鳥居さくらは『安』 プロテスト合格の“安心”と来季の目標「安定したショットを打てるように」【ルーキーの“今年の漢字”】
イチオシスト
プロテストに合格した選手が同期No.1の座をかけて争った「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」で、これからプロ生活が始まる98期生の選手たちに“今年の漢字”を書いてもらった。今回は同大会を7位タイで終えた、鳥居さくらをご紹介!
兵庫県出身で2007年1月23日の18歳。JGAナショナルチームの一員にもなり、24年「日本女子アマ」を制している。プロテストには2度目の挑戦で合格。来季出場権をかけたQTは1次で敗退し、ルーキーイヤーの主戦場は下部ステップ・アップ・ツアーになる。
今年はアマチュアとしてレギュラーツアー6試合に出場した。「ショットの調子がいいのに結果が出ないことが続いていた」と、予選通過を果たしたのは「Sky RKBレディスクラシック」(46位)のみ。「この調子で行ったら『テストも危ない…』という心配はあった」と、不安を抱えながらの受験だったが、プロの舞台で得た課題を手に、練習に励んできた。
「プロテストの1~2カ月前から、ラウンドに行く頻度が増えて、なんとか調整ができました」。環境の変化が好転材料になった。さらに、昨年春頃から指導を受けるツアー通算3勝・星野英正のサポートも力となり、念願の合格へとつなげた。
そんな鳥居が書いた漢字は『安』。「プロテストに受かって『安心』したのと、来年は『安定』したショットを打てるように。私はショットが安定していなくて、攻め方がいろいろ変わってしまうタイプなので」と、その理由を明かす。
自身の強みは「飛距離」と、平均250ヤードのドライバーショットが魅力の一つ。ただ、「その分、曲がるので…」と方向性に課題を持っている。このオフはショット精度の向上に重点を置いて、安定性を手にする構えだ。(文・高木彩音)
■千田萌花(長野県出身・2002年11月22日生まれ、23歳)
―今年を表す漢字は『晴』
「6回目の受験でやっと(プロテストに)受かることができ、かなり気持ちが晴れた年でした。“次も頑張ろう”という前向きな気持ちになれたので、自分の人生のなかで1番濃い時間でした。(来年は)ゴルフを純粋に楽しむことを一番のテーマにしている。それを忘れずに、やることはしっかり最後までやっていくことを目標にしていきたいです」
■高田菜桜(千葉県出身・2004年3月9日生まれ、21歳)
―今年を表す漢字は『崖』
「今年は“崖っぷち”だった。もちろんプロテストもですけど、私は大学でゴルフをしていて、ゴルフ部の人数が減ってしまい、団体戦もギリギリ出られるかどうかで…。プロテストも今年が最初で最後のつもりで受けていた。テストを受けながら、就職探しも同時進行でやっていました。今年は調子がよかったので、『今年受からなかったら厳しい』と、覚悟を決めて挑んでいました。(来年は)ステップ・アップ・ツアーからのスタートになるので、まずはステップで1勝して、たくさん上位で戦える選手になりたいです」
<ゴルフ情報ALBA Net>
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