チーズは太る?ダイエット中は低脂肪で低塩分の「モッツァレラチーズ」がイチオシ
ダイエットの強い味方・チーズ。管理栄養士の松田さんによると、中でも低脂肪で塩分の低いモッツァレラチーズがイチオシだそう。腸を老化させないチーズの正しい摂り方や、おすすめのモッツァレラチーズを紹介していただきました。
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ロカボダイエットの流行で、低糖質で高タンパク、血糖値をあげにくい低GI食品としてチーズが注目されています。
また、不足しがちなカルシウムが効率よく吸収でき、肌や髪に欠かせないビタミンA、Bを含むのもうれしいポイント。やわらかくて食べやすいので、子どもからシニアまで年齢を問わず食べられる食材です。
チーズのホエイタンパク質はもともと吸収率が高いタンパク質ですが、熟成や発酵によってアミノ酸にまで分解されるため、さらに消化吸収率が上昇。筋力をアップさせたい人や、筋力合成力が落ちるシニア層のタンパク減としても優れているのです。
チーズにも様々な種類がありますが、特にダイエットに最適なのは「モッツァレラチーズ」。
カマンベールチーズと比べても、タンパク質は同等でありながら、脂肪が20%低く、塩分は約1/10でチーズの中で最も低く、100gあたりわずか0.2gしか含まれていないのが特徴です。
乳製品好き&肉好きは「乳脂肪」と「塩分」を意識して
チーズは脂肪分やカロリーが高いから太るのでは?と心配する人もいますよね。
チーズは栄養価が高く、血糖値を上げにくい食材なので、食べてすぐ太るということはありません。ただ、「おいしすぎて、食べやすすぎる」ため、どうしても食べすぎる傾向があります。
プロセスチーズの場合、1日1切れ(30~40g)程度なら問題ないのですが、やわらかくて口当たりがいいデザート感覚のチーズなどは気がついたら3切れ、4切れをペロリ! ということも。
食べ過ぎてしまうと、乳脂肪に含まれる「飽和脂肪酸」が増えて腸内環境が乱れ、腸劣化の原因に。適切な量を覚えておきましょう。
動物性脂肪の摂りすぎは、腸の老化を招き、太りやすい体質に⁉
チーズ以外にも、アイスクリーム、ヨーグルト、プリン、カスタードクリームを使ったスイーツ、また、最近のカフェラテやタピオカドリンクなど、さまざまな乳製品が身近にありますよね。これらが好きな人は、動物性脂肪全体の摂取量を意識しましょう。
全体の食事の中で飽和脂肪酸が増えすぎると、腸が劣化し、年齢以上に老化が進みます。徐々に痩せにくく太りやすい体質になる可能性は否めません。
特に女性は、更年期に近づくと中性脂肪やLDLコレステロールが上がりやすく、お腹ぽっこりの内臓脂肪のもとに。最近は若年層にも増えています。
もうひとつはチーズの塩分。
もともと筋力が少ない女性や、在宅時間増加の運動不足による低下など、最近むくみが気になる人も多いはず。予防にはやはり減塩がマストですね。
チーズは1日の適切な摂取量を知ることでより健康的に食べられるようになります。脂肪や塩分が気になるという人は、いつものチーズをモッツァレラチーズに変えてみましょう。
それでは、私がイチオシするモッツァレラチーズを紹介します。
タカナシ「北海道チェリーモッツァレラ」
食べやすい一口サイズ。
トマトにオリーブオイルをかけた「カプレーゼ」など、サラダに最適です。DATA
タカナシ┃北海道チェリーモッツァレラ
内容量:100g(チーズのみ)
原材料:生乳、食塩、pH調整剤
イタリア ドンナ クリスティーナ「モッツァレラ ディ ブフォラDOP」
水牛の乳から作られているモッツァレラ。
牛乳で作ったものに比べて濃厚で、ピッツアの定番・マルゲリータのようにパンなどにのせて焼くと、糸引きがよくおいしいですよ。DATA
イタリア ドンナ クリスティーナ┃モッツァレラ ディ ブフォラDOP
内容量:125g
原材料:水牛乳、食塩
グラナロロ「イタリア冷凍モッツァレラ」
カルディで人気の冷凍タイプ。イタリア産ミルク100%の本格的なモッツァレラチーズを、塩水につけてそのまま冷凍。
保存が可能で、食べたいときに冷蔵庫で自然解凍して食べられるのがうれしいポイントです。DATA
グラナロロ┃イタリア冷凍モッツァレラ
内容量:100g
原材料:生乳、食塩
量の調整はどんなチーズでも重要なのですが、脂肪分や塩分は低いモッツァレラチーズはダイエット中の方にもおすすめ。ぜひお気に入りのモッツァレラチーズを探してみてくださいね。
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※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。 実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。 また、全ての方への有効性を保証するものではありません。