小川直也さん参加の『タコ釣り大会』に密着 4.9kg巨大マダコが登場!

小川直也さん参加の『タコ釣り大会』に密着 4.9kg巨大マダコが登場!">
ハッスル!杯争奪大洗沖タコ釣り大会 「ハッスル!杯争奪大洗沖タコ釣り大会」は柔道家の小川直也さんが運営する小川道場が主催。小川直也さん率いる「神奈川軍団」と、無心塾飯島道場・長島宏幸監督率いる「茨城軍 …
イチオシスト
12月9日(火)、茨城県大洗港から出船する光来丸で、年に一度のビッグイベント「第9回ハッスル!杯争奪大洗沖タコ釣り大会」が開催された。柔道家の小川直也さんにプロアングラーも参加した模様をレポート。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS編集部・河野)


ハッスル!杯争奪大洗沖タコ釣り大会
「ハッスル!杯争奪大洗沖タコ釣り大会」は柔道家の小川直也さんが運営する小川道場が主催。小川直也さん率いる「神奈川軍団」と、無心塾飯島道場・長島宏幸監督率いる「茨城軍団」とのチーム戦という構図で、優勝杯をかけてどちらが多くマダコを釣るか競った。
茨城軍団が優勢
一昨年までは「茨城軍団」が7連勝という状況であったが、昨年は「神奈川軍団」が悲願の初勝利を果たしている。2連覇を狙う「神奈川軍団」に対して、リベンジ魂を燃やす「茨城軍団」のアツい戦いを紹介していこう。
豪華な協賛品
当日は、muta MARINE Fishing株式会社、株式会社吉川商事、野口ライス、真盛堂、アルファタックルから個人賞、大物賞など豪華な協賛品も用意された。
プロアングラーも参加
参加者の中には、プロアングラーの鈴木斉さん(茨城軍団)、釣り業界のレジェンド・村越正海さん(神奈川軍団)、muta MARINE Fishing社長の出柄和伸さん(神奈川軍団)など総勢15名の豪華な面々が集結。この時期に狙える茨城の大型タコ「渡りタコ」を狙った。
大洗の光来丸で出船
5時00分、光来丸は大洗港を離岸。気温5℃と寒さ厳しい中での出船となった。
日が昇る前に出船(提供:TSURINEWS編集部・河野)
大洗港を出港し、最初のポイントまでは1時間程度。錘は60-80号で、エギは3-4号を使用した。
当日使用したタックルと仕掛けの一例(提供:TSURINEWS編集部・河野)
静かな立ち上がり
前回大会では46杯の大漁だったこともあり、序盤からタコが乱舞するかと思いきや、船中では歓声無し。この日は強風が吹きつけ、うねりが強いハードコンディション。そのため、潮に対して船を立てることが難しく、前年のような大漁は難しそうな印象を受けた。
鈴木プロに船中1杯目
そんな状況で最初に竿を曲げたのは、左舷ミヨシに釣り座を構えた鈴木プロ。底からエギを離さないように小さなシャクリを入れて誘い、1キロ台のマダコをキャッチし、船中一番乗り。
船中ファーストフィッシュの鈴木プロ(提供:TSURINEWS編集部・河野)
2.7kg良型マダコ浮上!
続く3流し目で、右舷胴の間の矢野さんが2キロ台の良型マダコをキャッチ。
神奈川軍団・矢野さんも後に続く(提供:TSURINEWS編集部・河野)
空が明るくなるにつれ、少しずつ船内も活気立つ中、鈴木プロが竿を曲げる。「これはサイズアップしたかも!」というコメントとともに上がってきたのは良型のマダコ。重さをはかると2.7kgと、惜しくも3kgには届かなかったが、グッドコンディションなマダコだった。
良型のマダコを釣り上げた鈴木プロ(提供:TSURINEWS編集部・河野)
2kg級が連発
8時を過ぎてから若干活性が上がってきたようで、船長がギャフを持つ回数も増えるように。ここから「タコ釣り名人」の異名を持つ、茨城軍団の高橋さん(右舷ミヨシ2番手)が釣果を重ねる。2kg級のマダコを連続キャッチしてみせた。
2連続マダコをキャッチした高橋さん(提供:TSURINEWS編集部・河野)
神奈川軍団も反撃開始
これ以上差が開くと逆転が難しくなる神奈川軍団が反撃を開始。右舷ミヨシに釣り座を構える村越プロが竿を曲げる。周囲の方々が「テレビで見ている光景が生で観れるなんて!」と村越プロ以上に興奮している様子が印象的だった。
歓声を受けながらマダコをキャッチした村越プロ(提供:TSURINEWS編集部・河野)
同じタイミングで左舷胴の間の今泉さん(神奈川軍団)も良型マダコをキャッチし、一気に攻勢をかけていった。
嬉しい初キャッチを記録した今泉さん(提供:TSURINEWS編集部・河野)
4.9kg「渡りタコ」が登場!
