新幹線を利用した荷物輸送サービス「NXスーパーエクスプレスカーゴ」 JR東海エリアで本日スタート
イチオシスト

日本通運とJR東海は2026年1月15日、JR東海エリアにて新幹線を利用した法人向けの荷物輸送サービス「NXスーパーエクスプレスカーゴ」を開始しました。
トラックドライバー不足などの「物流2024年問題」や環境配慮への対応が求められるなか、新幹線の高速性・定時性を活かした物流ソリューションとして展開。車内の空きスペースを活用し、緊急性の高い荷物を東名阪でも当日輸送したいという需要に応えます。
新幹線を利用した高速・低環境負荷の物流サービス
東日本・九州に続き、東海道新幹線へ拡大
「NXスーパーエクスプレスカーゴ」は、日本通運が提供するJRグループの新幹線輸送を活用した即日配達サービスです。すでに2025年2月にJR東日本エリアでサービスを開始しており、同年7月にはJR九州エリアへと対象を拡大してきました。
今回、新たにJR東海エリアでの取り扱いが始まったことで、より広範囲で迅速な輸送ネットワークが構築されることになります。即時性・定時性・安定性を兼ね備えつつ、トラック輸送と比較してCO2排出量を削減できる環境負荷の小さい輸送手段として、利用者のニーズに応えます。
【参考】
日通のエクスプレス貨物をJR東日本の新幹線で運ぶ 「NXスーパーエクスプレスカーゴ」スタート(※2025年3月掲載)
https://tetsudo-ch.com/12997501.html
「東海道マッハ便」との連携で実現
JR東海エリアでの展開にあたっては、同社が提供する荷物輸送サービス「東海道マッハ便」および「東海道超(ウルトラ)マッハ便」と連携します。
日本通運が集荷・配達および全体の一貫輸送管理を行い、JR東海が新幹線による駅間輸送(東京駅、名古屋駅、新大阪駅など)を担うスキームです。これにより、道路事情に左右されにくい安定した即日輸送が可能となります。
【参考】
新幹線「こだま」で即日荷物輸送する法人向けサービス「東海道マッハ便」がスタート 最初の荷物は医療関係品(※2024年4月掲載)
https://tetsudo-ch.com/12956979.html
輸送スキームと具体的な利用イメージ
東京~名古屋間の即日配送イメージ
具体的な輸送イメージとして、東京近郊から名古屋近郊へ荷物を送るケースが挙げられています。
例えば、東京近郊で10時に集荷された荷物はトラックで東京駅へ運ばれ、新幹線に積み替えられます。11時33分に東京駅を発車する列車に積載された場合、名古屋駅には13時14分に到着。その後、トラックで配送先に運ばれ、14時には名古屋近郊の利用者の手元に届けられます。

従来のように1人のドライバーが配達を担う場合、全体の所要時間は5時間10分ほど、ドライバーの運転時間は4時間30分(休憩30分)ほど。この事例ではリードタイムで70分、ドライバーの運転時間で210分の短縮となります。
※輸送時間はイメージであり、集荷・配送先によって前後する場合があります。
利用可能な区間とサービスの流れ
主な取扱駅間は「東京駅 ⇔ 名古屋駅」「東京駅 ⇔ 新大阪駅」「名古屋駅 ⇔ 新大阪駅」で、これ以外の駅間については事前の調整が必要となります。具体的な輸送品目は、精密機械や医療関係品、重要書類、鮮度が求められるような付加価値の高い食品など、時間的な制約が厳しい荷物を想定しているということです。

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
記事提供元:旅とおでかけ 鉄道チャンネル
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