「え、スノーピークってこんなの出してたの!?」電源・灯り・充電が全部揃う新ギア3種を使ってみた
イチオシスト
アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者
正直、スノーピークに充電器のイメージはなかった…

キャンプを始めた当初から、スノーピークの様々なアイテムを愛用してきた筆者。新作は定期的にチェックしてきたつもりだったんですが、何やら見落としていたアイテムが!
なんと、ガジェットが発売されていたんです。
ANKERとの共同開発品だと!?

それも、あのANKERとの共同開発品で、種類はバッテリーとチャージャーに雰囲気良さそうなランタンも。これは気になる!
とは言え、すべて揃えるとなるとなかなか高額で、お試しで買うにはちょっと……。ということで今回はライター特権を活用して(笑)、まとめてお借りして使わせてもらうことにしました。
実際にフィールドでガッツリ試してきたので、スノーピークファンの方はもちろんキャンプをもっと快適にしたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
OD缶みたいな見た目がまんまスノーピーク!
ギガパワーバッテリー15000 / 30000

まずは、スノーピークらしくまるでOD缶のような見た目のバッテリーからチェック。OD缶の250サイズと同じ「15000」と、500サイズと同じ「30000」という2種類の展開です。

マットなブラックカラーに小さくロゴを落とし込んだスッキリしたデザインで、見た目のカッコよさは流石のスノーピーク! モバイルバッテリーとは感じさせないビジュアルで、サイトへの馴染み具合も良好です。
見た目の良さだけでなく、「リン酸鉄リチウムイオン電池」採用により耐久性と安全性が高いところもポイント。昨今発火事故も相次いでいるだけに安全性にはこだわって選びたいモバイルバッテリーですが、専門ブランドのアンカー・ジャパンとの共同開発ということで、安心感がありますね。
スマホの充電にちょうど良い容量と、手軽なサイズ感が◎

15000はiPhoneを約3回充電、30000は約5回充電できるバッテリー容量。
昨今は1サイトに1台というくらい大型のポータブル電源を持ち込むのもスタンダードになりつつありますが、実際のところアレコレ家電などに頼らなければ、現地で充電が必要なものと言えばスマートフォンぐらいなんですよね。
1〜2人で1泊キャンプのスマホ充電程度であれば充分事足りるので、このギガパワーバッテリーは持ち運びや積載スペース的な負担もなくお手軽です。
複数ポートで同時充電も可能!これなら“取り合い”にならなそう

USBポートは合計3口で、天面にUSB-Cが1個、背面にUSB-CとUSB-Aが各1個ずつで同時充電も可能。アウトドアでよく使うLEDライトやポータブルスピーカーなどもまとめて充電できるのは、便利ですね。
スマートフォンの同時充電もできるので、2人でバッテリーの取り合いに……なんてことにもならないので、ファミリーキャンプでも大活躍の予感です。

また、滑り止め用のゴムパッドも取り付けられているので、不安定なフィールドで傾いたテーブル上でも安定感アップ。
フィールドでの使い勝手までしっかり考慮されているあたり、やはりアウトドアブランドです!
ギガパワーバッテリー 15000スノーピーク

ギガパワーバッテリー 30000スノーピーク

カラーチェンジも楽しい新感覚のテーブルライト!
ギガパワーランタンTL

続いては、ギガパワーバッテリー専用LEDライトのギガパワーランタンTL。ランタンHLという明るさ重視のモデルもありますが、こちらは光量135lmで雰囲気重視のテーブルランタンです。

上部のポートにねじ込んで直付けするタイプの完全専用設計。バッテリーに接続した状態ならIPX4の防水性能があるため、テーブル上で不意に飲み物がかかったりしても心配無用です。
容量が少ない15000使用時に最大光量でも点灯時間は約10時間あるので、日没から寝るまで点けっぱなしても保ちますね。
多彩な点灯モードが充実
特徴的なのが、日の出と日の入をイメージしたライトのカラー。ツマミを回すと青→紫→ピンク→オレンジ→白と、色が移り変わりながら明るさが変化。他にもゆらぎ点灯モードや自動消灯モードなど、LEDライトらしい多彩な点灯モードがあります。
食事のときは明るくして、食後のくつろぎタイムはグラデーションのムーディーな雰囲気で……などシチュエーションにあわせたライティングを楽しめるのが気に入りました。
ランタンを点灯しながら充電も可能

