名作揃いの90年代ドラマ!アラフォーには懐かしいおすすめ作品を紹介
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90年代ドラマは、放送終了後も高評価を集める作品が多数あり、劇中の名台詞やファッションが一大ブームを巻き起こす時代でした。世代を超えて語り継がれる作品も多い中、ドラマに精通している竹本さんに今こそもう一度見たい90年代ドラマを紹介してもらいました!
イチオシスト:竹本 道子
『太陽にほえろ!』のスクラップブックをつくり友人と盛り上がったこども時代。夕方の再放送が見たくて一目散に帰宅した青春時代。撮影現場を垣間見た平成時代。尽きないドラマへの好奇心は令和もつづく。All About ドラマ ガイドを務める。
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バブルの華やかさを引き継ぎながらも、それぞれが人生の価値を自由に模索しはじめる90年代。ドラマの中でも、枠にとらわれることなく、自分らしくしなやかに生きる主人公たちが魅力的に描かれている作品が多いように感じます。
忖度や根回しを美徳とせず、直球勝負で現状を変えようとする。既存の価値観にとらわれず、新しい時代を築こうとするエネルギー。そんなパワフルさが、90年代ドラマの魅力ではないでしょうか。
恋に仕事に全力投球……令和の今も、まぶしく光るドラマ作品がズラリ! さっそくイチオシドラマを紹介していきましょう。
脱サラで警察官となった青島俊作(織田裕二)を中心に、湾岸署の活躍を描いた『踊る大捜査線』。
時代とともに複雑化する犯罪に立ち向かう、特殊能力のない“普通”の刑事たち。だからこそ感動もひとしおなんですよね。既存の刑事ドラマとは違ったリアリティ、スピンオフや映画化などのシリーズ化を成功させたことなどから、刑事ドラマの金字塔と言っても過言ではない名作となりました。ユーモアたっぷりでリズミカルな描写や、カエル急便やレインボー饅頭といった番組オリジナルのアイテムも魅力。
DATA
『踊る大捜査線』
主演:織田裕二
脚本:君塚良一
演出:本広克行、澤田鎌作
オープニング:松本晃彦「Rhythm And Police」
エンディング:織田裕二withマキシ・プリースト「Love Somebody」
さえないモデル・葉山南(山口智子)と、さえないピアニスト・瀬名秀俊(木村拓哉)の同居生活が人生を大きく動かしていく、いい意味で“王道”のラブストーリー。花婿に逃げられた南が白無垢で大通りを駆け抜ける第1話から、90年代特有のエネルギーに溢れていてワクワクするはず。膝を抱える夜があっても、懸命にしなやかに生きる……そんな若者たちの姿が瑞々しく得あかれているのが魅力です。ときめく言葉や仕草にドキドキしながら、「LA・LA・LA LOVE SONG」のメロディに心を揺らしてみてください。
DATA
『ロングバケーション』
主演:木村拓哉
脚本:北川悦吏子
演出:永山耕三、鈴木雅之、臼井裕詞
主題歌:久保田利伸 with Naomi Campbell「LA・LA・LA LOVE SONG」
かつて暴走族のリーダーだった鬼塚英吉(反町隆史)が、高校教師となりいくつもの問題と格闘する、人気漫画が原作の学園ドラマ。教師にも生徒にも問題山積で、人を傷つけることが日常化している高校に、シンプルでまっとうな感覚の鬼塚がハチャメチャな方法で立ち向かう姿は、おかしいのに泣けてきます。自由に生きる意味をはき違えると、そこにあるのは身勝手。自由だけど身勝手とは違う主人公の生き方は、見ている私たちの胸に響くはず。生徒役の小栗旬や池内博之をはじめ、贅沢なキャストも見どころです。
DATA
『GTO』
主演:反町隆史
原作:藤沢とおる
脚本:遊川和彦、菅良幸
企画:山崎一彦、濱星彦
主題歌: 反町隆史「POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~」
