雲取山|”東京最高峰”の山へ!1泊2日で楽しむ3つの登山コース
雲取山の登山口ごとの登山ルートやアクセス情報、雲取山荘の情報などをご紹介!日帰りは上級者向けですが、小屋泊やテント泊もできて登山の魅力を存分に満喫できる山ですよ!
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イチオシスト
アイキャッチ画像撮影:鷲尾 太輔
雲取山ってどんな山?

東京都と埼玉県、そして山梨県の3つの県境に位置する雲取山。東京都で一番高い山であり、日本百名山にも指定されています。雲を取れるほど大きい山ということから、雲取山という名前がついた説も。
天気が良ければ、山頂からは富士山の雄姿に加え、日本アルプスや丹沢など、さまざまな山が見られるでしょう。初夏になるとミツバツツジなどの花も咲き、訪れる人の目を楽しませてくれます。
平将門公縁の地

雲取山を鴨沢登山口から登ると、平将門迷走ルートという10枚の看板が登山道沿いにあります。平将門は、桓武天皇の血を引く平安時代の豪族で、多くの逸話が残っている人物。
追われる立場だった平将門は雲取山に逃げたとされ、その道中の様子を伝えたのが平将門迷走ルートの看板です。
鴨沢登山口から登る際は、ぜひ伝説の一編を確かめてみてください。
紅葉シーズンは色彩豊かな絶景が

紅葉シーズンになると、カエデの赤、カラマツの黄色など、さまざまな樹木が色付き、グラデーションのような美しい光景が広がります。10月上旬から紅葉が始まり、見頃は10月下旬頃。この時季はとても混雑するので、早めの出発を心がけましょう。
雲取山の天気と地図をチェック
気象状況によって装備も変わってきます。また、麓と山頂付近の気象状況も大きく変わる場合も。事前に天気を調べてから登りましょう!
合わせて自分が登るルートについては、地図も用意して詳しく調べてくださいね。
雲取山周辺の山と高原地図
山と高原地図 雲取山・両神山昭文社

登山届の提出方法は各自治体の情報を確認しよう!
計画しているコースや登山口が何県にあるかを確認して、管轄する自治体の情報をチェックしましょう。
雲取山を楽しむ3つのルートをご紹介
今回は東京都と山梨県の県境にある鴨沢コース、山梨県側から登る三条の湯コース、埼玉県側から登る三峯神社コースをご紹介します。
雲取山は、日帰りで挑戦している登山者も多く見かけますが、どのコースも往復10時間ほどかかるコース。日帰りでの山行計画や疲労などでの遭難事故も多発しており、登山初心者・体力に自信のない人にとっては日帰りでは難しい山です。
健脚者以外の登山者は、必ず1泊2日の余裕を持った行程を組みましょう。
※奥多摩小屋は取り壊されているので、七ツ石小屋や、雲取山荘、三条の湯で宿泊してください。 ▼①最短で山頂へ!「鴨沢コース」 ▼②温泉も楽しもう!「三条の湯コース」 ▼③埼玉県側からアプローチ!「三峯神社コース」 ※コースをクリックすると、そのコース紹介をすぐチェックできます ▼鴨沢コースと三峯神社コースの詳細をすぐに知りたい人は、こちらをチェック!- ①【一泊二日】鴨沢〜雲取山山頂〜鴨沢
- 体力度:★★★★☆
- 技術難易度:★★☆☆☆
- コースタイム:10:30
- コース距離:22.26km
- 標高差:2011m
- ③【一泊二日】三峯神社〜雲取山山頂〜三峯神社
- 体力度:★★★★☆
- 技術難易度:★★☆☆☆
- コースタイム:09:55
- コース距離:19.42km
- 標高差:1652m
①最短で山頂へ!鴨沢コース
- 【体力レベル】★★★★☆
- 1泊2日
- コースタイム:10時間30分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
気持ちの良い石尾根歩きを楽しみながら、雲取山を目指すことができます。
▼このコースガイドはこちら!より詳しいコース情報が確認できます
関連記事:雲取山コースガイド|雲取山荘に一泊する鴨沢からの登山ルートを解説!
②温泉も楽しもう!三条の湯コース
- 【体力レベル】★★★★☆
- 1泊2日
- コースタイム:11時間45分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
鴨沢の先にある「お祭」というバス停から出発するルート。前半は沢沿いの林道歩きが続きます。
登山口と山頂の中間には、三条の湯という山小屋が。温泉がある山小屋なので宿泊に最適です。