ランタンを灯した状態でもバッテリー機能は使えるので、灯りを消すことなく一台二役で活躍してくれます。
ただ、15000だと容量的に心許ないので、ランタンと充電を併用する場合は余裕のある30000を用意しておきたいところです。
三脚で固定してスタンドライトとしても使える

ギガパワーバッテリーの底部にはカメラの三脚と接続できるU1/4インチカメラネジ穴があるので、バッテリーごと三脚に取り付けることも可能。
ランタンハンガー代わりにして、サイトの好きなところにライトを設置できるのも便利でした。
ギガパワーランタンTLスノーピーク

動画を観ながら充電もできる!
ギガパワーチャージャー

もう一つの専用オプションは、こちらの非接触充電に対応したスマートフォン充電器、ギガパワーチャージャー。非接触充電可能なスマートフォンなら、ケーブルを差さずにセットするだけで充電ができます。
充電ケーブルがないのは、空間をスッキリさせてくれていいですよね。

ホルダーの角度は垂直から傾けた状態まで稼働して固定できるので、充電しながら動画視聴したり、SNSでライブ配信や録画をするときなどにも便利です。
ギガパワーチャージャーで動画三昧!

キャンプ中でも動画視聴に夢中な子供が、スタンドとしてセットした状態で充電しながら視聴できるのはなかなか便利でした。

チャージャーに置いたらすぐに反応して、途切れることなく稼働していたので充電時の安定感はありました。
欲を言えば、スマートフォンの横置きにも対応していたらなお良かったかな、と。
ギガパワーチャージャースノーピーク


というようにスノーピークのガジェット3種は概ね満足な使い勝手でしたが、実際に購入するとなるとちょっと気をつけたいポイントもチラホラ。正直にお伝えしておきます。
ちょっとした注意点も…
ちょっとお高い

今回とくに気に入ったのがランタンで、テーブルランタンとしては見た目がオシャレでライトの雰囲気も良く、その場でサッとスマホ充電できるのも便利で使い勝手の良さを感じました。
ですが、バッテリー・ランタン・チャージャーすべてを購入するとなった場合、容量が大きい30000だと総額4万円越えとなかなかに高額なところが悩ましいポイント。
ギガパワーバッテリー 15000 21,780円
ギガパワーバッテリー 30000 31,900円
ギガパワーランタンTL 11,550円
ギガパワーチャージャー 6,600円
※すべて税込み
とは言え「スノーピークギアで統一したサイトを作りたい!」という強い意志と愛があれば、問題ないのかもしれません。
バッテリーはもうひとつ欲しい…

バッテリーが1つだとランタンを外して差し替えないといけないところがちょっと難点。当然といえば当然なのですが……。
特に夜は、子供は動画を観て大人は雰囲気の良いランタンを灯してまったり過ごしたいもの。それが同時に叶えられないのは、ちょっと残念ポイントでした。各々使い勝手が良かっただけに、できれば同時に使えたら最高だったのにな~と。
サイトに彩りを加えてくれるスノーピークのガジェットシリーズ

決してお安くはありませんが、キャンプ向けにデザインされたモバイルバッテリーと品の良い専用ランタンの組み合わせは、機能的でサイト映えも抜群。
とくに、リン酸鉄リチウムイオン電池ならではの安全性や電池寿命が長い点は頼もしく感じました。
今後、ギガパワーバッテリーを活かした、さらなるオプションの登場にも期待したいところです!
ギガパワーバッテリー 15000スノーピーク

ギガパワーバッテリー 30000スノーピーク

ギガパワーランタンTLスノーピーク

ギガパワーチャージャースノーピーク

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記事提供元:CAMP HACK
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