塗装“溜まり”が弾道を乱していた!? テーラーメイドが「マイクロコーティング」を採用した新『TP5』シリーズ、2月13日デビュー
イチオシスト
テーラーメイドはツアーボール『TP5』および『TP5x』の最新作を2月13日に発売する。今回のフルモデルチェンジにおける最大のトピックは、これまでのゴルフボール製造の常識を根底から覆す新技術「マイクロコーティング」の搭載だ。人間の目には見えない「コーティング溜まり」が弾道を乱す原因だったと言う。
「ゴルフボールの研究開発に多額の投資を行い、人材・設備・ソフトウェアの開発に加え、新たなR&Aチームを構築。これまで計測できなかったデータを捉えるテストレンジや、人の髪の毛よりもはるかに薄い幅を識別できる微細測定器を完備したことで、従来の仕上げ工程では、塗料がディンプルの底部に溜まりやすく、ボール表面全体で塗装のムラが生じていたことが判明しました」(同社広報)
■マイクロコーティングで“溜まり”を解消
ゴルフボールには表面保護のための塗装が不可欠だが、研究開発チームが5年にわたる膨大な投資と解析を行った結果、「コーティング溜まり」の事実が判明。この目に見えないミクロ単位の差が、空中での空気抵抗に悪影響を与え、実戦での弾道のバラつきを生む要因となっていたのだ。
そこで新たに開発されたのが、ボール全体を均一な厚みで包み込む「マイクロコーティング」技術。これにより設計値通りのディンプル形状が100%発揮されるようになり、どんな条件下でも吹け上がることのない、極めて一貫性の高い強弾道を実現した。
ゴルフボール部門開発ディレクター、マイク・フォックス氏は「これまではボール表面を保護するための塗装が、実はボールの弾道に悪影響を与える可能性を秘めていました。しかし、この『マイクロコーティング』技術によって、その見えない課題を解決しティショットからグリーンまで より一貫性に優れたパフォーマンスをゴルファーに届けられるようになりました」と、その精度に絶対の自信を覗かせる。
■マキロイ、モリカワ、コルダ。最強陣容が既にスイッチ
性能の進化はコーティングだけに留まらない。独自のデジタルプロトタイピング技術を駆使し、10万通り以上の構造を解析。その結果、飛距離、スピン性能、安定性のすべてを高い次元で両立する新たな5層構造が導き出された。
この進化に、世界のトップ選手たちもいち早く反応。ローリー・マキロイやコリン・モリカワ、先日開幕戦を制したネリー・コルダ、さらに今季からPGAツアーに本格参戦する中島啓太や、昨季悲願の初優勝を飾った脇元華らが「TM史上最速のツアーボール」を武器にしている。
■ソフトな『TP5』と最速の『TP5x』、それぞれの進化
ソフトな打感を追求した『TP5』は、シリーズ史上最大サイズのコアを採用。フェースとの接触時間を最適化することでエネルギー効率を高め、フルショット時の初速をさらに向上させている。一方、最も低スピンで最速を誇る『TP5x』は再設計された「スピードラップコア」と新素材のマントル層で、スピン量を緻密にコントロール。どちらも「マイクロコーティング」との相乗効果で風に負けない圧倒的な強さを手に入れた。
また、高い視覚効果でツアー使用者が増える『STRIPE』も大幅変更。前作よりストライプの幅を約9mm補足したことで、視覚的なノイズを抑え、よりターゲットに集中しやすいデザインに。さらにパッティング時に視点を集中させる「クワイエットアイ」と呼ぶドットも配置。新垣比菜らが愛用する幾何学模様の『pix』も同様のコーティング技術を採用し、正確なストロークをサポートする。
価格はオープンだが、既に同社のオンラインストアで予約受付されており、1ダース7370円~で製品登録されている。
<ゴルフ情報ALBA Net>
記事提供元:ゴルフ情報ALBA Net
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