Claude vs. Gemini AIでコードを書くなら「Claude」と「Gemini」どっちが正解?
イチオシスト

「AIに書かせたコード、動かない問題」に心当たりはありませんか?
「AIが生成したコードをそのままビルドしたら、エラーの嵐だった」──2025年後半から急速に広まった”バイブコーディング”(自然言語でAIにコードを書かせる手法)を試した方なら、一度はこの挫折を味わったことがあるのではないでしょうか。
AIコーディングツールの選択肢は急増しています。OpenAIのCodex(ChatGPT)、GitHub Copilot、GoogleのGemini、そしてAnthropicのClaude。どれも「コードが書けるAI」を謳っていますが、実際の使い勝手には大きな差があります。米テックメディア「How-To Geek」のライターPatrick Campanale氏が、GeminiとClaude Codeの両方をヘビーに使い込んだうえで出した結論は明快でした──「Claude Codeの圧勝」だと。
今回は、この実践レポートをもとに、両者の強み・弱みを深掘りしていきます。
Geminiの強み:IDE統合と「月額2,000円台」のコスパ

IDE「Antigravity」との一体感が魅力
Geminiの最大の武器は、Google提供のIDE「Antigravity」とのネイティブ統合です。Google AI Proプラン(月額19.99ドル=約3,000円)に加入するだけで、ブラウザ上の本格的な開発環境からAIコーディングがすぐに始められます。
Campanale氏もGeminiで「シンプルなWebサイトだけでなく、TypeScript+Next.js+SQLを使ったフルスタックWebアプリ」や「Android/iPhoneアプリ」まで構築できたと語っています。サブスクリプション1つでIDE+AIモデルがセットになっている手軽さは、これからコーディングを始めたい層にとって非常に魅力的です。
使用量の”太っ腹”ぶりもポイント
月額約20ドルで数時間の連続コーディングが可能。制限に達しても、モデルをFlashなど別のものに切り替えれば作業を続行できます。後述するClaude Codeの料金体系と比較すると、このコスパの良さはGemini陣営の明確なアドバンテージです。
Claude Codeの強み:「コードの質」と「プラグイン生態系」で一歩先へ

「余計な閉じカッコ問題」がない安心感
Campanale氏がGeminiからClaude Codeに乗り換えた最大の理由は、生成されるコードの品質差です。Gemini使用時には「SwiftUIファイルの末尾に余分な } が追加され、ビルドが通らない」という問題が頻発。しかもGemini自身は「ビルド成功」とチャットで報告してくるため、実際にビルドして初めてエラーに気づくという厄介なパターンでした。
Claude Codeではこの手のケアレスミスがほぼ発生しません。つまり、IDE を開いて手動修正する必要がなく、ターミナルだけで開発が完結するのです。複雑なバグに遭遇した場合も、Claude Codeの「プランモード」がコード全体を深く分析し、一発で修正案を提示してくれるとのこと。
プラグインで”できること”が広がる
Claude Codeには豊富なプラグインエコシステムがあります。
・claude-mem:会話の記憶を強化し、トークン消費を節約
・Notion連携:ページ検索や新規作成をClaude Codeから直接実行
・code-review:コードレビューの自動化
・figma / frontend-design:デザインからの実装支援
さらに、パブリックマーケットプレイスでサードパーティ製プラグインも入手可能です。この拡張性の高さは、現時点でGeminiにはない差別化ポイントです。
気になる料金比較:Claudeは「高い」のか?
両者のコスト差は、選択にあたって避けて通れないポイントです。

サブスクの基本料金は同水準ですが、Claude Codeをフルに使いこなすにはMaxプラン(月100〜200ドル)が視野に入ります。一方、Geminiは約20ドルのプランでも長時間コーディングが可能。「とにかく安くAIコーディングを試したい」ならGemini、「コード品質を最優先したい」ならClaudeという住み分けが見えてきます。
「まずGemini、本気になったらClaude」が現実的?
技術レベルは「ほぼ互角」、差を生むのは周辺設計
Campanale氏も指摘しているとおり、モデル単体の技術力ではGemini 3.0 ProとClaude Sonnet 4.5 / Opus 4.6は非常に近い水準にあります。SWE-Benchなどのベンチマークでも両者は拮抗しています。
では何が差を生んでいるのか。それは「claude.mdファイル」や「システムプロンプト」によるカスタマイズ性です。プロジェクトごとにAIへの指示書を用意できるこの仕組みが、Claude Codeの出力品質を底上げしています。ツールとしての”地力”ではなく、”使いこなしの深さ”でClaudeが勝っているわけです。
あなたの「次のアクション」はこれ
・AIコーディング初心者:まずはGoogle AI ProプランでGemini+Antigravityを体験。IDE付きなのでハードルが低い。
・すでにGeminiでMVPを作った経験がある方:Claude Proプラン(月額20ドル)でClaude Codeを試す。コード品質の違いを実感できるはず。
・本格的な開発を日常的に行う方:Claude Max(月額100ドル〜)への投資を検討。プラグインとプランモードによる生産性向上が料金差を十分に回収してくれます。
AIコーディングツールは半年単位で勢力図が変わる激動の市場です。大切なのは「どれが最強か」を追いかけることではなく、自分の開発スタイルと予算に合った道具を選ぶこと。まずは両方を無料枠や基本プランで触ってみて、手に馴染むほうを見つけてください。
出典:【How-to Geek】
※サムネイル画像はスマホライフPLUS編集部が作成しています。
記事提供元:スマホライフPLUS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
