【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.18)
イチオシスト

【問題】
次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。
我が家には、10歳になる柴犬の「ポチ」がいます。ポチは家族の一員であり、私たち夫婦にとってかけがえのない存在です。毎朝の散歩は私の日課であり、健康維持の秘訣でもあります。( 1 )、最近ポチの歩くスピードが以前より少し遅くなってきました。若い頃は私が引っ張られるほど元気でしたが、今では私の歩調に合わせてゆっくりと歩きます。白髪も増え、寝ている時間も長くなりました。そんなポチの姿を見ると、月日の流れを感じて少し寂しくなることもあります。でも、ゆっくりと歩くようになったおかげで、道端の小さな花や、季節の移ろいにより気づけるようになりました。老いを受け入れ、その時々のペースで共に歩んでいくことの幸せを、ポチは教えてくれている気がします。
問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。
A. ところが
B. つまり
C. なぜなら
D. あるいは
★ ヒント
ヒント1:前では、愛犬ポチとの散歩が日課であるという日常が描かれています。
ヒント2:後では、ポチが老化によって歩くのが遅くなったという変化が描かれています。日常の中で気づいた、以前とは違う変化(老い)を導入する言葉が入ります。
【解説】

正解:A. ところが
【解説】
( 1 )の前の文章では、愛犬との変わらない日常の散歩について述べています。一方、( 1 )の後の文章では、最近になって気づいた愛犬の変化(老化)という、少し予期せぬ、あるいは残念な事実を述べています。前の文脈から予想される展開とは異なる事実や変化を導入する際に使われる「ところが」が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・B(つまり):要約する場合に使います。・C(なぜなら):理由を説明する場合に使います。・D(あるいは):選択肢を提示する場合に使います。
いかがでしたか?ペットと共に年を重ねることも、また一つの幸せの形ですね。変化を受け入れ、そこから新しい価値を見出す柔軟性は、心の健康にとっても大切です。
記事提供元:脳トレ日和
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