車のガラスコーティングを自分で施工する方法はある?塗り方や長持ちさせるコツは?
車にガラスコーティングを施工することできれいな状態をキープできるほか、お手入れが簡単になるというメリットがあります。一方で、業者に施工を依頼すると費用が高くつくなどのデメリットもあります。今回はガラスコーティングの施工手順やおすすめアイテムを紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
■車のガラスコーティングはしない方がいい?メリットとデメリットを紹介
車のガラスコーティングとは、傷や汚れを防ぐためにボディの表面に皮膜を作る手法のことを意味しています
。耐久性がアップし、ボディにツヤと光沢感が出るので車をより美しく見せることもできます。市販のガラスコーティング剤を使用して自分で施工する方法や、業者に施工を依頼する方法などいくつかやり方がありますが、まずはメリットとデメリットの両方を比較してからコーティングを行うのがおすすめです。
■車のガラスコーティングのメリットは?
まずは車のガラスコーティングのメリットから紹介していきます。車の外観にこだわりたい人や、日頃から車に乗る機会が多い人、洗車の頻度が高い人は特にメリットが多くなると言われています。
【車のガラスコーティングのメリット】1.きれいな状態をキープできる
車にガラスコーティングを施工するメリットは何といっても見た目の美しさをキープできることです。車を毎日使用していると内部のエンジンだけでなく雨や雪、空気中の小さなほこりといった外的要因で塗装も劣化していきます。ガラスコーティングを行うことで劣化を防ぐことができますよ。
ガラスコーティングはほかのコーティングと比較して施工することでツヤがアップする効果があるとも言われています。すでに傷んでしまった塗装にもクリアな光沢感を出すことができるので傷を隠したい人もぜひ試してみてください。
【車のガラスコーティングのメリット】2.お手入れが簡単になる
ガラスコーティングを施工すると汚れが付着しにくくなるメリットもあります。車のボディに付着したホコリなどの汚れも雨と一緒に流れ落ちるため、スポンジで汚れを強く拭きとる必要もありません。洗車の手間を減らすことができますよ。
また、ガラスコーティングはボディに被膜を形成するので、細かい傷から塗装を守る効果もあります。汚れも傷も防ぐことができるので、日常の車のお手入れもスムーズになります。
【車のガラスコーティングのメリット】3.色褪せや塗装の剥離を防ぐ
車を日常的に使用していると、どうしてもボディの色褪せや塗装の剥離が気になりますよね。ガラスコーティングはほかのコーティングよりも紫外線のダメージを受けにくいのでボディの塗装をしっかりと保護してくれます。機械式ではなく、屋外の駐車場を使用している人にとっては大きなメリットですよね。将来、車の売却を検討している人にとってもうれしいポイントです。
■車のガラスコーティングのデメリットは?
車のガラスコーティングにメリットがある一方で「しない方がいい」という口コミもあります。車に乗る頻度やライフスタイルによってはデメリットになる場合もありますので施工を検討している場合は参考にしてみてください。
【車のガラスコーティングのデメリット】1.施工費用が高くつく場合もある
車のガラスコーティングはさまざまなメリットが期待できますが、業者に依頼するとほかのコーティングと比較して費用が高額になることもあります。車の大きさや内容にもよりますが、10万円以上かかることもあるので施工を依頼する前にしっかりと詳細を確認するようにしましょう。
効果が長期間持続することを考えるとコスパは決して悪くありませんが、近いうちに車の買い替えを検討している場合はほかのコーティングと比較してもいいかもしれません。
【車のガラスコーティングのデメリット】2.施工に時間がかかる
ガラスコーティングの施工の前に、車の洗浄や下地の処理を丁寧に行う必要があるため手間と時間がかかるのもデメリットのひとつです。もし業者に依頼する場合は1週間程度かかる場合もあり、その期間は車が使用できません。代車を手配する手間もかかってしまいます。日数に余裕を見て依頼するのがおすすめです。
【車のガラスコーティングのデメリット】3.イオンデポジットが付きやすくなる
イオンデポジットとは水滴が乾燥する過程で残った不純物が白いシミのような形になったものを指します。一般的に雨染みと呼ばれることもあります。ガラスコーティング剤の種類によってはイオンデポジットが付着しやすい成分が含まれているため、その場合は水滴をこまめに拭き取らなくてはなりません。
イオンデポジットを長期間放置すると固くなり、塗装に傷をつけてしまう恐れがあるため施工の際には使用するコーティング剤の成分までしっかりと確認しましょう。業者に依頼する場合は「コーティング後のお手入れの手間を減らしたい」と事前に相談するのもひとつの方法です。
■車のガラスコーティングのやり方を紹介!自分で簡単に行うコツはある?
