【マジで撮れるの!?】どう見てもキーホルダー。でも写真も動画も撮れる「15gの極小カメラ」が面白すぎた
イチオシスト
記事中・アイキャッチ撮影:筆者
どう見ても、“撮れる”カメラに見えない

こ〜んなに小さくて面白いもの見つけちゃいました! その名もESCURAの「Retro1」。
第一印象は、精巧なミニチュアフィギュアのキーホルダー。デザインだけ見れば、カメラ好きほど反応してしまう“良い顔”をしています。こんなサイズながら本当に写真・動画も撮影できるというから驚きです。
とはいえ、正直「ちゃんと撮れるとは思えない」というのが本音。見た目はカメラ、でも中身はネタかもしれない……。
雑貨のフリしたこの小さな箱の正体を、フォトグラファー視点で率直にレポートします。
Retro1ESCURA
「Retro1」って何者? 雑貨のフリしたガジェットの正体

「Retro1」は、香港発のカメラブランド・ESCURA(エスクーラ)の商品。
レトロなデザインで、カラーはグレー、ホワイト、オレンジの3色展開。どのカラーもかわいくて、思わず全色揃えて並べたくなります! 見た目は完全に雑貨寄りですが、中身はちゃんとカメラ。
Retro1の特徴
・写真撮影が可能(画像解像度 2560×1440)
・動画撮影も可能(ビデオ解像度 1920×1080)
・USB充電対応(Type-C)
・別売microSDにデータ保存
最低限必要な機能はしっかり搭載。スペックを追い求めるタイプではありませんが、撮るという行為に必要な機能は、この極小ボディにすべて詰め込まれています。

ちなみに、Retro1の解像度は2560×1440pxで、画素数にすると約370万画素。いまのiPhoneが標準で約1200万画素、上位モデルでは4800万画素あることを考えると、数字だけ見れば差はかなり大きめです。
正直、画質重視で選ぶカメラではありません。「画質はおまけ」、そう割り切れる人ほど、このアイテムを楽しめるはず!
付属品はこちら

説明書に加えて、充電・データ転送用のUSBケーブル(USB2.0 Type-A – Type-C)、ナスカン付きキーホルダー、ストラップまで付属しています。
別途microSDさえ用意しておけば、箱から出してすぐに使えるのは嬉しいポイント。
用意するmicroSDの注意点と対応規格

ちなみに用意しておくmicroSDには注意点があります。商品ページに以下のような記載がありました。
使用するmicroSDの注意点
・新しいmicroSDカードをご使用いただくことを推奨いたします。
・既存のmicroSDカードをご使用になる場合は、必ずフォーマット(初期化)してからご使用ください。
内部にデータが残っているmicroSDを使用した場合、認識されず、正常に動作しない場合があるんだそう。
micro SD対応規格
・容量:最大64GB(16/32/64)
・規格:SDHC、UHS-1、Class10
・最大速度:100MB/秒
・格式:MS-DOS(FAT32)
筆者は、すでにmicro SDを持っているのですが、中のデータを削除したくなかったので、今回は新しいものを用意しました。購入当時たまたまAmazonセール中で、SanDiskの64GBのものを税込970円とお安くGETできましたよ。
microSD カード 64GB UHS-I U1SanDisk

USB-Cとmicro SDの差し込み口は、本体底にあります。さて、準備はバッチリ!
撮影方法は?拍子抜けするほど簡単

操作は、驚くほどシンプルです。正直、説明書を読む前に適当に触っていたら撮れてしまいました。
操作は、写真左上の赤いシャッターボタンひとつだけで完結。 電源を入れて、シャッターを押す。本当にそれだけです。
露出補正も、ホワイトバランスの設定も、モード切り替えもありません。現代の多機能すぎるカメラに慣れた身からすると、この「ただ押すだけ」という潔さが、かえって新鮮に感じられます。
写真の撮り方

写真の撮り方
1.赤いボタンを長押しして電源を入れる
2.起動した状態になったら、再度赤いボタンを押して撮影
電源が入ると、本体後面左上のインジケーターライトが赤く点灯します。最初はデザイン的にファインダー(覗き窓)かと思いきや、実はこれが電源ランプ。
……もうお気づきでしょうか。このカメラ、覗くことはできません。
もちろん液晶モニターもないので、「この辺かな?」と思う方向に、なんとなく向けてシャッターを切るだけ。「なにこのアバウトさ!」と、思わず笑ってしまいました。被写体がちゃんと画角に収まるかどうかは、ほぼ運任せです。
動画の撮り方

