「野草採りのシーズン到来!」 毒草の勉強をして荒川河川敷でセリとクレソンを採取成功

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河川敷で野草を採る かれこれ20年以上、2月後半になるとセリを中心とした野草を求めて河川敷に出かけているのですが、ここ数年で感じたことと言えば、めっきりライバルが少なくなったこと。 セリのポイントは自 …
イチオシスト
昨年見つけた埼玉県を流れる荒川、入間川河川敷のセリ、クレソン(標準和名:オランダガラシ)ポイントを偵察してきました。当日の様子をレポートします。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)


河川敷で野草を採る
かれこれ20年以上、2月後半になるとセリを中心とした野草を求めて河川敷に出かけているのですが、ここ数年で感じたことと言えば、めっきりライバルが少なくなったこと。
セリのポイントは自宅から車で1時間以内の範囲に10ヶ所以上おさえ、うち恐らく誰も知らないであろうポイントも2~3ヶ所あり、ここがダメなら次、といった形で採っていたのですが、去年はなんとママチャリで自宅から20分の「早い者勝ちポイント」でも独占採り放題!
当時、キャベツ1玉400円近く、レギュラーガソリン1リットル170円オーバーだったことから、週末はコンビニ袋とハサミをポッケに突っ込み、せっせと採りにいっていました。
クレソンを大量に発見
そして今年もそろそろと思い、妻から「お米を安く仕入れてきて!」との指令を受け、昨年見つけた「セリ&クレソンポイント」を「買い物ついで」にて行ってみると、セリはイマイチながらも、クレソンは既に取り放題レベル!我が家の食卓は今年も野草で潤うこと間違いなさそうです。
去年の今頃の時期、野菜は高かった(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
野草取りは父の影響
セリ、カラシナ、ウドの目利きついては、子供の頃に釣り好きの父に釣りとセットで教わり、それ以外の野草(山菜)については30歳を過ぎた辺りからガイド本等を読むことでその特徴、毒の有無等を習得していったのですが、やはり「きっかけ」となった父からの伝承という導入部がなければ、この趣味をやってなかった可能性もあったのかなと。
「キノコは危ないけど野草は大丈夫」「間違ってドクゼリ食うと腹壊すよ」かるいというか、嘘つきというか(汗)。実際は嘘をついたのではなく、戦後の食糧難を経験した父としては幼少期にそう教わりそのまま鵜呑みにしていただけなのですが……。
毒草に要注意!
無論野草は全て大丈夫ではなく、ドクゼリに関してはシクトキシンという猛毒を含んでおり、食してしまうと嘔吐、呼吸困難の後、死亡する危険を含んでいる毒草。
筆者は今でこそ毒草の目利きができ、そしてその恐ろしさを知っているのですが、父に連れられて釣り・野草採りに行っていた子供の頃は、正しい知識が欠如していました。
「ドクゼリの毒は腹を壊す程度」今思えば実に恐ろしい知識だったと思います。そんな父と同世代で、似たような幼少期を経験してきた人達が野草採りを引退していった。そして結果的にX世代(第二次ベビーブーマー)の筆者が残った。今野草が採り放題である理由は、単純にこういった構図なのだと思います。
ネットの他、ガイド本でも学びました(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
植物園へ毒草の勉強へ
セリ、カラシナ、ノビル、ウド、タラノメ、ハリギリ、ワラビ等々。かれこれ10年以上筆者と一緒に野草(山菜)採りに行く筆者と同世代の友人は、「1人ではやめておこう」となってしまうそうです。
慎重すぎるような気もしますが、彼は美人の奥様と3人の子を持つ一家の大黒柱。実は、筆者の行動の方こそ軽率すぎるのではとも思ってしまう。
入場無料です(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
というわけで、ここは改めて勉強しなおそう、実際にこの目で毒草を見てみようと思い、昨年3月、HPでドクゼリが展示されていると書かれてあった東京都薬用植物園に行ってみる。
ドクゼリは見当たらない
実は筆者「これがドクゼリという確証をもって実物を見たことがない」という、釣りと同等レベルで野草採りを愛する者としての致命的な欠点といいますか、後ろめたさといいますか。要するにただの好奇心なのです。
この時は時期が早く実物を見ることができず。職員の方から「ドクゼリはGW明け頃」との情報を得ていたので、3ヶ月後の6月に再訪。
しかし、またも有毒植物区、水生植物区をくまなく探すもドクゼリは見当たらず。「あれっ」と思い、再び職員を見つけ毒草について伺うと……彼は踵を返し、人気のない倉庫裏の立ち入り禁止エリアへ向けて歩き出しました。
そして、立ち入り禁止の策の向こう側の彼が見つめる先には、表示のない複数のくすんだ白い鉢が。(※すみません、実際はとてもフレンドリーに案内してくれました)
本やネットで見たことのある植物が!(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
思わず両手で口を押えてしまった……(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
立ち入り禁止の奥にあったもの
植物園を病院で例えるなら「霊安室」のような一角に、セリとともに置いてある骨壺のような鉢。ドクゼリはそこに植えられ、片隅にひっそりと置かれてありました。ドクゼリはセリと比べて背が高く、葉は細長い。
ある程度成長してしまえば見分けることは容易いのですが、春草についてはよく見れば見分けがつくけど、すぐ近くに生えていたら間違えてしまうかもしれない、といった印象。
このことを感じ取ることができただけでも、ここに2度足を運んだ価値はあったのかな、と思います。兎にも角にも、確実にドクゼリとわかった上で実物を見るのは初めてだっただけに、思わず息を飲み、しばらくの間、黒い柵の前で見入ってしまいました。
トリカブトとの遭遇
そして……ズームアウト写真の右下に映っている鉢植えはトリカブトとのこと。実際の殺人事件で使われ、個人的に印象深い鮎川哲也先生の「りら荘事件」はじめ、多くのミステリー小説で殺人トリックに使用されたあの猛毒草。「夏の終わりに紫の花をつけます」今年の夏、ハゼ釣りの合間を縫って再々訪しようと思います。
セリとクレソンを採集
話はかなり反れてしまいましたが……最高気温が15度を超えたバレンタインデー。米5キロを税込三千円台前半×2を仕入れた帰り道に、昨年見つけたセリ&クレソンポイントに行ってみる。
初めは、クレソンは採り放題レベル、セリはやや時期早いか、何とて思ったのですが、採り終えて改めて見たセリはそこそこ成長しており、「ひょっとしたらここのセリは年々クレソンに浸食されているのではないか」という疑問に行きつく。
謎の真相は定かではありませんが、このポイントのセリは、人という筆者にとってのライバル以上に外来種の脅威にさらされているかもしれません。
水路に生えているということで、かなりの前傾姿勢で採らなくてはならないため、腰に爆弾を抱えている筆者は、とりあえずコンビニ小袋一杯分刈り次回以降に備えることにしました。
改めて、正真正銘セリです(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
こちらはクレソン(左上セリ)(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
これだけ採りました(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
野草(山菜)採りシーズンはこれからが本番。今年もせっせと採りに行こうと思います。尚毒草については、意外にも、その手のミステリー小説に出てくる名探偵の方が、ガイド本よりも見分ける注意点や致死量等を詳しく解説してくれていたりします(笑)
初物は天ぷらにしました(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
香りに欠けるクレソンは肉巻きが好き!(提供:TSURINEWSライター・尾崎大祐)
<尾崎大祐/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
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