ポリコットンタープのおすすめ11選!TC素材で焚き火に強い【2025年】
イチオシスト
アイキャッチ画像出典:TOKYOCRAFTS
ポリコットン(TC素材)とは?

テントやタープを選ぶ際によく見かける 「TC」「T/C」「ポリコットン」という表示。これらはポリエステルとコットンの混紡生地のことで、それぞれの特徴をいいとこどりした素材となっています。
では、さっそく具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのか見ていきましょう!
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メリット
燃えにくいので焚き火に強い!

ポリコットンは、ポリエステルに比べて燃えにくいという特長があり、焚き火に強いのが大きなメリットです。
ポリエステルのタープだと、近くで焚き火をすると火の粉が飛んでタープに小さな穴が開いてしまいますが、ポリコットンタープであれば火の粉が飛んでも穴が開く心配は少ないでしょう。
とはいえ、全く燃えないわけではないので、焚き火からある程度距離を取るなどの配慮は必要です。
遮光性が高く、暑い夏場におすすめ

ポリコットンはポリエステルに比べ生地が厚いものが多く、遮光性が高いという特長も。
より濃い影を作り出すことができ、通気性も良いので夏場のキャンプにおすすめです。涼しく快適に過ごすことができるでしょう。
結露しにくい

ポリコットンはコットンを含むため結露しにくく、内側が濡れにくくなります。
ポリエステルの場合、寒い時期は特に朝方などに結露ができやすくなりますが、ポリコットンの場合は多少結露しても生地が吸収してくれます。濡れてベタッとすることなく比較的サラサラで、都度結露を拭く手間も少なくなるためストレスがありません。
▼テント・タープの結露対策について詳しくはこちら
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デメリット
重く、かさばりやすい

一方でコットンを含むことでデメリットもあります。
軽量なポリエステルと比べると、ポリコットンは重さがあり、生地が厚いものが多い分、かさばりやすい生地でもあります。また、濡れると生地が膨張してさらに重さが生じるため雨天時はとくに大変です。
そのため、設営に使用するポールも太く強度のあるものが必要になる場合があります。
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耐水圧が低く、雨に弱い

ポリコットンタープは化繊素材のものと比べると耐水圧が低い傾向にあり、長時間の雨では水が染み出てくる可能性も……。
コットンは水を含むと気密性が向上し、防水性も上がる性質があるため、多少の雨なら問題ないケースが多いですが、長時間雨が降る場合は避けた方が無難です。
また、濡れると乾きにくく、きちんと乾かさないとカビが発生しやすいため、濡れた場合は日当たりが良い場所でしっかり乾燥させることが重要です。
汚れやすい

ポリコットンはコットンが混紡されているため汚れが染みつきやすくなります。
ポリエステルはツルっとした素材で汚れがつきにくく、泥汚れなどはついても拭けば取れることが多いですが、ポリコットンの場合は生地の繊維まで汚れが染みついてしまうと、汚れを取るのに手間がかかります。
ポリコットンタープの選び方
おすすめのポリコットンタープを紹介する前に、ポリコットンタープの選び方を3つのポイントにしぼって紹介します。
ポリコットンタープの選び方のポイント
使用人数に合わせてサイズを選ぼう

ポリコットンタープに限らず、タープのサイズはさまざま。ソロキャンプで使うのか、家族や友達とのキャンプで使うのかによりおすすめのサイズも変わってくるため、まずは使用人数に応じてタープを選びましょう。おおよその目安は下記の通りです。
タープのサイズの目安
手持ちのギアとの統一感や機能性も重要!

ポリコットンタープの形状については次項で紹介しますが、おしゃれさも重視したい方は、すでに持っているギアとのバランスもふまえて選ぶのもいいでしょう。手持ちのギアと同系色に揃えれば、統一感もアップ!
また、色に関しては、黒色を選ぶと太陽の熱を吸収するため、幕が熱くなってしまうなどのデメリットも。風を取り込めるような張り方をするなど工夫が必要です。また、黒色はハチやアブ、蚊などの虫が、習性により寄ってきやすい色でもあります。
そのほか、テントを連結したい場合、レイアウトの幅を広げたい場合など自分のほしい機能を考慮して選ぶことも重要です。
▼色味の統一感について詳しくはこちら
関連記事:『サイトの色味を統一する』ってどういうこと?真似したくなる見事なサイト事例10選
ポールなど付属品が付いているか確認しよう

タープを設営するためには、本体のほかにポールやロープ、ペグなどのアイテムが必要になります。
しかし、タープは購入する際にポールが付属していないことがほとんど。ロープやペグが付属している商品は多いので、購入の前に何が必要かチェックしておきましょう。
別売りのポールを購入する際は、ポールの強度も重要です。ポリコットンタープは重みがあるものが多いため、ポールは太めで強度があるものを選びましょう。素材はスチールやアルミ合金、太さは直径28mm~32mmのものを使用するのがおすすめです。
ポリコットンタープのおすすめ11選

ポリコットンタープのおすすめ商品をご紹介します。今回はソロ・デュオに適したコンパクトなモデルとファミリーに適したモデルのタイプ別に選定したので、自分のスタイルに合ったモデルからチェックしてくださいね。
【ソロ・デュオ】おすすめ4選

バンドック「スクエアタープTC」は、遮光性の高さが特徴のシンプルなタープ。日差しの強い真夏のキャンプでも重宝するでしょう。火の粉に強いので、焚き火近くでも安心して使えますよ。