お祭バス停を降りたら、林道を歩いて三条の湯へ向かいます。林道は谷側へ切れ落ちている箇所もあるので、注意して歩いてください。

林道終点から少し歩くと三条の湯が見えてきます。行程が長いので、三条の湯で宿泊していくのがおすすめ。三条の湯から先の水無尾根は、比較的なだらかな道が続きます。

展望が開けている三条ダルミに到着すると、天気が良ければ富士山も見ることができます。ここからは勾配が上がるので、息切れに注意してください。
40分ほど歩けば山頂に到着です。
③埼玉県側からアプローチ!「三峯神社コース」
- 【体力レベル】★★★★☆
- 日帰り
- コースタイム:9時間55分
- 【技術的難易度】★★☆☆☆
- ・登山装備が必要
・登山経験、地図読み能力があることが望ましい
埼玉県側の三峯神社からスタートするコース。樹林帯を歩いていきますが、ところどころ展望も見られます。全体的にアップダウンが多いので、体力に自信のある方向けのルート。
2日目は奥多摩側の鴨沢コースから下山するのもおすすめです。(その場合のコースタイムは、11時間20分)
▼このコースガイドはこちら!より詳しいコース情報が確認できます
関連記事:雲取山コースガイド|雲取山荘に一泊する三峯神社からの登山ルートを解説!
三峯神社は観光スポットとしても人気のスポット

三峯神社は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東国平定へと向かう際に、その美しい景観に感銘を受けて国生みの神である伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉册尊(イザナミノミコト)を祀ったのがはじまりとされる由緒ある神社。
標高約1,100mの山中にあるとは思えないきらびやかな社殿が立ち並び、パワースポットとして多くの参拝客が訪れます。

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を道案内したのが狼であったことから神様の使いとされ、境内ではたくさんの狼像を見ることができます。ご神域への入口である随身門など、あちこちに安置された狼像の表情の違いを味わうのもおすすめです。

この三峯神社の奥宮があるのが、妙法ヶ岳(1326m)です。険しい岩峰となっている山頂は境内の奥宮遥拝殿から望むことができますが、雲取山への登山道から約1時間の寄り道でその山頂に立つこともできます。
※三峯神社の境内で撮影された写真は、許可を得て使用しております
登山道の山小屋情報
雲取山は行程が長いので、山小屋に立ち寄るのがおすすめ。ここでは、今回ご紹介したコース上にある山小屋を解説していきます。
七ツ石小屋

鴨沢登山口から登り、七ッ石山の手前に位置する小屋。規模は大きくはありませんが、水場もあるので休憩ポイントに最適です。小屋の先にある開けた場所からは富士山も。2022年にリニューアルした登山バッジは、2つ揃えると1つの絵になる素敵な絵柄です。
電話:090-8815-1597(受付時間9:00~15:00)
営業期間:通年
料金:素泊まり 4,000円、テント泊 1,000円
雲取山荘

山頂から20分ほど三峯神社側に降りた場所に位置。夏季以外は各部屋にこたつが設置されています。冬季を除き、山荘前の水場も利用可能。雲取山荘の窓からは、東京都の夜景や朝焼けも見られます。
電話:0494-23-3338(受付時間9:00~20:00頃)
営業期間:通年
料金:1泊2食付き 10,000円、素泊まり 6,500円、テント泊 1,500円
三条の湯

