昨年は台湾で“苦い経験”も 女王・佐久間朱莉が挑む前人未踏の記録「今できることを全力で」
イチオシスト
<台湾ホンハイレディース 事前情報◇11日◇ザ・オリエントゴルフ&カントリークラブ(台湾)◇6720ヤード・パー72>
先週の国内ツアー開幕戦を制した佐久間朱莉は、台湾で“前人未踏の記録”を目指していく。
女王として臨んだ沖縄での勝利は、やはり反響も大きかった。「たくさんの人がお祝いのメッセージを送ってくれて、年間女王らしいプレーだとコメントももらえました。開幕戦はいろいろな方が見てくれている。(原)英莉花ちゃんや(西郷)真央ちゃんからも『おめでとう』と連絡をいただけたのはうれしかったです」。同じジャンボ軍団の姉弟子たちから祝福された話を明かす時には、笑顔も弾ける。
ただ、その余韻に浸る間もなく、日曜日中に台湾へ移動し深夜に到着した。月曜日は練習のみで切り上げ、火曜日のプロアマ、さらに開幕前日の水曜日はハーフラウンドで調整。台湾を満喫する余裕も「ないです」というほどだ。「その時間があるなら休んでます」。優勝争い後の体には疲労感も残っている。
この台湾は、苦い思い出も残っている場所。昨年の「ダイキンオーキッドレディス」開幕前週に、今回と同じコースで行われた台湾ツアー「フォックスコンTLPGAプレーヤーズ選手権」に出場。そこで「胃腸炎」による体調不良、そして40度を超す高熱に襲われた。その経験を繰り返さぬよう、「ご飯はあたらないように火が通っているものを食べて、うがいも買ってきた水でやっています。体調を崩さないことだけ気を付けています」と、万全を期している。
今年は、その場所でいい思い出を残したい。1988年のツアー制度施行後、開幕からの2連勝を達成した選手はいない。ただ、その話題を振られても自然体。「先週勝ったからといって、気持ちにどうこうの変化はあまりないです。今できることを全力でできれば」。結果はその先についてくる。
日台共催大会。いわば女王の佐久間は“日本の総大将”ともいえる存在だ。「日本ツアーに出ているので海外でプレーすることは数少ない。違う国でプレーするのは楽しみだし、違う国の選手とプレーするのも少ない。学べるところは学んでいきたいと思います」。この大会を終え帰国した後の16日には、東京都内のホテルで開かれる「尾崎将司 お別れの会」に出席。師匠へ最高の報告をするため、異国でもその強さを見せつけたい。
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