【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.17)
イチオシスト

【問題】
次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。
梅雨の時期は、どうしても家の中に閉じこもりがちになります。毎日降り続く雨音を聞いていると、気分までどんよりと沈んでしまうことがあります。( 1 )、見方を変えれば、雨の日は普段できないことにじっくり取り組む絶好のチャンスでもあります。私は雨の日を「読書の日」と決めています。晴れた日には庭仕事や散歩に出かけたくなりますが、雨の日なら心置きなく本の世界に没頭できるからです。お気に入りの椅子に座り、温かいコーヒーを飲みながらページをめくる時間は、何にも代えがたい贅沢なひとときです。雨音は天然のBGMとなり、不思議と集中力を高めてくれます。「雨もまた良し」と思えるようになると、梅雨の季節も案外悪くないものですよ。
問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。
A. つまり
B. しかし
C. だから
D. たとえば
★ ヒント
ヒント1:前では、雨の日は気分が沈みがちだというネガティブな側面が述べられています。
ヒント2:後では、雨の日は読書に没頭できるチャンスだというポジティブな側面が述べられています。視点を変えて、前の内容とは逆の価値観を提示する言葉が入ります。
【解説】

正解:B. しかし
【解説】
( 1 )の前の文章では、雨の日に対するネガティブな印象(気分が沈む)を述べています。一方、( 1 )の後の文章では、それをポジティブな機会(読書のチャンス)として捉え直しています。前の流れを打ち消し、対立する内容や新しい視点を導入する逆説の接続詞「しかし」が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・A(つまり):前の内容を要約する場合に使います。・C(だから):順当な結果を導く場合に使います。・D(たとえば):具体例を挙げる場合に使います。
いかがでしたか?物事は捉え方次第で良くも悪くもなりますね。ネガティブな状況の中からポジティブな要素を見つけ出すことは、脳の前頭葉を鍛える良い習慣です。
記事提供元:脳トレ日和
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