【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.37)
イチオシスト

【問題】
次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。
昔から「早起きは三文の徳」と言われますが、これは科学的にも理にかなっているそうです。朝の脳は、睡眠によって前日の記憶が整理され、リフレッシュした状態になっています。( 1 )、クリエイティブな仕事や勉強をするのに、朝は最も効率が良い時間帯なのです。多くの作家や経営者が早起きをして執筆や思索に時間を充てているのも、このためだと言われています。また、朝の静けさは集中力を高め、精神的なゆとりをもたらしてくれます。夜更かしをしてぼんやりと過ごすよりも、早めに寝て朝早く起きる方が、同じ時間でも充実度が全く違います。私も明日からは、あと30分だけ早起きをして、読書の時間に充ててみようかと思います。
問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。
A. したがって
B. ところで
C. しかし
D. あるいは
★ ヒント
ヒント1:前では、「朝の脳はリフレッシュした状態である」という事実・条件が述べられています。
ヒント2:後では、その事実ゆえに「朝は仕事や勉強に効率が良い」という結論が述べられています。理由と結論を論理的につなぐ言葉が入ります。
【解説】

正解:A. したがって
【解説】
( 1 )の前の文章では、朝の脳の状態が良いという「前提・理由」を述べています。一方、( 1 )の後の文章では、だからこそ朝は活動に適しているという「帰結・結論」を述べています。前の事柄が理由となって、論理的に後の結論が導かれる際に使われる順接の接続詞「したがって」(または「そのため」)が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・B(ところで):話題を変える場合に使います。・C(しかし):逆説を示すため不適切です。・D(あるいは):選択肢を示す場合に使います。
いかがでしたか?朝の時間を有効活用したくなりますね。文章の論理構成(理由→結論)を正しく把握することは、論理的思考力を維持するのに役立ちます。
さらにもう一問!
記事提供元:脳トレ日和
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