島袋寛子 12歳SPEEDデビューから30年…「当時はがむしゃらでした」:元科捜研の主婦
イチオシスト
近年は歌手活動を続ける一方で、俳優として、連続ドラマにも挑戦。「現場が最高に楽しい」と語る彼女の芝居に対する情熱、そしてデビュー30周年を迎える今、感じているものとは――。

【動画】島袋寛子が出演 ドラマ「元科捜研の主婦」
3年前くらいまでは“自分にお芝居ができるのかな”と半信半疑でした
――ドラマ9「元科捜研の主婦」(毎週金曜夜9時)では、主人公・詩織(松本まりか)の同期で、科捜研化学係の北村さくら役を演じています。
レギュラーキャストとしてのご出演は、ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(2025年TBS)以来2度目となりますが、今回の現場はいかがですか。
「以前はゲスト出演が多かったのですが、前作に続いて今回もレギュラー出演させていただき、本当に光栄に思います。正直、まだまだ足りない部分もありますし、“そんな私がこの場にいていいの?”と思う瞬間もあるんですけど、今はドラマの現場にいるのが最高に楽しいです。
前作でしっかり作品に関わったことで、現場の流れがつかめてきた部分もあり、今回はセリフも多いので、さらに気合が入っています。前回学んだ“何が必要で、何が不要か”を胸にクランクインしました」
――今作は、科学用語など難しいセリフも多いですよね。
「そうなんです。人生で使ったことのない用語や実験の説明があるので、家のお風呂やキッチンでも、ナチュラルにセリフを言えるようにずっと練習しています。
分からない用語も、調べるととてもいい勉強になりますし、このドラマは推理ミステリーを軸に個性的なキャラクターも多く、視聴者の皆さんも家族で楽しめる内容になっていると思います」
――島袋さんにとって、歌とお芝居は、やはり全く違うものですか?
「なかなか言葉にするのは難しいのですが、全く違うとも思っていなくて…。
お芝居にも、音楽的な捉え方をする部分がありますし、どこか共通点があるかなと思って取り組んでいます。
演技に関しては、“ちょっとやってみようか”ではなく、毎回新人の気持ちで本気で向き合っているので、今回もこの役をいただけたことが本当にうれしいです」
――お芝居の醍醐味をどこに感じていますか?
「こうしてお芝居をやらせていただいていることは計画していたわけではなく、思いがけないことでした。正直、3年前くらいまでは“自分にできるのかな”と半信半疑でしたが、周りの方の言葉に背中を押されて、今は面白いと感じて集中しています。
毎回、キャストの皆さんと感情のやりとりをする中で、予期せず込み上げてくるものがあるので、そういう瞬間に、“あーお芝居は生きている、生ものなんだ”という感覚になります。
テストの時も“相手はこう来るんだ”と刺激を受けることが多いですし、そういう化学反応を最高に楽しいと感じています。あっでも、こんなことを私が口にしていいのでしょうか?(笑)まだまだなのに。現場の空気も居心地もよく、今は信頼感や安心感を持った上で、作品に夢中になって全力で取り組めています」
12歳でデビューした当時はがむしゃらでした
――-1996年8月にSPEEDとしてデビューした島袋さん。今年は記念すべき30周年を迎えます。4~5月にかけて、東京・大阪・横浜でクラブツアー「UTAUTAI 2026」の開催も決定しましたが、どんな内容になりそうですか。
「SPEED、hiro、Coco d'Or、そして、島袋寛子としての沖縄をテーマにした楽曲……いろいろありすぎて、今、セットリストをどうしようかとても悩んでいます。皆さんが歌えるSPEEDの曲をベースにしつつ、ソロ曲やジャズなど……今年は私のすべてをお届けしたいです」
――改めて、SPEED時代の活動を振り返る瞬間も?
「SPEEDは、客観的に見ても“すごいものをつくっていたんだな”と感じます。とにかく歌とダンスが好きで、沖縄から出てきて、12歳でデビューした当時はがむしゃらでした。
今振り返ると、スタッフの皆さんを含め、全員が“どうしたら面白くなるのか”ということに全力で挑戦していました。そしてその集大成が、今も作品として根強く残っているなと感じます。
この30年、本当にいろいろなことがありましたが、あの頃からのすべての経験が、今の私につながっているんだなと感謝しています」
――40代に入って、心境の変化はありましたか。
「人それぞれだと思いますが、私は今が一番楽しいですね。40代になってから、自分のあり方そのものが大きく変わり、いろいろな経験が積み重なって、今は“自分がしっかりセンターにいる感覚”があります。
もちろん、揺れ動く時間は必要で、吸収したり必要なものとそうでないものを入れ替えたり、いろいろな経験をすることが大切だと思います。お仕事もやりながら生き方も学びながら。なので20~30代は結構大変だったんですけど、自分を振り返って客観的に見た時、すべての形が思った通りではなかったとしても、叶えたかったことが叶って、いい意味でどっしりと構えられるというか。
今は、反省することさえも“次の自分をつくってくれている”と思えるので、毎日を楽しめています」
――島袋さんは、アロマセラピー、ボディートリートメント、カラーケアシステムと、さまざまな資格を持っていらっしゃいます。
「興味を持ったことを掘り下げるのが好きな性格なんです。一時期は、自分を癒やす必要があって香りやカラーを学び始めましたが、出会う人たちにそういう知識を披露するとものすごく喜んでもらえますし、自分の心の中が混乱した時も、香りやカラーに結びつけることで腑に落ちるいいツールになるというか。すべてはつながっているということが分かり、気づけばボディートリートメントの資格まで取得していました(笑)。
歌やお芝居にも、そういう知識やインプットしたものが生かせるかなと」
――歌手として俳優として、とてもいいスタンスで臨まれていることが伝わってきます。
「ありがとうございます。これからも、ライブに足を運んでくださる皆さんや、周囲のスタッフの皆さんへの感謝を忘れず、ハッピーであり続けたいです。
最近は、仕事も楽しいし、何を食べても美味しいんですよね(笑)。撮影中は体型維持も考えますが、基本的には我慢しすぎず、苦手なことも楽しさや喜びに変えていけるように、自分の人生を歩んでいきたいです」
【島袋寛子 プロフィール】
1984年4月7日生まれ。沖縄県出身。1996年、「SPEED」のメインボーカルとして12歳でデビューし、数々のミリオンセラーを記録。1999年、「hiro」名義でシングル『AS TIME GOES BY』をリリースし、本格的にソロ活動を開始する。2000年のグループ解散後は、圧倒的な歌唱力を生かし、ポップスだけでなくジャズプロジェクト「Coco d'Or」でも活躍。2013年には自身のルーツを見つめ直したアルバム『私のオキナワ』で「日本レコード大賞」企画賞を受賞した。
俳優としても、舞台や映画、ドラマなどに出演。デビュー30周年を迎える2026年4~5月には「UTAUTAI 2026」の開催が決定している。
(取材・文/蓮池由美子)
【第4話】
亮介(佐藤大空)が小学校お受験に挑戦!?詩織(松本まりか)は道彦(横山裕)と相談し、学習塾の入塾説明会へ行くことに。保護者達の目当てはカリスマ講師・四方田(濱正悟)。そんな説明会にクレーマー保護者が乱入…!?さらに、集団食中毒の症状で倒れる保護者たち…詩織は名門塾で起きた原因不明の食中毒事件の真相を探る中、塾長・平井(淵上泰史)が謎の転落死!お受験の裏に潜む悲しき事件の真相を科学の力で暴き出す!
記事提供元:テレ東プラス
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