【2025年に流行った釣りランキング】釣具屋スタッフ200人に聞いてみたら「イカ釣り」が圧倒的過ぎた

あなたは2025年にどんな釣りをしましたか？自分の釣りをとことん追求した人もいれば、季節の美味しい魚を釣り方問わず狙った人もいるでしょう。釣りスタイルは十人十色ですが、やはり「トレンド」も存在している様子。そこで、釣具のポイントの協力のもと、2025年に流行った釣りランキングを作成。TOP5を紹介しよう。

（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース西部版 河野剛志）

人気が集まる釣りもの

多くの釣り物には釣れる（釣りやすい）シーズンが存在している。通年狙えるターゲットの場合は、食べて美味しい「旬」がメインシーズンになることが多い。

たくさん釣れる＝好調な釣り物に人気が集まるのはもちろんの事ではあるが、それ以外の理由で人気が出る釣り物もあるはず。

そこで、大手釣具店スタッフ約200名にアンケートを実施し、今年流行った釣り物ランキングを作成してみた！

釣具のポイントに協力いただく

今回ご協力いただいたのは、釣具のポイント。九州を中心に日本全国へ店舗を展開する大手釣具チェーンだ。店舗も明るく、釣り初心者からベテランまで幅広い層が訪れている。

笑顔で接客する釣具のポイント店員（提供：釣具のポイント）

アンケート概要

アンケートはオンライン形式で実施し、以下の内容で回答を収集した。

・質問：2025年、 お客様の関心が一番高かった釣り物を教えてください／なぜそう思いましたか？
・対象：釣具のポイント全店舗のスタッフ
・回答形式：フリー記述／複数回答可
・有効回答数：240件

それでは第5位からランキングを紹介していこう。

5位：マグロ釣り（10票）

第5位は「船でのマグロ釣り」。ターゲットとしてはキハダマグロとクロマグロの名が挙がっていた。

釣り物含めての回答では「キハダ狙いのコマセ釣り」が最も多く、70％を占めた。残りは「クロマグロ狙いのルアーキャスティング」という結果に。

マグロが日本人の魚食文化を代表とする魚であることはもちろんだが、大型のマグロが日本近海で釣りやすくなっているということだろう。

60kg超えキハダマグロ（提供：週刊つりニュース関東版APC・間宮隆）

人気の理由は？

マグロ釣りが人気だった理由を聞いてみた。

コマセマグロについては、回答者のほとんどがシーズン中盤以降の相模湾が絶好調だったことを挙げている。30kg以上の大型キハダマグロが船中10本という釣果も確かにあった。

一方、キャスティングのクロマグロについては「比較的近い海域で200kg級が回遊していた為」とのこと。海の大物釣り師にとっての最高峰ターゲットが釣れるチャンスを心待ちにしていたアングラーが一定数いることが表面化した。

また、「糸の巻替え需要が多数あった」という回答もあり、数百m走ることもザラなマグロ釣りへの関心度の高さがここにも現れているのかもしれない。

4位：タチウオ釣り（11票）

第4位は「タチウオ釣り」。うち8割程度が「船でのタチウオ釣り」と回答。

怖い顔つきに銀ピカの体色と、見た目のインパクト抜群のタチウオ。鱗がないので下処理も簡単で、脂の乗った白身は生食はもちろん、どんな調理法でも美味しく食べれる「釣って良し食べて良し」の魚だ。

東京湾で釣れた良型タチウオ（提供：週刊つりニュース関東版APC・田中義博）

人気の理由は？

船タチウオ釣りについて最も多かった理由が、「出船期間が非常に長い」「一度行くとハマる釣り物」という回答。いつでもチャレンジできて、ゲーム性も高いとなれば、人気にも納得だ。

陸っぱりタチウオでは「十数年振りに堤防でのタチウオが好調だったから」と、久しぶりの好調に釣り人の注目が集まった模様だ。黒潮の大蛇行が解消されたことが影響しているという意見もあるが、ここは神のみぞ知る領域だろう。

3位：ジギング（18票）

いよいよTOP3の発表。第3位は18件の回答があった「ジギング（ショア＆オフショア）」。内訳は回答の9割が陸っぱりの「ショアジギング」だった。

ターゲットとしてはブリとサワラの比率が圧倒的に高く、多くのショアジギアングラーが青物を狙っていたようだ。

ブレードジグで釣ったサワラ（提供：TSURINEWSライター・高橋凪）

人気の理由は？

ショアジギングが人気だったと答えた理由を聞いてみると、「初心者でも釣りやすい数の青物やサゴシが入って来たため」と、やはり回遊状況に恵まれた年だったことが大きな理由だったようだ。

中には、「売場がスカスカになるほどジグが売れていたため」との回答もあり、青物回遊タイミングで釣り人が一気にヒートアップした様子も伺える。青物は回遊ありきの釣りなので致し方ないところか・・。

