古江彩佳はロストバゲージでコース入りに遅れ “はじまりの地”には「良いイメージ」
<アムンディ・エビアン選手権 事前情報◇9日◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523ヤード・パー71>
日曜日の朝にエビアン入りをしたものの、コースに入ったのは火曜日。古江彩佳が「クラブが届かずで、きのうの夜11時ぐらいにやっと届きました」というトラブルを明かす。スイスのジュネーブ空港に到着した時にも「荷物はまだ羽田」。ロストバゲージにより、練習すらもできなかったという。
やっとゴルフクラブを握れるようになり、この日は18ホールの練習ラウンドを行った。「良い状態だなと思うし、やっぱりキレイなコースだな」。大好きなピンク色の看板や色鮮やかな花々が咲くエビアンリゾートGCには、どこか懐かしさも感じられる。
それはこの大会には思い入れがつまっているから。「自分がこのツアー(米国女子ツアー)に行こうと決めた試合の1つです」。2021年大会に出場した古江は、4位に入った。さらにその後の「AIG女子オープン」(全英)でも上位でプレー。その結果が、米ツアー予選会挑戦を後押しした。いわば“はじまりの地”でもある。
そんなコースではラフに警戒心を示す。「たまに長かったりするし、より長く感じます」と話した。グリーンのアンジュレーションは例年通り。「そこは本当にタッチを合わせていったり、同じ面に乗せていくことが大事になる」とポイントを明かした。
昨年大会は36位。今年は「4日間戦えるように頑張るのと、やっぱり上位争いができれば本当に楽しいと思う。しっかり楽しみながら上位を目指していきたい」と慎重に、まずは土曜日を迎えることを目標に掲げた。今季はこれまで16試合に出場し、トップ10入りは8試合と順調なシーズンを送っている。メジャーで最高の結果を残し、“はじまりの地”を次は“飛躍の地”にしたい。(文・高木彩音)
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