「正直もう使ってなかった…」アルスト熱を再燃させた15gの“天才パーツ”が優秀すぎた
イチオシスト
記事中画像撮影:筆者
アルコールストーブ、最近使わなくなったな…

みなさん、アルコールストーブは使っていますか? 僕自身、これまで長く愛用してきましたが、正直なところ最近は少し新鮮味を感じなくなり、いわゆるスタンダードなタイプを手に取る機会が減っていました。
実際ガスバーナーの方が便利だと感じる場面も多く、いわば“アルスト離れ”していたひとりです。
そんな僕ですが、「もう一度アルコールストーブを使いたい」と思わせてくれるアイテムが登場しました。しかも、あのベルモントから!
アルスト熱が再燃した画期的パーツをご紹介

それが、ベルモントの「山徳」です。このパーツだけを見ると「一体どうやって使うの?」となりますよね。でも、実際にフィールドで使ってみると、その発想の面白さと使い勝手の良さに思わずニヤリ。
今回はこの「山徳」を試してみたので、使用感をレビューしていきます!
山徳ベルモント

ベルモント「山徳」とは
アルコールストーブ用のゴトク

一見何かの金属パーツのような「山徳」ですが、その正体は色々なアルコールストーブ本体に付けられるゴトク。3点支持で支えるゴトクなので、3つでひとセットになります。
素材はチタン

「山徳」の素材は、チタン。チタンは使い込むうちに表面の色が変化していく素材なので、いわゆる“チタン焼け”による味が出て、愛着が湧いていくのが待ち遠しい!
しかも「山徳」は、あの有名な燕三条で作られている筋金入りのメイドインジャパンアイテム。日本の高い技術力と繊細さを、手にしただけで感じ取ることができるような質感です。
3つでたったの15g。コンパクトにスタッキングして収納可能

重量は、全部で15.6g(5.2g×3)。このようにスタッキングすることで、コンパクトにひとまとめにできます。

一般的なアルコールストーブ用のゴトクと言えば、アルコールストーブ本体より大きいようなサイズのものが主流ですよね。
それに比べると「山徳」は、かなり小さい。この収納性の良さも、再びアルコールストーブに手が伸びた理由でもあります。

重ねたままクッカーやアルコールストーブの微妙な隙間にも入れることができるので、このコンパクト設計はデッドスペースを無くす対策としても有効です。
ではさっそく、アルコールストーブにセットしてお湯を沸かしてみます!
お湯を沸かしてみよう
アルコールストーブのフチにひっかけるだけ

重めのアルコールストーブは手放してしまったのですが、20gという軽さから手元に残しているのが「TOAKS」のチタンアルコールストーブ。今回は、これで「山徳」を試してみます。
チタンアルコールストーブTOAKS

フチにひっかけるようにしてセットするのですが、ここで気づいたのがゴトクをセットしたままでも燃料用アルコールが入れること! これはなかなか快適。一度セットしたゴトクは、触らなくてもOKです。
安定感は問題ナシ

300mlのお水を入れたクッカーを上に置いてみたところ、なかなかの安定感。
使っているアルコールストーブは小さいものの、ゴトクの幅があるおかげで多少大きめのクッカーを置いても安定してくれそうです。
燃焼にも問題なし

取り付けても燃焼を妨げている様子はなく、炎の立ち上がりもスムーズ。
ゴトクの高さも燃焼効率のいい位置に収まっているため、燃料を無駄に消費してしまう心配もありません。「山徳」、優秀です!
チタンで冷めやすいから、すぐに片付けられる

「山徳」は熱伝導率の低いチタン製なので、使用したばかりの熱々な状態でも、30秒も放置しておけばすぐに冷めてくれます。
コーヒー飲んだらすぐ帰る! というせっかちな僕にとって、ここは片付けるときにわかった思わぬメリットでした(笑)。
アイディアに脱帽!「山徳」のすごいところ
「外」と「内」の2パターンで、臨機応変な取り付けができる

「山徳」の“なるほどポイント”は、セットする向きを変えるだけでゴトクの幅を調整できるところ。外向き・内向きといった具合に向きを変えることで、クッカーのサイズに合わせて幅を切り替えられる仕組みになっています。
こちらが外向きで……

こちらが内向き。それぞれのパターンで対応しているクッカーや鍋の直径は、内向きは4cm、外向きは7.5cmのようです。
シェラカップ+固形燃料というパターンもアリ

もう少し直径が大きいクッカーを使いたい場合。「山徳」を外向きで取り付けても、直径が広がった分どうしても斜めになってしまい、これでは使えません。

そこで、アルコールストーブを大きめのクッカーやシェラカップに変えて、こんな風に内向きにセットしてのせれば見事に安定!

そして、この場合に使う燃料は固形タイプ。
カップの底にアルミ皿やトレーを置いて、その上に固形燃料をセットし、フチに「山徳」をかけてクッカーをのせます。

こうすればアルコールストーブよりさらに軽量化できるし、コーヒーを一杯だけ……という程度の、ちょっとした湯沸かしであればこれで十分です。
なんと!ポットリフターにもなる

そして「山徳」は、単体でノーハンドルクッカー用のリフターとしても使えます。チタン製なので熱伝導率が低く、熱々のポットをつかんでも熱が手まで伝わりにくいのがポイントです。
ただし、持ち手部分はかなりコンパクトなため、クッカーよりもポットを持ち上げる用途のほうが向いている印象。また、表面がツルツルしたクッカーだと滑って落ちてしまう可能性があり、その状態でお湯を注ぐのは少し不安があります。
使うなら、フチに引っかかりのあるポットを組み合わせたほうが安心でしょう。
知っておくと良いこと
やはりメジャーなアルコールストーブの方が相性が良い

僕はメジャーなアルコールストーブは手放した反面、珍しいアルコールストーブは集めたいという“アルストマニア”な一面が。
ですが、特殊なアルストに「山徳」はなかなかフィットしませんでした。

今回使ったTOAKSのアルコールストーブも、直径が小さいため「山徳」を内向きにセットすると干渉してしまい、このパターンでは使用できませんでした。
ただ、クッカーの中に収める形でセットすれば、使用は可能。こうして組み合わせや使い方を試しながらベストな形を探っていくのも、まるでパズルのようで面白いポイントだと感じました。

やはりどちらかというと、エバニューのチタンアルコールストーブやトランギアのアルコールバーナーといった、定番のアルコールストーブの方が相性は良さそうです。
どちらも愛用している方が多いギアなので、そうしたストーブを持っている人にとって「山徳」は活躍してくれるアイテムだと思います。
チタンアルコールストーブエバニュー

アルコールストーブトランギア

風防があると安心

風の影響はもちろん出ますので、使用する際はウインドスクリーン(風防)は必須。直径に合わせて風防を選ぶことをおすすめします。
アルストブーム再来か!?

以上「山徳」のご紹介でした。
「山徳」を使ってもう一度、昔使っていたアルストを引っ張り出してスタッキング! からの燃焼実験! そしてリフトにして眺める! アルスト再燃のきっかけに、「山徳」を試してみてはいかがでしょうか?
山徳ベルモント

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記事提供元:CAMP HACK
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