映画『坂道のアポロン』のサントラは休日の朝に聴きたいJazzの名曲がたくさん
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ドラマに詳しい竹本さんが「ジャズ好きならずとも、休日の朝のBGMとして聴いてほしい」とおすすめしてくれたのが、映画『坂道のアポロン』のサントラ。一度映画を観てから聴くと、さらに心に響いて、気持ちの良い朝になるんだそう!
イチオシスト:竹本 道子
『太陽にほえろ!』のスクラップブックをつくり友人と盛り上がったこども時代。夕方の再放送が見たくて一目散に帰宅した青春時代。撮影現場を垣間見た平成時代。尽きないドラマへの好奇心は令和もつづく。All About ドラマ ガイドを務める。
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映画『坂道のアポロン』は、高校生3人が未来へと進んでいく青春の物語です。優しい光とジャズの雰囲気が観る人を穏やかで懐かしい気持ちにさせてくれます。この映画のサントラでは、耳にしたことのあるジャズナンバーが心地よいピアノで流れます。
ドラマガイドとして数々の映画を観てきた中でも、大好きな作品のひとつ。映画を観てからサントラを聴くと、その良さもまたひとしおなんです。
休日の朝にゆっくり聴いていると、自分にも優しくて明るい未来が訪れるはず……そんな気持ちになれて、おすすめですよ。
映画『坂道のアポロン』には、光きらめくメロディーがあふれている
高校生3人の物語、映画『坂道のアポロン』は、光の差し込む風景が観る人の心を優しく包みます。ジャズが好きだと叫ぶわけでも、人生を説く年長者がいるわけでもなく、未来に向かう穏やかな光が映像や音楽から溢れてきます。すべての風景に射しこむ光は決して途切れることはなく、きらきらと青春時代を想い起こさせてくれます。
青春時代は終わっても、未来に向きながら今日を明るく生きようとする心は持ち続けていいはず。休日の朝にこのサントラを聴くと、作品の持つ希望に照らされるような気持になり、いい1日を過ごせそうです。
サントラを聞くだけで、休日の朝が1日を豊かになるはず
映画の中で、演奏が始まると誰もが笑顔になるシーンが印象に残ります。日々封じ込めた心を解放してくれるのは、音楽の素晴らしいところですよね。この映画のサウンドトラックでは芽吹く生命の美しさを繊細に表現した、鈴木正人の洗練された演奏が心地よく耳に響きます。JAZZの名曲「Moanin'」、「サウンド・オブ・ミュージック」の挿入歌「マイ・フェイバリット・シングス」など、どこかで聴いたことのあるJAZZナンバーが気持ちよくスィング。
聞けばきっと、切なさややるせなさを乗り越えた、透明感のあるしなやかなピアノの音色、自然体で力強くまっすぐなドラムの音に胸を打たれるはず!
家族で好きな曲の話に花を咲かせたり、出発前に気分をあげたり、音楽と一緒に気持ちのいい休日の朝を過ごしてください。
DATA
株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ | 坂道のアポロン サウンドトラック&ジャズ演奏曲集
音楽:鈴木正人
ディスク枚数:1枚
総曲数:32曲
収録時間:41分37秒
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