車のガラスコーティングは、業者に依頼するほか、市販のコーティング剤を活用して自分で施工することも可能です。多少の手間はかかりますがコスパは抜群です。準備や手順を紹介しますので参考にしてみてください。
【車のガラスコーティングの手順】1.気象条件が適した日に行う
車のガラスコーティングは雨の日ではなく晴れた日、もしくは曇りの日に行いましょう。コーティング剤の種類のよっては高温で凝固してしまうこともあるので、真夏の暑い日や直射日光が当たる場所での作業は絶対に避けましょう。可能であれば屋根付きのパーキングや、車庫のような室内で作業をするのがベストです。
ガラスコーティングの施工には時間がかかるので、時間に余裕をみて作業を行うことも大切です。日をまたぐと夜露に濡れる可能性もありますので、なるべく午前中から開始してその日のうちに施工を完了させましょう。
【車のガラスコーティングの手順】2. 洗車と下地処理
コーティング剤を塗る前に、車の洗車や下地処理を行います。車が汚れたまま塗布すると定着しないだけでなく耐久性も半減してしまいます。できるだけ新車のようなきれいな状態にしてからコーティング剤を塗りましょう。
【車のガラスコーティングの手順】3.コーティング剤を塗る
環境を整え、車をきれいな状態にしてからコーティング剤を塗り始めます。ムラができないようにボディ全体に行きわたるよう塗布しましょう。コーティング剤が硬化してしまうと塗り直しができません。仕上がりにムラがあると、せっかく塗ったコーティング剤を剥離させなくてはならないので慎重に作業を行いましょう。
詳しい塗り方や注意点は使用するコーティング剤により異なりますので、必ず説明書をよく読んでから作業してください。
【車のガラスコーティングの手順】4.しっかり乾燥させる
コーティング剤を車に塗布したあとは、表面が乾くまで最低でも1日はそのまま乾燥させましょう。完全に硬化するまで数日かかると言われているので、その間は水に濡れないように気を付けてください。雨に濡れないように屋根のある場所に車を置いておきましょう。乾燥が不十分だと性能に影響を及ぼすほか、ムラになってしまい仕上がりの見た目も悪くなってしまいます。
■車のコーティング剤のおすすめ4選
ここからは、市販の車のコーティング剤を4種類紹介していきます。本格的なガラスコーティング剤だけでなく、洗車と同じタイミングで気軽に使用できる簡易式のコーティング剤も口コミで人気を集めています。商品によって塗布の方法や手順が異なるので、用途に合わせて選んでみてくださいね。
1.「ペルシード プレミアムドロップ」はスプレー式で便利
「ペルシード プレミアムドロップ」はプロ仕様のスプレー式のコーティング剤です。
車のボディのツヤを引き出し、光沢感のある輝きに仕上げます。撥水効果もあり、塗布から約1年間効果が持続するのもポイントです。容量は180ml、普通自動車に約3回分使用できます。価格は5980円(税込)です。
ボトルを振り、下地処理をした車のボディに薄くスプレーします。すぐに付属のクロスで塗り広げるように拭くだけで完了です。繰り返し使うことでボディに定着するガラス質の密度が高まるのもポイントです。
DATA
ペルシード┃プレミアムドロップ
価格:5980円(税込)
Amazonで「ペルシード プレミアムドロップ」を購入できます
2.「プロスタッフ CCゴールド」はコスパも抜群
「プロスタッフ CCゴールド」は仕上がりのツヤを重視したコーティング剤です。
浸透力の高いコーティング成分のガラス系ナノコロイドと、ガラス系濃艶プレミアム成分が配合されているのでダブルのコーティング効果が期待できます。容量は300mlで、価格は2075円(税込)です。
洗車後の車のボディにスプレーを塗布して拭くだけで完了するので手間もかかりません。
洗車と同じタイミングでコーティングも施工できますよ。車のボディだけでなくダッシュボードや窓ガラス、ホイールにも使用できるのでコスパにも優れています。スマホの画面も磨くことができるので、もし少量余った場合は活用してみてください。
DATA
プロスタッフ┃CCゴールド
価格:2075円(税込)
3.「THE CLASS メタルバレットグラフェン」は耐久性が◎
「THE CLASS メタルバレットグラフェン」は強力な耐久性と撥水性が特徴のガラスコーティング剤です。
スプレー式で施工も簡単です。グラフェンの被膜にプラチナを配合しており、コーティングが約1年持続します。容量は300mlで価格は9480円(税込)です。
車を洗浄してから塗装面の下地処理を行い、しっかり水分を拭き取ってからコーティング剤を塗布しましょう。広範囲に塗布するのではなく小さい範囲にわけて塗布することでムラなく仕上がりますよ。完全に硬化するまで約3日間かかりますので、施工後は雨や水気のかかる場所に車を置かないようにしましょう。
DATA
THE CLASS┃メタルバレットグラフェン
価格:9480円(税込)
Amazonで「THECLASS メタルバレットグラフェン」を購入できます
4.「ピカピカレイン PREMIUM(プレミアム)」は高級感あふれる仕上がりに!
「ピカピカレイン PREMIUM(プレミアム)」は滑水性に優れたガラスコーティング剤です。
水をしっかりと弾くため、ボディに水が溜まりにくく水によるシミの付着を防ぐ特徴を持っています。透明感のあるツヤで高級感あふれる仕上がりが期待できます。容量は25mlで価格は9980円(税込)です。
コーティング剤を付属のスポンジでボディに塗布し、クロスで拭いて施工します。スプレー式ではありませんが、硬化の速度を調整して製造されているので初心者でも施工しやすいのがポイントです。コーティング剤を薄く伸ばし、同一の方向に塗布するとムラなく仕上がりますよ。
DATA
ピカピカレイン┃ピカピカレイン PREMIUM(プレミアム)
価格:9980円(税込)
Amazonで「ピカピカレイン PREMIUM(プレミアム)」を購入できます
■【まとめ】車にガラスコーティングを施工をすればきれいな状態をキープできる!
車のガラスコーティングを行うことで車の外観を美しい状態でキープできるほか、日頃のお手入れが簡単になるメリットもあります。
ガラスコーティングは市販のコーティング剤を活用して自分で施工することもできます。簡易的なスプレータイプだけでなく本格的なガラスコーティングに対応した商品も販売されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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