日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが『悪魔祓い株式会社』をレビュー!
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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日本有数の映画ガイド・高橋ヨシキが新作映画をレビューする『高橋ヨシキのニュー・シネマ・インフェルノ』。マ・ドンソクが今度は拳で悪魔と対決!* * *
『悪魔祓い株式会社』評点:★3.5点(5点満点)
© 2025 LOTTE ENTERTAINMENT & BIG PUNCH PICTURES & NOVA FILM ALLRIGHTS RESERVED.
邪教も悪魔もパンチでぶちのめせ!
『悪魔祓い株式会社』評点:★3.5点(5点満点)

© 2025 LOTTE ENTERTAINMENT & BIG PUNCH PICTURES & NOVA FILM ALLRIGHTS RESERVED.
邪教も悪魔もパンチでぶちのめせ!
マ・ドンソクが悪魔祓いに挑む!
と聞けば、「きっとマ・ドンソクがその剛腕で悪魔をブン殴ってやっつけるんだろう」と誰もが思うはずだが、本作はまさにそういう映画である。
これは本作に限った話ではないが、マ・ドンソク作品には絶対の安心感のようなものがあって、それは「相手が何であろうとマ・ドンソクがブン殴ってやっつけてくれるはずだ」という信頼から来る。
なので悪魔憑きや邪教集団の恐怖がテーマの本作も、恐怖やサスペンスを味わう映画というよりも、そういう予定調和の中でマ・ドンソクが暴れるさまを楽しむ作品であり、その意味では間違いなく楽しめる。
登場する悪魔は西洋の伝統的な悪魔像であり、またそこで起きる怪異も『エクソシスト』や『ポルターガイスト』の表現を受け継いでいるが、そこに韓国独特の、刃物や植物の葉を使うお祓いの要素が入ってくるのも興味深い。
また、悪魔を崇拝し悪魔を召喚する邪教集団の描写が、日本でもおおいに問題となった韓国発の巨大新興宗教を思わせるものになっているところも見逃せない。
ちょっと物語が単純に過ぎる気がしないでもないが、マ・ドンソクのアイドル的な魅力とパンチを堪能できる痛快娯楽作だ。
STORY:韓国で悪魔崇拝のカルト教団が台頭。そんな中、強靱な肉体と力を持つ社長バウら「悪魔祓い株式会社」に、医師ジョンウォンから妹のウンソを助けてほしいという依頼が入る。しかし、ウンソを支配するのは強大な存在だった!
監督:イム・デヒ
出演:マ・ドンソクほか
上映時間:92分
全国公開中
記事提供元:週プレNEWS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
