あなたのSNS、仕事のストレス映ってない? アプリ × 地方で最大17pt差の衝撃
イチオシスト
あなたのSNS、「仕事のストレス」映っていませんか?
日曜の夜、ベッドの中でなんとなくSNSを開く。タイムラインに流れてくる投稿を眺めているうちに、月曜の朝が重く感じてくる——そんな経験に心当たりがある方は少なくないはずです。
「SNSの使い方と仕事のストレスって、関係あるの?」と思うかもしれません。ところが今回、写真共有リワードSNS『ポイシャ(POISHA)』を運営する株式会社アドバンが公表した調査データが、その疑問にひとつの答えを示しました。
主要9つのSNSアプリ利用者に対して「仕事が憂鬱か」を地方別に尋ねたところ、同じアプリでも住んでいる地域によって回答率に最大17ポイント以上の差が出たのです。この記事では、データの読み解き方から「で、自分はどうすればいいの?」まで、しっかり深掘りしていきます。
データが語る3つの注目ポイント
ポイント①:沖縄×Threads=17.9%が全組み合わせで最高

全SNS×全地方の掛け合わせで、「仕事憂鬱」率がもっとも高かったのはThreads利用者の沖縄で17.9%でした。Threads全体の平均が5.6%ですから、実に3倍以上の開きです。TikTok×沖縄(15.2%)、X×四国(14.7%)がこれに続きます。
沖縄はInstagramでも8.5%(全体4.6%比+3.9pt)で地方別トップ。つまり、沖縄のユーザーはSNSの種類を問わず「仕事が憂鬱」と感じている割合が高い傾向にあるわけです。
ポイント②:東海はLINE・BeRealで1位——生活密着型SNSに注目
東海地方は、BeReal(9.1%・地方別1位)とLINE(7.2%・地方別1位)でトップを記録しました。BeRealは「今の自分」をリアルタイムで共有するアプリ、LINEは日常のやり取りに欠かせないツールです。つまり、仕事のリアルな気持ちがにじみ出やすい「生活密着型」のSNSほど、東海ユーザーのストレスが表面化しやすい可能性があります。

ポイント③:北関東・甲信はほぼ全SNSで最低水準
対照的に、北関東・甲信エリアはBeReal 0.7%、Facebook 1.1%、TapNow 2.7%、X 3.1%と、軒並み地方別最下位でした。都市圏との物理的な距離感や通勤時間の短さ、地域特有の就労環境が、SNS上の「仕事憂鬱」意識を低く抑えている可能性があります。

なぜSNSごと・地方ごとにここまで差が出るのか
仮説①:SNSの「空気感」がストレス表出を左右する
Threads(5.6%)やX(5.3%)はテキスト主体で、愚痴や本音が投稿されやすい構造を持っています。逆にTikTok(4.5%)やInstagram(4.6%)は映像・ビジュアル中心で、ネガティブな感情よりもエンタメやライフスタイル発信に最適化されています。全体平均だけを見ると、テキスト系SNSのほうが「仕事憂鬱」率がやや高いのは、こうしたプラットフォームの性格差が反映されている可能性があります。
仮説②:地域の労働事情がSNSに「投影」されている
沖縄は全国でも非正規雇用率が高く、年収の中央値が低い地域として知られています。雇用の不安定さや賃金への不満が、SNS上の「仕事が憂鬱」という心情に直結しやすいと考えられます。一方、四国がX・Facebook・TapNow・mixiの4アプリで地方別1位という結果も興味深いところです。四国は人口減少が進む中で、一人あたりの業務負荷が増加している職場も多いと指摘されており、そうした閉塞感がSNSに現れている可能性があります。
(ここに画像挿入:沖縄・四国・東海の労働環境を比較するインフォグラフィック)
仮説③:北関東・甲信の「低さ」は楽観ではなくSNSとの距離感?
北関東・甲信が軒並み低い結果を「ストレスが少ない」と即断するのは早計です。そもそもSNS上で仕事の感情を表現する文化が薄い、あるいはSNS利用時間自体が短い可能性もあります。データはあくまで「SNS利用者の中での割合」ですから、SNSを使わない層の声はここには含まれていません。
このデータ、どう受け止めるべき?
まず大前提として、このデータは「SNSが仕事のストレスを生んでいる」という因果関係を示すものではありません。あくまで「SNS利用者の中で仕事が憂鬱だと感じている人の割合」を地方別に切り出した相関データです。
ただし、SNSごとに数値の出方がここまで違うという事実は示唆に富んでいます。テキストで本音を吐き出しやすいSNSを頻繁に使っている人ほど、自分のネガティブな感情を「再認識」してしまうリスクがある——これは心理学で言う「反芻思考(はんすうしこう)」に近い現象です。日曜の夜にXやThreadsでネガティブな投稿を眺め続けることで、月曜への憂鬱が強化されてしまう、というサイクルは十分に起こりえます。
編集部からのおすすめは、まず「自分がどのSNSをどの時間帯に開いているか」を1週間だけ記録してみることです。iPhoneならスクリーンタイム、Androidならデジタルウェルビーイングの機能で簡単にチェックできます。もし就寝前にテキスト系SNSを30分以上使っているなら、そこを映像系に切り替えるだけでも気分が変わるかもしれません。
SNSは「鏡」——映っているものを意識しよう
今回の調査は、SNSが私たちの仕事に対する感情を映す「鏡」であることを改めて可視化してくれました。沖縄の17.9%も、北関東・甲信の0.7%も、その地域の働き方やSNSとの付き合い方を反映した数字です。
大切なのは、数字に振り回されることではなく、「自分はどのSNSから、どんな感情を受け取っているのか」を自覚すること。今日の帰り道、スマホのスクリーンタイムをチラッと確認するところから始めてみてはどうでしょうか。
出典:【ノウンズ:主要SNSアプリ利用者における「仕事憂鬱」割合に関する地方別比較調査】
※サムネイル画像はスマホライフPLUS編集部作成
記事提供元:スマホライフPLUS
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