“Chizzy”浸透に「うれしいなあ」 岩井千怜は新キャディとともに開幕戦
イチオシスト
<ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 初日◇29日◇レイクノナG&CC(フロリダ州)◇6624ヤード・パー72>
LPGAスタッフから“Chizzy”と声をかけられて、岩井千怜は「うれしいなあ」とポツリとつぶやいた。初優勝を挙げたルーキーシーズンを終えた昨年末、登録名を『Chisato Iwai』から『Chizzy Iwai』に変更。開幕戦からいきなり、ニックネームが浸透しているという実感がその理由だ。
米2年目の開幕戦は、過去2シーズンの優勝者のみが出場できるエリートフィールド。双子の姉・明愛とそろってのうれしい初出場だが、出遅れる形となった。1バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「75」。3オーバー・34位タイからの巻き返しを目指していくことになる。
前半7番でボギーを叩くと、8番でダブルボギーとつまづくスタートだった。「バーディチャンスになかなかつかなかった。ドライバーの調子もあまり良くなくて、2打目の距離がけっこう残ってしまった」。フェアウェイキープ率は57%(8/14)で、それに引っ張られるようにパーオン率も56%(10/18)にとどまった。
年明けすぐに、オーストラリア合宿を敢行。そのときは感覚の良さも感じていたが、それを今大会に持ち込むことができなかった。「ドキドキしながらスタートしたんです。合宿のあと、日本であまりラウンドができなくてきょうに臨んだので“こんな調子か…”と。フィーリングを確かめながらでした」。ここから週末にかけて、感覚を研ぎ澄ませていきたい。
チーム岩井には今年、新たなキャディが加わった。バッグを担ぐのはアンドリュー・ディアデン氏。長年にわたって米女子ツアーのキャディを務めているのだが、日本のゴルフファンで気づく人も多いかもしれない。最近ではアン・シネ(韓国)やセキ・ユウティン(中国)ともタッグを組んでいた。
日本ではあいさつを交わす程度だったというが、「コミュニケーションはとれていたと思います。アンディは(私がやってほしいことを)よくやってくれた。問題なくできました」と新相棒を信頼する。
今大会はセレブリティとのプロアマ形式。千怜は、昨年練習場を訪れるなど、なにかと“縁深い”NFL『ダラス・カウボーイズ』で活躍した元選手、エミット・スミスとプレーした。ただ、「もう自分にいっぱいいっぱいすぎて、もう少し余裕を持って回りたかったな」と、交流を楽しむことはなかなか難しかった。
「あしたは楽しめるかなあ。きょうよりいいスコアで上がれるように頑張ります」。覚えてもらいたい“Chizzy”の名前をリーダーボードの目立つ位置に載せたい。(文・笠井あかり)
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