2位：イカメタル（66票）

第2位は「イカメタル」がランクイン。第3位のジギングを大きくリードするトリプルスコア以上の得票数となった。

メインターゲットはケンサキイカ・ヤリイカ・スルメイカなどのツツイカ類。シーズンやエリアによって変動する。

夏の夜に出船することが多く、暑い日中を避けて楽しめる釣りでもある。

大型のケンサキイカ（提供：週刊つりニュース関西版）

人気の理由は？

イカメタルと回答した理由を聞いてみると、「毎年新規の釣り物として始められるお客様が多い」「年々需要が増えている」と、今年に限った話しではなく、年々人気が高まっているようだ。

エリアによってはまだまだ知名度が低いところもあり、今後さらに人気が高まって行くことが予想される。

1位：エギング／ティップラン（81票）

映えある第1位に輝いたのが、81票を獲得した「エギング／ティップラン」だ。

陸っぱりのルアーフィッシングとして不動の人気を確立しているエギングだが、その歴史は古く、実は江戸時代から存在していた釣法だ。発祥も日本で、「餌木（エギ）」と呼ばれる擬似餌を使用する。

南は沖縄から北は北海道まで日本全国で楽しむことが出来て、エギをつけるだけとシンプルな仕掛けである点も、入門障壁を下げる要因に違いない。

陸っぱりエギングで良型アオリイカGET！（提供：TSURINEWSライター・佐々木智成）

人気の理由は？

エギングが人気と答えた方に理由を聞いてみると「エギはいつでもコンスタントに売れている」「新商品や関連イベントの問い合わせが多い」と、1年を通して釣り人の関心が高いことが伺える。

また、「陸っぱりエギングからスタートし、ティップランへとハマっていく方も多い」との回答もあり、陸っぱりと沖釣りを流動的に釣り人が行き来していることも判明した。一度ハマったら抜け出せない（抜け出さない）のも納得だ。

イカ釣りは不動の人気

2025年人気の釣りランキング結果を見えれば一目瞭然。全体の6割を超える得票数をイカ釣りが獲得する「イカ釣り一強」の様相が鮮明になった。

2025年人気釣り物ランキング（作成：TSURINEWS編集部）

目を引いた少数回答

5位までには入らなかったが、目を引いた回答を２つ紹介したい。

一つ目が「堤防カワハギ釣り」だ。カワハギといえば船釣りの高級美味ターゲットというイメージが強いかもしれないが、実は身近な堤防にも生息する魚だ。近場であの肝醤油を手に入れられるのであれば、チャレンジする価値ありだろう。

二つ目が、「堤防アラ（クエ）釣り」という回答だ。魚類の中でも最高級美味と称されるアラ（クエ）を堤防から狙うというのだ。なんてロマン溢れる釣りだろう。もちろん試せるエリアは限定的だが、該当エリアの釣り人はぜひトライしていただき、釣れたら一報いただきたいものだ。

釣り情報が手に入る「釣具のポイントアプリ」

釣具のポイントが提供する公式アプリには、釣行前から釣行後までをサポートする便利な機能がそろっている。釣りに役立つ情報収集はもちろん、買い物やコミュニティ機能まで網羅されており、釣り人の心強いパートナーといえる存在だ。

釣り人の味方「釣具のポイントアプリ」（提供：釣具のポイント）

 釣りコミュニティ

釣具のポイントアプリ内では、釣果や釣行の様子を投稿・閲覧できるコミュニティ機能を利用できる。他の釣り人のリアルな釣果やコメントをチェックできるため、モチベーションアップや次の釣行のヒント探しにも役立つ。

コミュニティで情報を交換（提供：釣具のポイント）

釣り情報

公式アプリでは、全国各地の釣果情報や店舗ブログを手軽にチェックできるのも魅力のひとつ。さらに、釣り人には欠かせない釣場情報や遊漁船情報、タイドグラフなども確認でき、釣行前の情報収集をしっかりサポートしてくれる。エリアごとの最新状況を把握しやすく、効率的な釣行計画に役立つ。

釣りに必要な情報を入手できる（提供：釣具のポイント）

公式オンラインストア

釣具のポイント公式オンラインストアと連携しており、気になる商品をアプリからそのまま購入可能。店舗とオンラインを使い分けながら、自分に合ったスタイルで買い物ができる。

手軽に釣具を購入できる（提供：釣具のポイント）

アプリクーポン

アプリ限定のクーポンが配信されるのも見逃せないポイント。お得に釣具を購入できるチャンスがあり、普段の買い物にも活用しやすい。

お得なアプリクーポンも見逃せない（提供：釣具のポイント）

読むコンテンツ

釣りに役立つ読み物コンテンツも充実しており、TSURINEWSの記事をアプリ内から閲覧できる。最新の釣果情報やテクニック、企画記事までまとめてチェックでき、移動中や空き時間にも釣りの情報収集が可能だ。

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＜小菊洋輔／TSURINEWS編集部＞