おうち時間にイッキ見!Huluで配信中のおすすめドラマを紹介
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国内ドラマ作品の配信が豊富なHulu。ドラマに詳しい竹本曰く、「ちょっと不思議な世界や、フツーのようで少し変わった日常をサラリと描いた素敵な作品」がおすすめなのだとか。竹本さんがおすすめする作品を一挙紹介してもらいました!
イチオシスト:竹本 道子
『太陽にほえろ!』のスクラップブックをつくり友人と盛り上がったこども時代。夕方の再放送が見たくて一目散に帰宅した青春時代。撮影現場を垣間見た平成時代。尽きないドラマへの好奇心は令和もつづく。All About ドラマ ガイドを務める。
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おうち時間を楽しむとき、オンライン動画配信サービスを活用する方も多いはず。
いわゆる動画のサブスクにも様々なサービスがありますが、国内ドラマが豊富なのが「Hulu」です。公式サイトによると、Huluは6万本以上の映画・ドラマ・アニメ・バラエティを楽しめて、初回2週間は無料期間、月額933円(税抜)で全作品が見放題になるそうです。
もしHuluでドラマを観るならイチオシしたいのは、
突飛な人間、極端な人間、独創性の強いトリッキーな人間、もしくは、一見ふつうだけど“もしかしてちょっとヘン?”なひと……そんな人物たちを描いたちょっと不思議な世界観のドラマ作品です。
Huluは連続ドラマの続編や、スピンオフ作品も豊富
また、実は連続ドラマの続編や、スピンオフ作品を豊富に楽しめるのもHuluの特徴のひとつ。特に「日本テレビ系」が充実している印象で、最近では『同期のサクラ』や『トップナイフー天才外科医の条件ー』のオリジナルストーリーも配信されました。最近は、連続ドラマの続編やスピンオフのクオリティも高くなっていて、魅力的な脇役が主人公となって活躍したり、何年後かの世界を見せてくれたりと、テレビ作品のおまけ的存在ではなくなってきています。ファンならずとも、Huluで観られるのはうれしいところ。
そんなドラマの続編やスピンオフ作品を含めた、ハラハラしたりクスクスしたり、少し不思議で心地いい気分になれたりする、イチオシのドラマを紹介します。
独特な世界観で描かれる極上ミステリーに酔いしれたい『ミス・シャーロック』
数多く映像化される名作シャーロックホームズの物語ですが、初めて女性のコンビが演じ、スリリングかつファッショナブルに謎を解き明かすのが『ミス・シャーロック』。竹内結子演じる風変りな探偵が冷酷で残忍な世界の真相に迫る世界観は、ミステリーファンとシャーロックファンの期待を裏切りません。
貫地谷しほり、滝藤賢一、中村智也といった、個性豊かでクールなキャストや贅沢なゲストも魅力。映像美とその臨場感はもちろん、毒々しさ、生々しさも含め心の動きも鮮明に丁寧に表現されている、ネット配信ドラマの実力に改めて驚く怪作です。
DATA
『ミス・シャーロック』
主演:竹内結子
脚本:丸茂周、小谷暢亮、政池洋佑、及川真実、森淳一
監督:森淳一、瀧悠輔、松尾崇
エグゼクティブプロデューサー:長澤一史、毛利忍、Jonathan Spink、Beibei Fan、石田和義
プロデューサー:戸石紀子、村上公一
シーズンイヤー:2018年
新しい風に吹かれて、至福のリラックスを届けてくれる『コートダジュールNo.10』
WOWOW×Huluの共同制作。9つの物語で異なる人物を演じる小林聡美と大島優子。ダンス教室、スナック、運動場、様々な舞台に、時折そのコスチューム? とククっと笑みをこぼしながら、至福のリラックスへと誘ってくれる『コートダジュールNo.10』。
