【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.7)
イチオシスト
【問題】

次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。 私は読書が好きで、ジャンルを問わず様々な本を読みます。小説、エッセイ、歴史書、科学雑誌など、本屋に行くとつい時間を忘れて過ごしてしまいます。( 1 )、どうしても苦手なジャンルが一つだけあります。それは「ホラー小説」です。若い頃、友人に勧められて一冊読んだことがあるのですが、その夜は怖くてトイレに行けなくなり、電気をつけたまま布団に潜り込みました。ちょっとした物音にも「ビクッ」としてしまい、数日間は寝不足が続きました。それ以来、表紙がおどろおどろしい本を見るだけで、背筋がゾクッとして足早に通り過ぎてしまいます。未知の世界を知ることは読書の醍醐味ですが、心臓に悪いドキドキだけは、これからの人生でも遠慮しておこうと思っています。 問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。 A. つまり B. たとえば C. しかし D. そのため
★ ヒント
ヒント1:前では、筆者が「様々なジャンルの本を読む読書好き」であることが述べられています。 ヒント2:後では、「苦手なジャンル(ホラー)がある」という例外的な事実が述べられています。全体的な傾向(好き)に対して、例外(嫌い)を提示する言葉が入ります。
【解説】

正解:C. しかし 【解説】 ( 1 )の前の文章では、筆者が多読家であり、いろいろな本を楽しむ様子が肯定的に描かれています。一方、( 1 )の後の文章では、唯一の例外として「ホラー小説は苦手」という否定的な内容が続いています。全体的な肯定の中に、一つだけ逆の内容(例外)があることを示すため、逆説の接続詞「しかし」が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・A(つまり):言い換えや要約に使います。・B(たとえば):具体例を挙げる場合に使います(ホラーは苦手な例なので不適切)。・D(そのため):因果関係を示す場合に使います(本が好きだからホラーが苦手、とはなりません)。
いかがでしたか?誰にでも苦手なものはありますよね。文章の「転換点」を見つける練習は、文脈把握能力を養うのに最適です。
記事提供元:脳トレ日和
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