河本結のアイアンショットはまさにお手本! アドレスでインパクトの形を作ってから打つといい
イチオシスト
3月5日に国内女子ツアーが開幕する。そこで、注目選手のスイングをプロコーチの南秀樹が分析。3回目はフェードヒッターであり、昨年2勝を挙げた河本結のアイアンスイングをレポートする。
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河本選手は、フェードヒッターのお手本ともいえるスイングです。オンプレーンに下ろしてきたクラブを体の回転で左に振り抜き、腰や体も軸に対してレベルにターンしています。左に振れていれば、逆球の引っかけが出にくく、クラブも下から入ることなくショットが安定します。
24年と25年を比べると、若干ですがトップがフラットに、フェースもスクエアになっているように見えました。調子を落とすとクラブが上から入り過ぎる傾向がありましたが、フラット&スクエアになったことで、入射角が安定。調子の波が小さくなっていると思います。
河本さんのようにショットを安定させるには、クラブの入射角を安定させることが欠かせません。入射角を安定させるポイントは、ややダウンブロー軌道で振ってボールの赤道をヒットすること。しかし、アドレスでハンドファーストを作っているにもかかわらず、インパクトでさらにロフトを立てようとすれば、ダウンブロー度合いが強くなってしまいます。
実際のスイングでは、腰がターンしていきますから、“アドレスの再現”でもハンドファーストは強くなるので、左足よりもグリップが出ないようにすると、クラブの入射角が安定すると思います。一度腰を回してインパクトの形を作ってから、ボールを打つドリルを行うといいと思いますよ。また、打つ前にインパクトの形を作り、左手の位置を確認してから打つのもいいでしょう。
いずれにせよ、今季の河本選手のアイアンショットに注目したいと思います。
■河本 結
かわもと・ゆい/ 1998年生まれ、愛媛県出身。2023年にシードを手放すも、翌24年は5年ぶりとなるツアー勝利を含むトップ10に16回入り、メルセデス・ランキング7位と完全復活を果たした。25年も好調を維持し、年間2勝を挙げた。RICOH所属。
■解説:南 秀樹
みなみ・ひでき/プロゴルファーである父の影響でゴルフを始め、高校卒業後にティーチングプロ資格を取得。クラブを使うことを主とする指導法が高い評価を得ている。幼少期から鈴木愛を指導するなど、ツアーで活躍する数多くのプロをサポートしている。(株)ボディスプラウト所属。
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