是枝裕和の要望による全編フィルム撮影の映像 実写映画「ルックバック」超特報
イチオシスト
2026年に公開される、是枝裕和が監督・脚本・編集を務める、漫画家・藤本タツキの同名漫画の実写映画化作「ルックバック」の、超特報が公開された。
超特報は、漫画を描く手元と音からスタートする。音楽にのせ、藤野の背中、どてら姿の京本の背中、漫画を描く2人などが、移り変わる季節とともに描かれている。本作は、是枝監督の希望で、全編フィルムで撮影。映画では初タッグとなるカメラマン・上野千蔵とともに、美しい四季とあわせて藤野と京本の姿をフィルムに焼きつけている。音楽は、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」などの映像作品や米津玄師、宇多田ヒカルらの楽曲を手がける音楽家・坂東祐大。超特報の音楽も制作した。
あわせて、是枝監督のコメント映像も公開された。映像は、7月の撮影時に秋田県にかほ市で収録したもので、原作漫画「ルックバック」への思いなどが語られる。
「ルックバック」は、2021年に「少年ジャンプ+」で公開された、ひたむきに漫画家を目指す2人の少女を描いた青春物語。著名なクリエイター陣をはじめとした多くの漫画ファンの間で話題を呼び、「このマンガがすごい!2022」オトコ編で第1位を獲得。2024年には劇場アニメ化されて大ヒットとなり、世界最大規模のアニメーション映画祭である「アヌシー国際アニメーション映画祭」をはじめ世界各地で上映され、国内外からの高い評価を受けた。
監督・脚本・編集を務めるのは、2018年に「万引き家族」でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝いた是枝裕和。劇場公開中の「レゼ篇」が全世界の興行収入が270億円を超える大ヒットとなっている「チェンソーマン」などの漫画家・藤本タツキとのタッグが実現した。
【作品情報】
ルックバック
2026年公開
配給:K2 Pictures
©藤本タツキ/集英社 ©2026 K2Pictures・集英社
記事提供元:映画スクエア
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