福沢諭吉の書いた「学問のすすめ」とは?
福沢諭吉さんのイラスト画像
個人が自立して生きる為には何が必要か?という事が書かれた福沢諭吉の「学問のすすめ」。約150年も前に出版されたとは思えない程、現代の私たちにも必要なノウハウが満載です。その中身を紹介します。
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なぜ学ぶのか?なぜ働くのか?
福沢諭吉というと、一万円札の人、慶應義塾大学の創立者、というイメージでしょうか? ほかにも「学問のすすめ」の著者という事も一般常識的に知っているかもしれませんね。しかし、「学問のすすめ」を読んだことがある人はどのくらいいるのでしょうか? 「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という言葉は「学問のすすめ」の最初に出てくる言葉です。人は皆平等であると説いています。しかし、平等であるにも関わらず「格差」が生まれるのはなぜでしょうか?その理由は「学問の有無」で、賢い人と愚かな人の違いは学ぶか学ばないかによって決まると。福沢諭吉の言う「学問」とは実用性のある学問で、その中でも読み書き、計算、地理、物理、歴史、経済、倫理が実学と定義しています。さらに人間関係やお金との付き合い方に関する事も書かれています。
なぜ勉強する必要があるのか?子ども自身も読んで理解
福沢諭吉さんの「学問のすすめ」を子ども向けにわかりやすくした一冊
私には中学生と小学生の子どもがいますが、「なぜ勉強する必要があるのか?」といった本質的な問いに、親としてどう答えるべきなのか?また、親としてFPとして子どもたちを自立させるためにどのように導いていけば良いのか?と悩んだ時期があります。
そのような問いに対し、福沢諭吉の「学問のすすめ」は、全て答えてくれたような一冊でした。特に「個人」が精神的・社会的・経済的に自立して生きるためにはどんな事が必要なのかが書かれていた事に関しては、子育て中の私にとっては、バイブル的な存在になったと言えます。
齋藤孝氏が訳・解説した「学問のすすめ」には、子ども向けに「13歳からの学問のすすめ」も出版されており、子育て真っ最中の私にとっては、こちらの方が子どもに何をどう教えてあげればいいか考えやすいです。また、とてもわかりやすいため、わが子も手に取って読んでいました。ということで、こちらをイチオシしたいと思います。
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DATA
社名 出版社: 筑摩書房
商品名:13歳からの「学問のすすめ」 著者:福沢諭吉 訳・解説:齋藤孝
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