登山口と山頂の中間にあり、温泉も楽しめる山小屋です。単純硫黄冷鉱泉は美肌の湯としても好評。日帰り湯もあるので、宿泊者以外の方も立ち寄れます。
電話:0428-88-0616
営業期間:通年
料金:1泊2食付き 9,000円、素泊まり 6,300円、テント泊 1,000円
各登山口へのアクセス
雲取山は登山口までのアクセスが良いですが、駐車場の場所などは要チェックです。各登山口のアクセスをご紹介しますので、自分の行き方と照らし合わせてください。
鴨沢登山口へのアクセス
【クルマの場合】
・中央自動車道「上野原」ICー県道35号/県道520号ー国道20号ー県道33号ー県道18号ー国道139号ー国道411号ー丹波山村村営駐車場
・中央自動車道「大月」ICー国道20号ー県道512号ー国道139号ー県道505号ー国道139号ー丹波山村村営駐車場
■丹波山村村営駐車場

台数:約45台
トイレ:あり
料金:無料
【公共交通機関の場合】
JR青梅線「奥多摩」駅下車、西東京・京王バス「鴨沢行き」or「丹波行き」乗車ー「鴨沢」下車ー鴨沢登山口
京王バス|奥多摩駅 時刻表
三条の湯登山口へのアクセス
【クルマの場合】
三条の湯登山口周辺に駐車場はありません。
【公共交通機関の場合】
JR「奥多摩」駅下車、西東京・京王バス「丹波行き」乗車ー「お祭」下車ー三条の湯登山口
三峯神社登山口へのアクセス
【クルマの場合】
・中央自動車道「勝沼」ICー国道20号ー県道38号ー県道213号ー国道140号ー県道278号ー三峰駐車場
・関越自動車道「花園」ICー県道43号ー県道209号/県道43号ー国道140号ー県道278号ー三峰駐車場
■三峰駐車場

台数:約240台
トイレ:あり
料金:二輪車 210円、普通車 520円
【公共交通機関の場合】
西武秩父線「西武秩父」駅下車、西武バス「三峯神社行き」乗車ー「三峯神社」下車ー三峯神社登山口
西武バス|三峯神社線 時刻表
下山後の温泉情報

下山後の楽しみと言えば温泉です。ゆっくりお湯につかって疲れを癒やしていきましょう。
奥多摩温泉 もえぎの湯
奥多摩の温泉の中でも人気の高い日帰り温泉施設。1度の入浴で3時間楽しめ、お風呂は内湯と露天の2つあります。お食事処で川魚など、地元の物を食べていきましょう。
住所:東京都西多摩郡奥多摩町氷川119-1
電話:0428-82-7770
営業時間:4月~11月 10:00~20:00(最終受付19:00)、12月~3月 10:00~19:00(最終受付18:00)、定休日 月曜日(月曜祝日の場合翌日)
料金:3時間/大人 1,050円、小学生600円
氷川郷麻葉の湯 三河屋旅館
歴史を感じる佇まいに、清潔な館内が評判のお宿の日帰り湯。源泉かけ流しのお湯を堪能でき、窓からは清流や奥多摩の風景が見られます。奥多摩駅から徒歩約7分なのでアクセスもバッチリ。
住所:東京都西多摩郡奥多摩町氷川1414
電話:0428-83-2027
営業時間:11:00~16:00(変動あり)
料金:大人 1,100円、子供 600円
体力のレベルアップに最適な雲取山

雲取山は行程が長いですが、東京都・山梨県・埼玉県側のコース、どれも危険箇所は少なく、岩場などもないので、体力を付けたい初級~中級登山者におすすめです。
登山道は見どころが多く、たおやかな自然は見ていて飽きません。自然や歴史を感じられる雲取山に、ぜひ登りに行ってみてくださいね!
※この記事内の情報は特記がない限り公開初出時のものとなります。登山道の状況や交通アクセス、駐車場ならびに関連施設などの情報に関しては、最新情報をご確認のうえお出かけください。
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