LIV離脱のケプカ、米ツアー復帰決定 PGAが特例制度を電撃発表
イチオシスト
「ソニーオープン・イン・ハワイ」(1月15~18日)で2026年シーズンの開幕を迎えるPGAツアーは12日、CEOのブライアン・ロラップ氏が『復帰メンバー・プログラム』を発表した。
PGAツアーは原則として、LIVゴルフでプレーした選手に対して「1年間の出場停止」措置を取っていた。しかし、12月23日にLIVゴルフを離脱したブルックス・ケプカ(米国)がPGAツアーメンバーの再申請を行ったことを受けて協議が行われ、PGAツアーと選手理事会が示した結論は「エリート選手は即時にツアーへ復帰できる」というものだった。
復帰条件は以下の通り。
1、PGAツアーを離れていた期間が2年以上であること
2、2022年から2025年の間に、メジャー大会もしくは「ザ・プレーヤーズ選手権」でしていること
これらの条件に該当する選手はケプカ、ブライソン・デシャンボー(米国)、ジョン・ラーム(スペイン)、キャメロン・スミス(オーストラリア)の4人のみ。ただし、今年2月2日までにメンバー登録の再申請を行った者に限られる。
ロラップ氏は「復帰メンバー・プログラムは、直近で競技において最高の成績を残した選手のみを対象とする。世界最高の選手たちが毎週競い合うPGAツアーに復帰できるのは限られた存在だ。申請期限は2月2日までで、この制度は一度限り。終了後に再び復帰の道が開かれる保証はない」との声明を発表した。
同プログラムの対象は通常のトーナメントのみで、高額賞金のシグネチャーイベントについては、AONネクスト10、スイング5などのランキングで上位に入り、自力で獲得する必要がある。
ケプカはこの復帰制度を受託。「子供の頃からPGAツアーでプレーすることをずっと夢見てきた。PGAツアー復帰を発表できることにとても興奮している。ファンの支援にとても感謝している」と自身のSNSで幼少の頃の写真とともにコメントを投稿した。
復帰戦は、1月29〜2月1日にカリフォルニア州トリーパインズGCで開催される「ファーマーズ・インシュランス・オープン」となる見込み。翌週の「WMフェニックスオープン」(アリゾナ州スコッツデール)にも出場する意向を示している。
PGAツアーは「LIVゴルフからの復帰選手が出場しても、既存の選手の出場枠が奪われることはない」と説明。復帰選手が出場する場合は新たな出場枠が設定され、「必要に応じて他の出場選手を増やす」可能性もあるという。また、復帰選手は2026年フェデックスカップの『ボーナス』を受けとることはできず、PGAツアーが制定している選手がツアーの利益を受けとることができる「プレーヤーズ・エクイティ・プログラム」への参加も5年間認められない。
PGAツアーの試算によると、ケプカは5000〜8000万ドル(約78〜125億円)を受けとれない可能性があるという。さらにPGAツアーからの要請により、ケプカは500万ドル(約7億8000万円)の慈善寄付を行うことに同意。今季は15試合が出場義務となる。(文・武川玲子=米国在住)
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