犯人が誰かではなく、「犯人が犯行を認めるまでの心理戦」を魅せる斬新な演出が特徴の『古畑任三郎』。SMAPや明石家さんま、イチローなど多彩な犯人役も、話題になりました。気ままにふるまっているかのような田村正和演じる古畑任三郎の観察力と、ジワリジワリと迫る独特の緊張感は秀逸で、まさに大人が楽しめる希少なドラマと言えるでしょう。オープニングの映像や音楽も贅沢で、こだわりと完成度の高さは90年代の賜物です。3シーズンに加えスペシャル版も多く、複層的に仕掛けられる人間模様も好奇心をくすぐります。
DATA
『古畑任三郎』
主演:田村正和
脚本:三谷幸喜
演出:星護、河野圭太、松田秀知、鈴木雅之、佐藤祐市、平野眞(今泉慎太郎)
ヒモ生活が破綻した広海(反町隆史)と、プロジェクトが失敗した商社マン海都(竹野内豊)が海で過ごす夏を描いた物語。自由で解放的な季節だからこそ、心をカラッポにできる……夏は休日であり、新しい世界に向かって助走する季節なのかもしれません⁉ 誰かを想いながら、怒ったり泣いたりすることは、幸せなことだと教えてくれます。かけがえのない夏が恋しくなったら、ビーチボーイズを想いだして! 青い空と潮が香る風景に、胸をキュンキュンさせてください。
DATA
『ビーチボーイズ』
主演:反町隆史、竹野内豊
脚本:岡田惠和
演出:石坂理江子、澤田鎌作、木村達昭
主題歌:反町隆史 with Richie Sambora「Forever」
満帆商事総務部庶務二課、通称ショムニのメンバーが、会社の理不尽に立ち向かい、権力を振りかざすカッコ悪さにモノ申す痛快コメディ。憧れの部署という印象は薄く、花形とも言えない庶務課の描写は新鮮。下を向かず卑屈にならず闘い続ける彼女たちの姿勢は、「人生、それでいいの? 」と画面の向こうから私たちに問いかけます。90年代らしい作品と言えますが、環境は変わっても意識改革が追いつかない令和の現実もしかり、「情けないね」と彼女たちの一喝が聴こえてきそうです。
DATA
『ショムニ』
主演:江角マキコ
原作:安田弘之
脚本:高橋留美
演出:鈴木雅之
主題歌:IZAM with ASTRAL LOVE「素直なままで」
90年代ドラマの登場人物たちには、キラキラとまぶしい部分と、まぶしいだけじゃないリアリティがバランスよく共存しているのが魅力。枠にとらわれない自由奔放さと、芯のあるしなやかな強さは、ぜひ90年代ドラマに学びたいところ。今の自分に響く作品を見つけてみてください。
忖度や根回しを美徳とせず、直球勝負で現状を変えようとする。既存の価値観にとらわれず、新しい時代を築こうとするエネルギー。そんなパワフルさが、90年代ドラマの魅力ではないでしょうか。
恋に仕事に全力投球……令和の今も、まぶしく光るドラマ作品がズラリ! さっそくイチオシドラマを紹介していきましょう。
刑事ドラマを次世代へ大きく動かす瞬間を、自分の目で見ておきたい『踊る大捜査線』シリーズ(1997年~)
脱サラで警察官となった青島俊作(織田裕二)を中心に、湾岸署の活躍を描いた『踊る大捜査線』。
時代とともに複雑化する犯罪に立ち向かう、特殊能力のない“普通”の刑事たち。だからこそ感動もひとしおなんですよね。既存の刑事ドラマとは違ったリアリティ、スピンオフや映画化などのシリーズ化を成功させたことなどから、刑事ドラマの金字塔と言っても過言ではない名作となりました。ユーモアたっぷりでリズミカルな描写や、カエル急便やレインボー饅頭といった番組オリジナルのアイテムも魅力。
\d払いがとってもおトク!/
DATA
『踊る大捜査線』
主演:織田裕二
脚本:君塚良一
演出:本広克行、澤田鎌作
オープニング:松本晃彦「Rhythm And Police」
エンディング:織田裕二withマキシ・プリースト「Love Somebody」
とびきりの恋に浸ってラブソングを歌いたくなったら『ロングバケーション』(1996年)
さえないモデル・葉山南(山口智子)と、さえないピアニスト・瀬名秀俊(木村拓哉)の同居生活が人生を大きく動かしていく、いい意味で“王道”のラブストーリー。花婿に逃げられた南が白無垢で大通りを駆け抜ける第1話から、90年代特有のエネルギーに溢れていてワクワクするはず。膝を抱える夜があっても、懸命にしなやかに生きる……そんな若者たちの姿が瑞々しく得あかれているのが魅力です。ときめく言葉や仕草にドキドキしながら、「LA・LA・LA LOVE SONG」のメロディに心を揺らしてみてください。
