時すでに遅し? 派遣却下されたオランダ代表のパリ五輪出場の暗雲晴れず…IGF支援もIOCが却下
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イチオシスト:イチオシ編集部 旬ニュース担当
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男子ゴルフの五輪ランキングによりオランダ代表に選出された世界ランキング147位(選出当時)のヨースト・ルーテンだが、オランダゴルフ連盟から出場を許可されず、出場を求め裁判所に提訴していた。先週にはオランダの裁判所が「直ちにルーテンをパリでの競技に登録しなければ罰金を科す」という判決を下したが、暗雲は晴れない。
9日にIGF(国際ゴルフ連盟)が発表した声明が、このオランダ代表選手を失望させることになった。それは「すでにルーテンが外れたことで空いた出場資格は、正式な手続きのもと新たな選手に配分されていた」というもの。
そしてIGFは法的措置の当事者ではないが、「ルーテンを支援するために出場人数を60から61選手に増やすようにIOC(国際オリンピック委員会)に例外を求めたが、その要求はIOCによって本日却下された」と声明の中で明らかにした。
IGFはこの結果をルーテンに伝えたが、今後さらなる法的措置を含める要求をしたかなどはIGFには伝えられていない。パリ五輪の男子ゴルフは8月1日にパリ郊外のル・ナショナルGCで開幕するが、そこでオランダ国旗をつけたルーテンの姿を見ることはできるのだろうか。(文・武川玲子=米国在住)
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