一瞬で防寒性がアップ!変幻自在なオーバーミトン付きグローブが地味に便利かも
アイキャッチ画像撮影:筆者 「寒いけどオーバーグローブは大げさ……」──登山者が悩む“手元の寒さ問題” 撮影:筆者 登山中の寒さは、標高や風、日差しによって刻々と変わるもの。登りでは暑く感じていたのに、稜線に出た瞬間に一 […]
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イチオシスト
アイキャッチ画像撮影:筆者
「寒いけどオーバーグローブは大げさ……」──登山者が悩む“手元の寒さ問題”

撮影:筆者
登山中の寒さは、標高や風、日差しによって刻々と変わるもの。登りでは暑く感じていたのに、稜線に出た瞬間に一気に冷える……そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
特に「手」は体の末端で冷えを感じやすい部分。薄手グローブ1枚では心もとないけれど「わざわざオーバーグローブを取り出すほどでもないし、荷物も増やしたくない…」というのが正直なところ。
そんな“ちょっと寒い”をスマートに解決してくれるのが、「オーバーミトン付きグローブ」。
冷えを感じたらミトンをサッと被せるだけで一瞬で防寒性がアップし、立ち止まることなく行動を続けられます。
便利すぎる!オーバーミトン付きグローブの構造と使い方

撮影:筆者
オーバーミトン付きグローブの最大の魅力は、「冷えたら重ねる」ではなく、「必要なときだけ切り替える」という発想。手元の温度調整がとてもシンプルになり、立ち止まって装備を入れ替えるストレスもありません。
普段は使いやすい薄手グローブ

撮影:筆者
寒さをそれほど感じない場面では、普通の薄手グローブとして使えます。登山用なので手のひらや指先はフィット感が高く、ストック操作や岩場での動きもスムーズ。ミトン部分は手の甲などにコンパクトに収納できるタイプが多く、行動中も邪魔になりません。
常に防寒重視のグローブを着ける必要がないため蒸れにくく、行動量の多い登りや歩き始めにもぴったりです。
寒さを感じたらサッとミトンを被せて

撮影:筆者
稜線に出て風を感じたり、雨や雪が降ってきたりと「寒い」と思ったら出番。収納していたミトンを引き出して被せるだけで、手先の防寒性が一気にアップします。
多くのモデルは防風・撥水素材を使用しており、冷たい風や小雨からしっかりガード。行動中でも簡単に着脱でき、立ち止まることなく温度調整できるのも大きなメリットです。
あなたに合うのはどれ?オーバーミトン付きグローブおすすめ10選

薄手でコンパクトなモデル
- ❶ STATIC|アドリフト ダイニーマ ミトン
- ❷ SWANY|パワーグリッドウィンドカバーグローブ
- ❸ milestone|Fast Trail Glove 2.0
- ❹ Black Diamond|ディプロイウィンドフードグローブ
- ❺ Black Diamond|グリッドテックストームフードグローブ
保温性重視のあったかモデル
- ❻ MAMMUT|シェルター ソフトシェル コンバーチブル ミトン
- ❼ Outdoor Research|グリッパーコンバーチブル ウィンドブロックミット
- ❽ AXESQUIN|ユビ、デル、グローブ
- ❾ THE NORTH FACE|ベントリックスグローブ
- ❿ handson grip|UNWASTED ビヨンド
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おすすめのオーバーミトン付きグローブを実際に着用したレビューを交えて紹介します。
【チェックしたポイント】
- オーバーミトンの付けやすさ、収納のしやすさ
- 携行性(重さ、持ち運びやすさ)
- 防寒性(グローブ本体、ミトン)
- 操作性(指の動きやすさなど)
オールシーズン使える!「薄手」モデルならこれ

撮影:筆者
薄手タイプのオーバーミトン付きグローブは、季節を問わず活躍する万能モデル。春〜夏の高山帯や秋の冷え込む時期、冬でも晴れた日の低山や軽い雪山まで幅広く使えます。薄手でかさばらず、持ち運びしやすいのも魅力!
フィンガーレスタイプ
①度肝を抜く軽さ!「STATIC(スタティック)アドリフト ダイニーマ ミトン」

撮影:筆者
超軽量で暖かいOcta®CPCP®を採用し、ペア23gと驚きの軽さのグローブ。通気性と保温性のバランスが良く、行動中も蒸れにくいのが魅力です。
コンパクトだけど温かく使いやすさも◎

撮影:筆者
10モデルの中でダントツの軽さ!生地もかなりの薄手だけれど、手の甲側に耐風性のあるDCF生地を配置し、手の内側はフリースの起毛がふんわりしていて温かさあり。
ミトンの収納はバンド1本で止めるだけ、のシンプルさが◎。2つ折り、4つ折りもできるので持ち運びもかさばらず便利です。
ミトンなしだと指の第二関節まで出る仕様なので人によっては寒く感じることも。冬の低山や行動量の多い山行に良さそうです。
アドリフト ダイニーマ ミトンSTATIC(スタティック)