\d払いがとってもおトク!/
DATA
『ロングバケーション』
主演:木村拓哉
脚本:北川悦吏子
演出:永山耕三、鈴木雅之、臼井裕詞
主題歌:久保田利伸 with Naomi Campbell「LA・LA・LA LOVE SONG」
型にはまった身勝手と型を外した自由と。シンプルな思考を取り戻したいとき『GTO』(1998年)
かつて暴走族のリーダーだった鬼塚英吉(反町隆史)が、高校教師となりいくつもの問題と格闘する、人気漫画が原作の学園ドラマ。教師にも生徒にも問題山積で、人を傷つけることが日常化している高校に、シンプルでまっとうな感覚の鬼塚がハチャメチャな方法で立ち向かう姿は、おかしいのに泣けてきます。自由に生きる意味をはき違えると、そこにあるのは身勝手。自由だけど身勝手とは違う主人公の生き方は、見ている私たちの胸に響くはず。生徒役の小栗旬や池内博之をはじめ、贅沢なキャストも見どころです。
\d払いがとってもおトク!/
DATA
『GTO』
主演:反町隆史
原作:藤沢とおる
脚本:遊川和彦、菅良幸
企画:山崎一彦、濱星彦
主題歌: 反町隆史「POISON ~言いたい事も言えないこんな世の中は~」
主人公の名推理を堪能。ミステリーが恋しい夜は『古畑任三郎』シリーズ(1994年~)
犯人が誰かではなく、「犯人が犯行を認めるまでの心理戦」を魅せる斬新な演出が特徴の『古畑任三郎』。SMAPや明石家さんま、イチローなど多彩な犯人役も、話題になりました。気ままにふるまっているかのような田村正和演じる古畑任三郎の観察力と、ジワリジワリと迫る独特の緊張感は秀逸で、まさに大人が楽しめる希少なドラマと言えるでしょう。オープニングの映像や音楽も贅沢で、こだわりと完成度の高さは90年代の賜物です。3シーズンに加えスペシャル版も多く、複層的に仕掛けられる人間模様も好奇心をくすぐります。
\d払いがとってもおトク!/
DATA
『古畑任三郎』
主演:田村正和
脚本:三谷幸喜
演出:星護、河野圭太、松田秀知、鈴木雅之、佐藤祐市、平野眞(今泉慎太郎)
夏を感じる幸せと海を感じる幸せを教えてくれる。夏が恋しくなったら彼らを! 『ビーチボーイズ』(1997年)
ヒモ生活が破綻した広海(反町隆史)と、プロジェクトが失敗した商社マン海都(竹野内豊)が海で過ごす夏を描いた物語。自由で解放的な季節だからこそ、心をカラッポにできる……夏は休日であり、新しい世界に向かって助走する季節なのかもしれません⁉ 誰かを想いながら、怒ったり泣いたりすることは、幸せなことだと教えてくれます。かけがえのない夏が恋しくなったら、ビーチボーイズを想いだして! 青い空と潮が香る風景に、胸をキュンキュンさせてください。
\d払いがとってもおトク!/
DATA
『ビーチボーイズ』
主演:反町隆史、竹野内豊
脚本:岡田惠和
演出:石坂理江子、澤田鎌作、木村達昭
主題歌:反町隆史 with Richie Sambora「Forever」
相手が誰であろうと理不尽なことには服従しない! そんな勇気がほしいときに『ショムニ』(1998年~)
満帆商事総務部庶務二課、通称ショムニのメンバーが、会社の理不尽に立ち向かい、権力を振りかざすカッコ悪さにモノ申す痛快コメディ。憧れの部署という印象は薄く、花形とも言えない庶務課の描写は新鮮。下を向かず卑屈にならず闘い続ける彼女たちの姿勢は、「人生、それでいいの? 」と画面の向こうから私たちに問いかけます。90年代らしい作品と言えますが、環境は変わっても意識改革が追いつかない令和の現実もしかり、「情けないね」と彼女たちの一喝が聴こえてきそうです。
\d払いがとってもおトク!/
DATA
『ショムニ』
主演:江角マキコ
原作:安田弘之
脚本:高橋留美
演出:鈴木雅之
主題歌:IZAM with ASTRAL LOVE「素直なままで」
90年代ドラマの登場人物たちには、キラキラとまぶしい部分と、まぶしいだけじゃないリアリティがバランスよく共存しているのが魅力。枠にとらわれない自由奔放さと、芯のあるしなやかな強さは、ぜひ90年代ドラマに学びたいところ。今の自分に響く作品を見つけてみてください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。