霞ヶ浦埠頭のチョイ投げ釣りでアナゴ17匹キャッチ！【三重】良型40cm超も浮上

なにかと不調続きの伊勢湾奥だが、ここにきてアナゴの調子が上向いてきた。晩秋ということもあり釣果の大半は新子だが、本命はそれに交じる夏の居残りだ。

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（アイキャッチ画像提供：週刊つりニュース中部版APC・浅井達志）

霞ヶ浦埠頭でアナゴ狙い

11月11日の午後7時45分、霞ケ浦ふ頭に車を横付けし、足元に2本、チョイ投げ1本の計3本でスタート。両テンビンの2本バリ仕掛けに、エサは食い込みのいいアオイソメを使用した。

アナゴ釣りのタックル（作図：週刊つりニュース中部版APC・浅井達志）

開始から45分、新子を3匹キャッチしたところでアタリが途絶えた。日没後の2～3時間が時合いと言われるだけに、出遅れた感は否めない。

普段なら早々の帰宅となるが、久しぶりに会った仲間と話し込むうちに時刻は午後9時半。帰り支度を始めたところでチョイ投げのサオに派手なアタリが出た。巻き上げると35cm超の夏サイズ。これまでアタリは足元に集中していたので、チョイ投げでは1匹目。偶然の1匹という可能性も高いが、ここからはチョイ投げ2本、足元1本に切り替えて様子を見た。

良型アナゴヒット（提供：週刊つりニュース中部版APC・浅井達志）

するとチョイ投げで2連発。どちらも40cmを優に超える納得サイズだ。これは第2の時合いかと午後10時まで様子を見たが、その後はアタリもなく終了。このパターンはあまり経験がない。これは翌日も行くしかない。

翌日はハイペースにヒット

翌12日の到着は午後7時30分。先行していた仲間は、既に新子を何匹かキャッチしている。早速左隣でサオを出すと、チョイ投げのサオにいきなりアタリが出た。上がってきたのは35cm超。幸先のいいスタートだ。

ところが、その後はポツポツ。といってもアタリの数は前日の比ではなく、釣果も順調に伸びていく。ただ隣の仲間が、それをはるかに上回るペースなのだ。数字だけなら十分に満足だが、ここまで差を付けられると気が気ではない。

夜景を眺めてのんびりと（提供：週刊つりニュース中部版APC・浅井達志）

その仲間もアタリは右側のサオに集中し、左側はポツポツ。右から来た群れが関所で捕らえられ、私の前までたどり着けない状況を想像してしまう。新子はリリースするので何匹釣っても同じだが、さすがに悔しい。

それでも、あっという間に余裕のツ抜け。サイズはともかく、やはり数が出る釣りは楽しい。しかし、というか当然というか8時半を回るとアタリも散発になってきた。

アナゴが沈静化すると代わりに顔を見せるのがハゼ。どれも15cm超の立派な落ちハゼで、これだけでも狙う価値は十分にある。他にもタイワンガザミなどが交じり、バケツの中は大にぎわいだ。

新子含め17匹ゲット

もう十分に楽しめたが、やはり気になるのは第2の時合い。エサの残りも心許ないが、もう少し頑張ってみよう。

午後10時まで粘ったが新子の単発ヒットだけ。キープサイズは最初の1匹。第2の時合いは来なかったが、この日は新子も含めて17匹とうれしい結果になった。でも隣の釣果を見てしまうと……これは要リベンジだろう。

ダブルも狙える（提供：週刊つりニュース中部版APC・浅井達志）

このアナゴ、秋の深まりとともに居残りは数を減らすが、代わりに新子はどんどん成長する。12月に入れば30cm級も交じるようになるだろう。例年なら年明けまで狙えるが、最近の伊勢湾奥は何もかもが不安定。このアナゴたちが居着いてくれるよう祈るばかりだ。

最後に注意点だが、霞ケ浦ふ頭は最近、釣りのできる場所が大幅に制限された。今回釣行した岸壁も金曜の夜から月曜の朝までは車両進入禁止だ。これ以上釣り場が狭くならないよう、慎重な行動をお願いしたい。

＜週刊つりニュース中部版APC・浅井達志／TSURINEWS編＞