テレビ史上最恐の放送事故 舞台となるトーク番組の歩み ホラー映画「悪魔と夜ふかし」本編映像
2024年10月4日より劇場公開される、オーストラリア映画界から新たに誕生したホラー映画「悪魔と夜ふかし」から、テレビ史上最恐の放送事故の舞台となる、深夜トーク番組「ナイト・オウルズ」の歩みをたどる本編映像が公開された。
映像では、まるで1970年代に実際に放映されていた番組かのように、当時を思わせるレトロな記録映像が小気味良い編集で切り取られている。映像には、「キング・オブ・レイト・ナイト」として知られる実在のアメリカの大物司会者ジョニー・カーソンが、ジャックのライバルとして登場。“ファウンド・フッテージ”スタイルらしい、現実と虚構を行き来した映像となっている。
「ナイト・オウルズ」は、アメリカの深夜トーク番組のスタイルにのっとった番組として描かれている。ニュースが終わる23時前後から放送されるアメリカの深夜トーク番組は、番組の顔である司会者がその日の時事ネタに切り込み、大物セレブらをゲストに呼ぶインタビューコーナーやコントなどで構成されている。「ナイト・オウルズ」のホストは、シカゴの人気ラジオ・アナだったジャック・デルロイ。人気番組として瞬く間に成長し、放送局との5年契約を締結。番組はエミー賞候補にも選ばれるなど飛ぶ鳥を落とす勢いのジャックが、“深夜の帝王の座”を狙っていることが映像で描かれている。
「悪魔と夜ふかし」は、1977年のハロウィンの夜を描いた作品。視聴率調査週間にあたるこの日、放送局UBCの深夜のトークバラエティ番組「ナイト・オウルズ」では、司会者ジャック(デヴィッド・ダストマルチャン)が、生放送のオカルト・ライブショーで人気低迷を挽回しようとしていた。霊聴、ポルターガイスト、悪魔祓いと、怪しげな超常現象が次々とスタジオで披露される中、目玉企画としてルポルタージュ「悪魔との対話」の著者であるジューン博士と、本のモデルとなった悪魔が憑くという少女リリーが登場。視聴率獲得に必死のジャックは、“悪魔”を生出演させようともくろむ。
監督は、コリン&キャメロンのケアンズ兄弟。「エクソシスト」「キング・オブ・コメディ」など 1970年代から80年代の名作へのオマージュを盛り込みつつ、クールでレトロなビジュアルとリアルな映像演出で新たな恐怖を創出している。「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」のデヴィッド・ダストマルチャンが、愛嬌と狂気の同居する複雑なキャラクターの主人公を演じている。
【作品情報】
悪魔と夜ふかし
2024年10月4日(金)TOHO シネマズ 日比谷ほか全国順次ロードショー
配給:ギャガ
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記事提供元:映画スクエア
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