指ありタイプ
②老舗メーカーの頼れる逸品「SWANY(スワニー)パワーグリッドウィンドカバーグローブ」

撮影:筆者
日本の老舗手袋メーカー「スワニー」のカバーグローブ。高い吸汗速乾性と通気性を備え、甲側に内蔵されたウィンドカバーを被せれば保温性が一気に向上。立体設計でフィット感も抜群です。
行動量が多いアクティブ派にぴったり

撮影:筆者
一見、「ミトンはどこ?」と思ったくらい薄手の生地でかさばらず収納もばっちり。本体の生地も薄手・軽量のグリッドフリースでコンパクトになります。ミトンは親指以外を覆うタイプで温かさは最低限、といった印象。行動中は程よいが止まると寒さを感じやすいかも。
アクティブに動くトレイルランニングや冬の日帰り軽登山におすすめです。
パワーグリッドウィンドカバーグローブSWANY(スワニー)

③あらゆるシーンにひっぱりだこ「milestone(マイルストーン)Fast Trail Glove 2.0」

撮影:筆者
POLARTEC®パワーグリッドを使用し、生地強度を高めたモデル。保温性・通気性・速乾性をバランス良く備えています。シンプルなデザインで登山、ランニング、キャンプと幅広いシーンで使え、汎用性の高さが魅力。
かゆいところに手が届く考え抜かれたデザイン

撮影:筆者
本体は薄手ながらも起毛しているので温かさがあり、防風・高撥水のミトンがほぼ手全体を覆うので保温力がアップします。ミトンの生地はやや張りがあり、装着には少し慣れが必要かもしれません。
生地が柔らかいので2つ折りにしてコンパクトに持ち運べるのも◎。人さし指と親指にスリットがあるのでスマートフォン操作も楽チンです。
Fast Trail Glove 2.0milestone(マイルストーン)

④使いやすさはお墨付き!「Black Diamond(ブラックダイヤモンド)ディプロイウィンドフードグローブ」

撮影:筆者
ファンも多いブラックダイヤモンドにもミトン付きグローブがありました!タッチ操作対応やスマートウォッチ用スリットなど、行動中にうれしい機能も充実。頼りになるモデルです。
登山のあれこれに対応した頼りになる存在

撮影:筆者
手全体を覆うミトンで温かい◎。手首のリブも長めでフィット感もよく、温かさに一役買っています。薄手の本体生地は手の動作がスムーズ。ミトンは手首のポケットに収納しますが、ポケット部分がやや小さく、入れた分盛り上がってしまうのが気になる人もいるかも。
リストウォッチ用スリットやノーズワイプ、グリップを高めるドット付きシリコンパーム、被視認性を高めるリフレクティブロゴプリント、ペアリングクリップ……と至れり尽くせりの仕様は流石!の一言です。
ディプロイウィンドフードグローブBlack Diamond(ブラックダイヤモンド)

⑤悪天候にもしっかり対応「Black Diamond(ブラックダイヤモンド)グリッドテックストームフードグローブ」

撮影:筆者
温かいグリッドフリースに防水フードを組み合わせたモデル。ディプロイが軽快さ重視なのに対し、こちらは3レイヤー防水フードで風雨や雪への対応力が高いのが特徴です。
使いやすさと温かさを兼ね備えた1枚

撮影:筆者
ディプロイウィンドフードグローブとほぼ同じ作りですが、本体もミトンも厚めの生地で温かく、薄手ながらも保温力を求める人におすすめです。ミトンの生地が厚いぶん収納にもたつくことも。
ディプロイと同じ機能性を備え、より温かいので雪山登山にも良さそうです。
グリッドテックストームフードグローブBlack Diamond(ブラックダイヤモンド)

寒がりさんには「保温性重視」であたたかく

撮影:筆者
手先の冷えが気になる寒がりさんには、保温性を重視したモデルがおすすめ。フリースやウール素材などを採用したものなら、冷たい風を防ぎつつしっかり保温してくれます。気温差のある残雪期登山や風の強い稜線でも心強く、手元の不安を減らしてくれます。
フィンガーレスタイプ
⑥起毛していて温かい「MAMMUT(マムート)シェルター ソフトシェル コンバーチブル ミトン」

撮影:筆者
防風・耐水性を備えたソフトシェル素材を採用。内外ともに起毛加工で温かく、指先を折り返して固定できる構造でスマホ操作や細かな作業もスムーズです。
温かさと軽さのバランス良し

