「跡取り娘」を地域で育てる 名古屋市の椙山女学園大学で女性後継者向け連続講座
イチオシスト
イギリスやイタリア、北欧には遅れたが、アメリカより早く政界のトップに女性が就任した日本。しかし、家業を継ぐ経営者、いわゆる「跡取り」にはまださまざまな困難があるようだ。名古屋市の椙山女学園大学では、家業を継ぐ立場にある女性を対象に、一般社団法人 日本跡取り娘共育協会(東京)の講師を招いての実践型講座「跡取り娘のためのファミリービジネスアカデミー」を、5月23日(土)から5回にわたって開催する。
東海地域には、製造業や建設業・老舗商店など、家業を営む中小企業が多い。だが「後継者=男性」という慣習はまだ根強く残り、女性が家の中で“後継者候補”として扱われなかったり、また自分自身も自覚せずに過ごしてきたり、実際に後継者として経営に携わってからも、親族や従業員からの偏見にさらされることも少なくないという。
そこで、「家業を継ぐべきか悩んでいる」「従業員へのリーダーシップに自信が持てない」「親や兄弟、社員との関係に戸惑っている」「経営を学びたいが、誰にも相談できない」といった、女性後継者特有の悩みに応えることを目的とした地域連携型の公開講座を企画した。全5回の講座では、さまざまなテーマを段階的に学ぶ。東海地域の女性経営者もゲストスピーカーとして登場する。
5月23日(土)の第1回では、ファミリービジネスの基礎を学びながら、「私はどんな後継者になりたいのか」を言語化する対話型セッションを行う。6月13日(土)の第2回では、決算書の見方やSWOT分析などを通じて、自分の家業を“経営の言葉”で説明できる力を養成。7月11日(土)の3回目には、親・兄弟姉妹・配偶者・古参社員との関係など、女性後継者が直面しやすい葛藤を、事例と対話で掘り下げ、地元女性経営者との対談も実施する。7月25日(土)の4回目には、自社株承継の基礎に加え、「後継者としての自信と誇り」をどう築くかを考える。8月8日(土)の最終回では、「わたしは、どう家業を継ぐのか」を自分の言葉で発表し、修了式が行われる。
受講料は6万2500円(教材費込み)。申し込みは3月9日(月)から、椙山女学園大学 ライフデザインカレッジのホームページ内、「起業・副業講座」のコーナーから受け付ける。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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