動画の撮り方
1.赤いボタンを長押しして電源を入れる
2.赤いボタンを2秒間長押しし、指を離すと録画スタート
3.録画を止めるには赤いボタンを1秒押して指を離す
動画モードに切り替わるとインジケーターライトが青く点灯します。赤いボタンを押す時間の長さによって操作が切り替わるので、慣れるまで最初は戸惑うかもしれません。
動画は映像だけかと思いきや、ちゃんと音声も一緒に入るのでビックリ。後ほど実際に撮影したものをお見せします!
【撮ってみた】写りは「それなり」。でも、それが愛おしい
実際に撮影した写真

16×9で映し出された写真 未編集の撮って出し
さて、気になる写りですが、正直に言うと「それなり」です(笑)。シャープさも解像感も、最新のスマホとは比べものになりません。
ただ、16×9の比率で映し出されるRetro1の写真は、被写体の形や色がどこか懐かしく、その名の通りレトロな質感で記録されます。
カリカリの解像度を求めるのではなく、あえて「ゆるい空気感」を残すような写り。高性能な機材に囲まれているからこそ、このトイカメラ的なノスタルジックさが、遊びとしては十分すぎるほど贅沢に感じました。

サイズのみクロップ その他は未編集
暗い場所では、一気に難易度が上がります。油断すればすぐに手ブレ。正直、カメラとしての性能だけで言えば、ここはスマホの完勝です。
ただ、それをそのまま欠点として切り捨ててしまうのは、少し野暮な気もしました。思い通りにいかない不自由さも含めて、この小さなカメラの楽しみ方なのかもしれません。
スマホなら100点満点で撮れるシーンを、あえて30点の写りで残す。その「あえて」を選ぶ余地があること自体が、このカメラのいちばんの魅力なのだと思います。
データを取り込み、アプリで再加工するのも面白い

リフォーム中の我が家の記録を「Retro1」で残してみました。データを取り込みスマホアプリで白黒に変えてみるだけで、また少し違った雰囲気に。
ちなみにデータの取り込みは2パターン。microSDをカードリーダーで読み込むか、付属のUSBケーブルでカメラをPCに直接つなぐ方法です。
数々の機材に触れてきたフォトグラファーとして、この小ささで本当に画像データが残るという事実は、理屈抜きに面白い! 高性能なスマホがある今だからこそ、「おもちゃみたいなのに、ちゃんと仕事をする」その健気さに、思わずニヤけてしまいます。バックパッカー時代に使っていたLOMOGRAPHYのトイカメラを思い出します。懐かしい……。
実際に撮影した動画
夜間の車内走行動画、屋内でのパッケージ撮影動画
動画撮影は、いつスイッチオンになったのか(何秒押しているかの微妙な感覚差)、いつ撮影が始まったのかが最初はわかりにくく少し慣れが必要でしたが、2〜3回使えばスムーズに起動できるようになりました。
写真・動画ともに、接近はピンとがあいにくく、遠目だとピンとがあいやすいです。何が映っているのかがわからないというお楽しみ感と試行錯誤が楽しいアイテムです。
このカメラの“ちょうどいい立ち位置”

出典:HIGHTIDE
たぶんこのカメラは、精細な写真そのものよりも、「あ、今いいな」と思ってシャッターを切った“その瞬間”を残すための道具なのだと思います。記録するのは、写真や動画よりも、「撮ろうとした時間」なのかもしれません。

「Retro1」は、決して万人向けのカメラではありません。最高画質を求める人には、正直おすすめできません。
でも、ちょっと面白いガジェットに惹かれてしまう人。意味があるのかないのか、その曖昧さごと愛せるモノが好きな人。可愛い雑貨に弱い人。そして、「とりあえず撮れる」という事実そのものにワクワクできる人。そんな感覚を持っている人には、きっとしっかり刺さるはずです。
なんてたって15g極小サイズでネタっぽいのに、ちゃんと撮れる。雑貨みたいなのに、ちゃんと役割がある。この“ちょうどいいズレ感”が、所有欲をクスッと静かに満たしてくれます。
Retro1ESCURA
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記事提供元:CAMP HACK
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