うねりが強く、船酔いをしてしまう人も続出した中で、錘が常に底についた状態を意識し、エギだけを上下させる誘い方ができるかどうかで釣果に差が出ていた。また、マダコをキャッチした方のエギを見ると、イエロー系のエギを入れ、サイズを4号と3号混合で組んでいる人が多かった。
鈴木プロがヒットを連発させていたエギ(提供:TSURINEWS編集部・河野)
10時を過ぎて釣果トップを走るのは、鈴木プロの3杯。そこに茨城軍団の高橋さんが猛追するという展開になっていた。そんな中で竿を大きく曲げたのが高橋さん。明らかにいままでの引きとは違い、船内に緊張感が走った。
竿が大きくしなる(提供:TSURINEWS編集部・河野)
丁寧なやり取りでキャッチしたのは、4.9kgの渡りタコ。この日一番の大物をゲットし、船内に歓声が上がった。
この日1番の4.9キロ渡りタコをキャッチ(提供:TSURINEWS編集部・河野)
筆者の使用したタックル
・ロッド:アルファソニック エギタコ183
・リール:ディーノタコ300PH/L
・ライン:PE3号
・リーダー:フロロ10号
・エギ:ぷりぷりポルポ3.5号、他4号エギ
・錘:80号
専用タックルは全然違う!
いままで筆者はタチウオ用のタックルを流用してタコ釣りをしていたが、今回はアルファタックルで展開されているエギタコ専用タックルを使用。いままでタコ釣りは、「硬めのロッドならなんでも良い」と考えていたが、実際に使ってみて、その専用タックルならではの利点に気づいた。
一つ目は、柔軟な穂先で微かなタコの触りも取ることができる点。
二つ目は、タコをかけた後、一気に海底から引き剥がすことができるバットパワー。いままで流用してきたロッドはバットの強度不足で、大型のタコを海底から引き剥がすことに苦戦していたが、このタックルを使ってその不満が解消された。
アルファソニック エギタコ183で良型ゲット(提供:TSURINEWS編集部・河野)
柔らかボディの「ぷりぷりポルポ」
釣りフェスで見てから、このタコ釣り大会でずっと使おうと思っていた新作エギ「ぷりぷりポルポ」。今回は一際目立つ「錦鯉」カラーを使用。その他に4号エギを2つ付けた。
実際に3kgのタコを釣り上げたとき、他の2つのエギには針が掛かっておらず、この「錦鯉」だけをガッツリ掴んでいた。ぷりぷりポルポの特徴である「柔らかボディ」にタコも夢中なようだった。
ぷりぷりポルポを取るのに苦戦(提供:TSURINEWS編集部・河野)
最終結果
その後も2kg~3kgの美味しそうなマダコがポツポツと上がり、11時に納竿。ハードコンディションの中、船中合計16杯のマダコが釣れ、外道のショウサイフグなども上がり、和気藹々とした雰囲気のまま帰港となった。
帰港後、興奮冷めやらぬままに表彰式を実施。個人では、釣果数4杯で茨城軍団の高橋さんと鈴木プロが同率1位という結果に。大物賞は4.9kgの渡りタコを釣り上げた高橋さんが勝ち取り、個人の部総合優勝。各社から豪華な賞品が贈呈された。
個人戦に優勝した高橋さん(写真中央)(提供:TSURINEWS編集部・河野)
賞品の「ぷりぷりポルポ」を参加者にお裾分け(提供:TSURINEWS編集部・河野)
神奈川軍団では、村越プロが3杯を釣り上げ奮闘するも惜敗。高橋さん、鈴木プロの活躍で茨城軍団が勝利を飾り、優勝杯を奪還。笑顔の記念撮影となった。
最後は全員でハッスル!ハッスル!(提供:TSURINEWS編集部・河野)
今後の展望
光来丸・中野船長からは、「これからの時期は、本格的に磯場で4~5kg級の渡りタコ釣りが楽しめる」というコメントをいただいた。年明け一発目の釣行は大洗の渡りタコを狙ってみるのはいかがだろうか。
<河野陸/TSURINEWS編集部>
記事提供元:TSURINEWS
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