ホロホロ崩れる庄谷の「和の心」はスペインの伝統菓子ポルボロンそっくり!
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スペインのクリスマスに欠かせないお菓子だという「ポルボロン」。スペインに住んでいた秦さんも、そんなポルボロンがお気に入りだそうです。今回は、「スペインのポルボロンよりおいしい!」というほど感動したという庄谷の「和の心」を紹介してくれました!
イチオシスト:秦 真紀子
スペイン・バルセロナに18年間暮らし、料理・製菓・ワインの専門学校へ。スペイン国認定のソムリエ資格を取得し、最優秀ソムリエのいた「モー」などで修業を積み、スペイン関連著書は5冊。現在は拠点を日本に移し、観光情報や飲食・カフェ・スイーツ情報にも携わる。
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「ポルボロン」はスペインでクリスマスに食べられるお菓子で、口の中でホロッと崩れる食感が楽しい素朴なクッキー。日本でも少し知られるようになり、「ポルボロン」やイタリア語の「ポルボローネ」などとして販売されています。でも本来は庶民的なお菓子なのに日本では小さく高級だったりして、私はあまり納得できませんでした。そんな時知り合いが好きなお菓子として紹介してくれたのがの庄谷の「和の心」でした。
ホロホロ崩れるスペイン伝統クッキーとの出会い
さくっとした食感の平べったい形のものがクッキーだと思っていたので、スペインでポルボロンに出会った時は衝撃でした。丸い、大きい、ポロポロして柔らかい! そんな、 ポルボロンは、小麦粉、アーモンドプードル、ラード、シナモン、粉砂糖で作ります。スペインの伝統菓子らしく、バターを使わない素朴な風味のお菓子です。
スペインでは「ポルボロン、ポルボロン、ポルボロン」と3回唱えて食べると願いが叶うという言い伝えがあるらしい……と日本の人たちに聞いたのですが、スペインでポルボロンを販売しているお菓子屋さんの人に尋ねると「聞いたことないよね」とのことでした。スペインにいた時は、まさか日本でも食べられるとは思っていませんでしたが、割といろんなお店で似たようなものが販売されていることがわかりました。
探し求めていた和風ポルボロンと出会った!
某スーパーで販売されている「ポルボローネ」を食べたことがあるのですが、ひとつずつが小さめで高級感がありすぎました。気軽に食べられるポルボロンが懐かしいと思っていました。
そんな時、知り合いが好きなお菓子としての「庄谷のホロホロしたクッキー」と話していて、大阪のデパートで買えることを知り、自分と家族分を購入してみました。その時は、ポルボロンに似ているだろうとは思っていなかったのですが、食べてみてびっくり! まさに探し求めていたものでした。
価格も410円と買いやすいのでお試しにぴったり。最初は抹茶、きな粉、和三盆の3種類を購入しました。私が購入したものは最もカジュアルなビニールの袋入りのものでしたが、手土産用には素敵な箱入りのものもあります。
パッケージはシンプルですが上品。ビニールタイプのものは、「和三盆とは~」というような商品の説明が表面に書かれているので、わかりやすいのも特徴です。
サイズ大きめで食べ応えもある!
410円のものは8個入りで数はあまり多くありませんが、さいころ型で比較的大きめ。粉がたっぷり入っているので袋から出して盛り付けると映えます。スプーンでたっぷりの粉と一緒に食べるのがイチオシ。それでも粉が余ったら、バニラアイスにかけるともう一度おいしいです。
抹茶、黒糖、和三盆、きな粉の4種類があります。私が特に好きなのは、濃厚な抹茶がたっぷりかかっている抹茶味。緑茶と一緒に味わいたいです。
店の人に聞いてみた一番人気は和三盆。プレーン味ということらしいですが、徳島の名産の和三盆糖がたっぷり。普通の砂糖よりきめが細かく甘みも上品です。コーヒーや紅茶とも合いそう。
個人的には「スペインのポルボロンよりおいしい!」と思いました。パッケージの袋はファスナー式なので、粉いっぱいのお菓子でも一気に食べきる必要はありません。持ち歩いた時に割れづらい点もポイントが高いです。一度食べてみてほしいお菓子です。私は黒糖をまだ食べたことがないので今度買ってみようと思います。
DATA
庄谷|和の心
味:和三盆、黒糖、抹茶、きな粉
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