三井ホーム、コムテックスの産業廃棄物管理システム導入で広域認定制度の運用開始へ
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三井ホームが、コムテックス株式会社の産業廃棄物管理システムを導入し、産業廃棄物の広域認定制度の運用を開始しました。これにより、業務の標準化、DX推進、法令遵守体制の強化を図ります。
概要
三井ホームにおける広域認定制度の運用に向けた廃棄物管理DX導入の背景
建設業界における廃棄物処理の適正化と法令対応の厳格化を受け、現場から発生する産業廃棄物の正確な把握と一元管理体制の構築が求められています。三井ホームは、建築現場からの産業廃棄物削減とリサイクル促進のため、広域認定制度の活用を検討してきました。この制度により、複数現場の廃棄物集約管理、再資源化の最大化、排出から処理までの一元管理による透明性向上、コンプライアンスリスク低減、環境負荷低減などが期待されます。
制度運用における課題
広域認定制度の実務運用には、トレーサビリティ確保、複数拠点・協力会社間の運用ルールの統一、記録のデジタル化、帳票作成の業務負荷、運用の属人化、最新法令への対応などが課題でした。また、IT・DXの観点では、現場での入力作業負荷増大、重量データ等とのリアルタイム連携不足、事業者間での情報共有の難しさがありました。
システム選定と拡張
これらの課題解決のため、コムテックスの既存システムを拡張する方針となりました。この既存システムは、労働安全衛生法に基づき、協力会社および作業員の資格情報、現場入退場情報、作業状況をリアルタイムで把握・共有するもので、複数拠点の現場情報を統合管理し、情報連携を円滑にする実績があります。広域認定制度で求められる「廃棄物の追跡管理」「現場情報の統合」「法令遵守を支える証跡管理」との親和性が高いことから、本制度の目的達成に対応できると判断されました。
RFIDラベル活用による効率化
システム概要導入されたシステムは、発生した産業廃棄物にRFIDラベルを貼付し、搬出・回収・受入の各工程でハンディターミナルによりデータを取得・連携します。処理センターで計測された重量データはBluetooth通信で自動取得され、管理システムへ集約されることで、排出から収集運搬、処理までの一連の流れをリアルタイムで可視化します。
主な特徴
- 現場作業員によるスキャン運用で入力工数を削減
- RFIDラベルの自動識別で確認作業を効率化
- 処理センターの重量データを自動反映し、記録漏れを防止
- 搬出から処理までの情報を一元管理
- ペーパーレス化、データの信頼性向上、法令対応の強化を実現
具体的な活用内容と期待される効果
活用内容と効果本システムの導入により、産業廃棄物の排出状況をリアルタイムで把握し、処理業務を効率化します。分別精度の向上による回収漏れ・記録漏れの防止、輸送の最適化、管理帳票やマニフェストへの転記作業削減による事務負担の大幅軽減、RFID管理による品目別回収状況の証跡自動取得などが期待されます。これにより、広域認定制度運用に伴うコストおよびリスクを大幅に低減させます。
さらなる貢献
排出量データの収集・分析を通じて、設計・調達工程への改善フィードバックも可能となり、廃棄物削減と資源循環の促進にも貢献します。
今後の展開
段階的な展開本取り組みは、2026年4月より中部・関西エリアの一部拠点での運用を開始し、実績や改善点を検証しながら、全国拠点へ段階的に展開する予定です。
持続可能な社会への貢献
今後は、さらなる改善とデータ分析基盤の構築などを通じて、業務効率化に加え、環境配慮と法令遵守を両立させた持続可能な循環型社会への貢献を目指します。
まとめ
三井ホームは、コムテックスの産業廃棄物管理システムを導入し、広域認定制度の運用を開始しました。これにより、廃棄物管理のDXを推進し、業務効率化、透明性向上、法令遵守強化を図るとともに、環境負荷低減と資源循環の促進に貢献します。同制度は、2026年4月より一部エリアで運用開始され、全国展開を予定しています。関連リンク
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