撮影:筆者
前述した通り、起毛しているので保温力が高いのが特徴。ミトンは親指、それ以外の指と別れた仕様で、しっかりした生地で被せやすくなっています。手首のリブも長めで温かさに貢献。厚めの生地は少々かさばるけれど、84gと軽量なので持ち運びに不都合を感じないのでは。
親指以外のミトンはスナップボタンで着脱が簡単ですが、親指のミトンはボタンがないのでぷらんとするのが気になるかも。しっかりとしたソフトシェル素材で、雪山でも活躍してくれること間違いなしです。
シェルター ソフトシェル コンバーチブル ミトンMAMMUT(マムート)

⑦悪天候でも頼りになる「Outdoor Research(アウトドアリサーチ)グリッパーコンバーチブル ウィンドブロックミット」

撮影:筆者
Polartec® Windbloc®を採用した防風・耐水ミトン。温かさと透湿性を兼ね備え、厳しい天候下でも快適に行動できます。
高い保温力がある実力派
撮影:筆者(ミトンが磁石でくっつく様子)
筆者は10種類の中で1番温かく感じたモデル。Polartec® Windbloc® 3レイヤーマイクロフリースの質実剛健な生地は安心感があります。
ミトン部分は小型の磁石で本体にくっついて収納。ピタリと付くので行動しやすいのもポイントです。磁石があるぶん少々重量があり、生地も厚めでややかさばりますが、それでも寒い時期の相棒として持っていく価値があるグローブです。
グリッパーコンバーチブルウィンドブロックミットOUTDOOR RESEARCH(アウトドアリサーチ )

⑧画期的デザイン!「AXESQUIN(アクシーズクイン)ユビ、デル、グローブ」

撮影:筆者
親指・人差し指・中指の指先だけを出せる独自デザイン。手を温めながら指先の最低限な露出で操作できるのが◎。秋冬の低山からスノーハイクまで幅広く活躍します。
必要な時に必要な分だけで温かさを維持!

撮影:筆者
雪山でも使える温かなソフトシェル素材。ミトン(フラップ)はマジックテープで止めているだけのシンプル構造で収納しやすいが、生地が厚めのため被せる時にややもたつきました。
手首部分は生地が薄手。重ね着必須の寒い時期に起こる“袖口渋滞”の緩和に役立ちそうです。スマートフォンやカメラの操作に必要最小限の指先スリットで操作できるのは寒がりさんに大きなメリット!
ユビ、デル、グローブAXESQUIN(アクシーズクイン)

指ありタイプ
⑨独自素材が快適さを生み出す「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)ベントリックスグローブ」

撮影:筆者
ザ・ノース・フェイス独自素材VENTRIX™中わたが運動量に応じて蒸れを逃がし、冷えを防いでくれる高機能グローブ。ランから登山まで幅広く活躍します。
1年中活躍できる人気モデル

撮影:筆者
中わたと内側のフリース素材で見た目よりしっかり温かく、軽めの雪山なら行けそうです。ミトンは一見、幅が狭く付けにくそうに見えますが、生地の伸びがよくサッと装着できました。収納ポケットも大きいので入れやすいのも高ポイント。
ミトンは親指以外の4本指部分のみを覆うデザインですが、本体自体に保温力があるので十分な暖かさを確保できます。さらに、収納式ミトンを装着することで、防風性と耐水性を高めることが可能。状況に応じて使い分けることで、薄手ながらも頼りになります。
冬はもちろん、夏の高山帯などオールシーズン使えそうです。
ベントリックスグローブTHE NORTH FACE(ノースフェイス)

⑩メリノウールを使用した「handson grip|UNWASTED(ハンズオングリップ | アンウェイステッド)ビヨンド」

撮影:筆者
日本の手袋生産の約9割を支える香川県東かがわ市に拠点を置くブランドhandson grip(ハンズオングリップ)が監修・設計した、10種類の中で唯一、メリノウールを全面に使用したモデルです。
ミニマルな実用性でオールシーズンOK

撮影:筆者
ふんわりとして温かいメリノウール素材が肌に優しく、メリノ好きや肌触りが気になる人におすすめ。ミトン(フード)は指部分のみ覆うデザインで装着は慣れが必要ですが、収納ポケットは深めで入れやすくなっています。人さし指、親指のみスリットがあり、操作性が◎。
保温力は雪山では物足りなく感じそうですが、冬の低山や他の季節で長く活躍してくれるのでは!
ビヨンドhandson grip|UNWASTED(ハンズオングリップ | アンウェイステッド)

寒い時の相棒グローブはこれに決まり!

撮影:筆者
寒さに合わせて使い分けるのではなく、一枚で完結できるのがオーバーミトン付きグローブの最大の魅力。“脱・手の冷えストレス”を叶えてくれる、新定番になりそうです。
薄手から保温重視までタイプもさまざま。今回の着用レビューを参考に、あなたにぴったりの相棒グローブを見つけてください!
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記事提供元:YAMA HACK
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