どの作品もいたって自然、いたってふつう。日常にふと訪れる出会いや発見は、世界を動かすことはなくても私を気持ちよく動かしてくれそうです。ピアノの音が心地よく、こぼれる会話が他愛ない。至福のリラックスにつつまれたくなったら、ぜひ見てください。
DATA
『コートダジュールNo.10』
主演:小林聡美、大島優子
脚本:尾﨑英子、松本佳奈、たかのましろ
監督:松本佳奈
企画プロデュース:高野いちこ
シーズンイヤー:2017年
女子のリアルにクスクス笑いたいときは『架空OL日記』
架空だけどリアル、平凡だけど非凡、バカリズムがスカートをはきOLとしてごくごく自然に過ごす日々をリアルに淡々と描いた『架空OL日記』。こう見えて、映画にもなった人気作です! なかなかの非凡な設定なのに、描かれる日常はいたってリアル。その違和感すら目に入らないおかしさです。なぜそんなことを知っているの? と思いつつ、「それそれ、わかるわかる」とクスクスしながら、楽しやOL、楽しやおしゃべりの毎日に癒されます。
DATA
『架空OL日記』
主演:バカリズム
原作:バカリズム
脚本:バカリズム
監督:住田崇
演出:住田崇
シーズンイヤー:2017年
イラっとムカっとしながら、ガツンと刺激的な時間も必要『山岸ですがなにか』
2016年に放送された『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)で、ゆとりモンスターとして視聴者をいらだたせた、仲野太賀演じる山岸ひろむが主人公のスピンオフドラマ『山岸ですがなにか』。圧倒的の度合いが群を抜いている山岸へのいら立ちやうざさが強烈すぎて、傍観を決めて楽しむ作戦に転じ「お、山岸節」と見ると楽しんだ迷作。
サラリーマンを描く作品がそう多くない宮藤官九郎に「こう来るか」と感心するはず。面白いだけではない物語が、胸にほんわか灯ります。
DATA
『山岸ですがなにか』
主演:太賀
原作:宮藤官九郎
脚本:宮藤官九郎
監督:鈴木勇馬
演出:鈴木勇馬
プロデューサー:水田伸生、枝見洋子、仲野尚之
シーズンイヤー:2017年
難しいこと抜きで、名言と迷言に救われたい夜に『ニーチェ先生』
既存の接客魂を崩壊させるコンビニでアルバイトする主人公を中心に、個性豊かな人間模様をまじえながら描かれるコメディ。コンビニあるあるを堪能しながら、ドタバタ未満の淡々と、テンポよくに相反する間が、なんだか心地よく感じます。
主人公の辛辣なことばに理を感じざるを得ない不思議。シャカリキ働いたあとに、頭を空っぽにして見ると、プッと吹き出しながらも意外に的を射た彼らの思考に触れて「明日もまだまだやれる! 」と思える快作。脚本・演出は福田雄一。おもしろくないはずがありません。
DATA
『ニーチェ先生』
主演:間宮祥太朗
原作:ハシモト、松駒
脚本:福田雄一
監督:福田雄一
演出:福田雄一
シーズンイヤー:2015年
名探偵コナンファン必見! 怪盗キッド誕生の瞬間を知る『まじっく快斗1412』
最後にひとつ、アニメ作品も!
父親の謎の死を解き明かすため怪盗となった少年の物語。名探偵コナンにも登場する人気キャラクター・怪盗キッドが主人公の、コメディ色豊かな物語はファン必見です。天才マジシャンだった父親ゆずりのマジックの腕前といいIQ400といい、変装技術と身体能力といい、そもそもこんな高校生いる? のカッコよさとずば抜けた才能の持ち主・黒羽快斗の怪盗ぶりも堪能できますが、コナンに登場するクールなキッドとは違う一面を見せる、いたってドジな高校生活が私たちを楽しませます。
DATA
『まじっく快斗1412』
原作:青山剛昌
脚本:大野敏哉、岡田邦彦
監督:工藤進
演出:工藤進
シーズンイヤー:2014年
ありそうでなさそうな、なさそうでありそうな……そんな物語を紹介してきました。記事を参考に、Huluの世界に飛び込んでみては。
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