食を通してかけがえのない時間を。そば懐石料理店「紡ぎ」で信州を味わおう
信州を代表する食のひとつ、おそば。シンプルながら、素材や水によっても風味が異なり、「こだわったおそばが好き!」という人も多いのでは。今回は、長野県で格別の思いをもってオープンするという"そば懐石"のお店「紡ぎ」について、女将のミーさんにお話しをうかがいました。「紡ぎ」ならではのこだわりポイントは、おそば好き必見です!
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【この記事は、イチオシスト自身が企画開発に携わる「モノ・サービス」について、開発者だからこそ知るイチオシポイントや開発への想いを教えてもらうインタビューコーナーです】
日本料理そば懐石「紡ぎ」を開業します
信州と言えば、善光寺、りんご、おやき、そして信州そば。信州は、日本のそば発祥の地とも言われています。そんなそば文化の根強い信州で2022年春、県産のそばの実を自家製粉し、戸隠の水で仕立てる「十割そば」と、長年培ってきた日本料理を掛け合わせた、「日本料理そば懐石 紡ぎ」がオープンします。
今回は「日本料理そば懐石 紡ぎ」について、女将のミーさんに詳しく教えてもらいました!
Q. 「紡ぎ」のイチオシメニューの特徴は?
毎朝、そばと対話しながら丁寧に打ちます
「紡ぎ」の看板メニューは「そば」。信州産をメインとしたそばの実を自家製粉し、戸隠の湧き水で仕立てている十割そばが自慢です。
そばの原材料は信州産を中心に、匠が育てた良質なものを料理人ならではの目線で厳選。その日に打つ分のそばの実だけを丁寧に自家製粉し、戸隠の柔らかな天然水と合わせ、喉越しの良い十割そばに仕立てます。
そばつゆに欠かせない「かえし」は、全国から引き合いの強い、松本の大久保醸造の醤油を使用。コクのある島ザラメとみりんを合わせ1ヶ月以上寝かせる事で、丸み、深みが加わります。日本料理の技が生きる、喉越しの良い、香り高い十割そばです。
Q. 「紡ぎ」とはどのようなお店ですか?
古来から伝わる信州のそばと伝統的な日本料理をかけあわせた料理屋「紡ぎ」は、来年に7年に1度の御開帳を控えた善光寺の程近く、パティオ大門蔵楽庭で開業します。大正時代から佇むこの蔵で、「食」を通して命をより輝かせ、生きる糧となり、記憶に残る時間や料理、おもてなしのある「紡ぎ」で在り続けたい。そして、関わるすべての方が、人生を味わい、生きる喜びを感じ、命を輝かせることができるようお互いに支え合い、応援し合える社会の実現を目指しています。
「人は幸せになるために生きている。自分自身が幸せになること。そして、1人でも多くの周りの人を幸せにすること」 これは私達が尊敬する、日本IBMで長年ご活躍されていた、人が輝く組織づくりのエキスパートである大久保寛司さんの言葉です。 「紡ぎ」に関わってくださる方が幸せになる、そしてその方の大切な方にとっても、幸せな笑顔あふれる場所で在り続ける、これが私達の志です。
誰の人生の中にも、悲しい別れや、人生を変えるような出会い、大切な方とのかけがえのない時間があると思います。 私達は、誰でも分け隔てなく受け入れる「善光寺」という場所の近くで、生きるための「食」を通して、悲しみに涙を流せる場所、大切な方を偲ぶ場所、想いを分かち合える場所であり続けたいと思っています。
Q. その他に「紡ぎ」のこだわりを教えてください。
信州の伝統野菜や、匠の有機野菜の美味しさを伝えたい!
信州の匠が土づくりからこだわった有機野菜や、伝統野菜、果物をふんだんに使います。まだ陽がのぼる前の暗いうちから土づくりは始まり、その豊かな土で育った野菜は驚くほど旨味と甘みに満ち溢れています。私達はこの美しい信州の風景と、命の食材を未来に繋いでいきたいのです。
信州の農業は、後継者不足や荒廃農地の増加など大きな課題があります。私達はおいしい「食」には人を笑顔にするチカラがあると信じています。農と食の魅力を発信し、繋げる料理屋でありたいと願っています。
「紡ぎ」へ来てくださる方にメッセージ
人と人がご縁で繋がり、糸が紡がれるように、強く、太く、長くなっていく。そんな思いを込めた屋号「紡ぎ」で、大切な人と、特別な時間を過ごしていただきたいと思っています。また、ご縁の輪を広げ、誹謗中傷が溢れる社会ではなく、お互いに応援できる優しい社会の実現を目指します。
来てくださるお客様の生きる糧となる、記憶に残る時間、料理、おもてなしを通して、紡ぎの五感である「時・縁・心・命・和」を穏やかに味わっていただければ幸いです。
DATA
日本料理そば懐石「紡ぎ」
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