メインポール2本とサブポール2本が付属するので、キャンプ初心者でもすぐに使い始められます。上級者の人はポールを追加して張り方をアレンジしてみるのもおすすめです。

価格がリーズナブルなのもうれしいポイント。執筆時点で約7,000円で購入できます。これからキャンプを始める人はぜひチェックしてみてくださいね。
おすすめポイント
●メインポール2本とサブポール2本が付属
●リーズナブルな価格設定が魅力。約7,000円で購入できる
●遮光性が高く、真夏のキャンプで活躍する

張り姿の美しさを追求したい人におすすめなのがWAQ「ヘキサタープTC Mサイズ」。シンプルながらTC素材の質感もよく、存在感のあるサイトを作り出せます。カラーは、タン・オリーブ・ブラックの3色展開。ギアとの相性を考慮して選ぶことができます。

使いやすいスチール製ポールが付属。ペグも付属しているので、別途買い足さなくてもすぐに使い始められます。2万円以下で購入でき、無期限のカスタマーサポートを受けられるので、キャンプ初心者の人も安心して使用できますよ。

タープの各頂点にグロメットがあるので、多彩なアレンジができる点も特徴。ハンガーテープが付属するので、ランタンや小物を引っ掛ける場所にも困りません。ハンガーテープはテントとタープを近づけるための延長ベルトとしても使用できます。
おすすめポイント
●タン・オリーブ・ブラックの3色展開
●2万円以下で購入可能。キャンプ初心者にもおすすめ
●ハンガーテープが付属。ランタンの掛け場所にも困らない
▼サイズ違いはこちら
テントファクトリー「Hi-TCウィングタープL」は、TC素材にコーティングを施すことで、耐水性・耐久性をアップさせたオリジナル素材「Hi-TC」を使用したモデル。

一般的なTC素材に比べてコットン比率が高い生地を使っているため、ナチュラルな風合いと厚めの生地に仕上がっています。

ワンポールテントと連結したり、ドームテントを覆うカンガルースタイルで使用したりと使い方も工夫次第。ワイドウィング形状で、張り姿がかっこいい点も魅力です。濃い日陰を作り出せるので、夏場のキャンプも快適に過ごせるでしょう。
おすすめポイント
●オリジナル素材「Hi-TC」を採用した高機能モデル
●裏側にコーティング加工が施されていて水にも強い
●ナチュラルな風合いと遮光性の高さも特徴

GOGlamping「HENGEN+スクエアタープTC400」は、19箇所にループを搭載していて、多彩な張り方アレンジが可能なタープ。十字型・ムササビ型・ウォール型などシーンに応じて張り方を変えられるので、キャンプ上級者でも楽しめるでしょう。

別売りのポールを1本追加することでステルス張りも可能。フルクローズにできるので、無骨なスタイルのキャンプを楽しむ方にもおすすめです。他にも別売りのポールを1本追加することでマンタフライ張りも楽しめます。

TC素材に防水シームテープを配しているので、雨漏りの心配が少ない点も魅力。ペグに蓄光パーツが付いているので、夜間につまずく心配も少ないです。
おすすめポイント
●19箇所にループを搭載。多彩な張り方アレンジが可能
●防水シームテープを配していて、雨漏りの心配が少ない
●ペグには蓄光素材のパーツを使うことで、夜でも安心
【ファミリー】おすすめ7選

※2025年3月時点在庫なし
TOKYO CRAFTS「マカオン TC」は、洗練されたデザインのおしゃれなタープ。都会的でありながら自然にも馴染むグレーカラーで、落ち着いた印象のタープがほしい人にぴったりです。400×400cmのヘキサ型で、ソロからファミリーキャンプまで幅広く使用できますよ。

濃い日陰を作れるので、夏場のキャンプにも適しています。風がすーっと通り抜け、テントに籠っているのとは一味違う開放感を味わえますよ。ガイロープの長さ調節に便利な自在金具もついていて、初心者でも簡単に設営できるでしょう。

15×15×80cmとスリムに収納できる点も魅力。別売りのポールもまとめて収納できる専用キャリーバッグが付属するので、楽に持ち運べます。デザイン性も機能性も妥協なく追求したい人は本商品をチェックしてみてくださいね。
おすすめポイント
●洗練されたデザインがおしゃれ
●ファミリーだけでなくソロ・デュオでも使いやすいサイズ
●別売りのポールもまとめて収納できる専用キャリーバッグが付属

DOD「いつかのタープTC」は、420×410cmと広すぎず、狭すぎない絶妙なサイズ感のモデル。かわいらしいうさぎのロゴマークが、ファミリーキャンプの楽しい雰囲気にぴったりですね。

TC素材なので火の粉に強く、焚き火近くでも安心して使用可能。遮光性も高く、日差しの強い日も快適に過ごせるでしょう。各頂点にグロメットが配されているので、ポールを追加して張り方のアレンジも楽しめます。

付属の延長ベルトはタープとテントを近づけて配置したい場合に重宝します。また、タープの内側に通せばランタンフックとしても使用可能。収納袋にはコンプレッションベルトを搭載しているので、コンパクトにまとめられますよ。
おすすめポイント
●ポールが付属。開放感と扱いやすさのバランスが絶妙
●各頂点にグロメットを配置。ポールを追加してアレンジを楽しめる
●延長ベルトはランタンフック代わりにも使用できる

VASTLAND「TCヘキサタープ」は、ソロキャンプからファミリーキャンプまで対応できる使い勝手に優れたモデル。420×420cmの広々したリビングスペースを確保でき、開放感抜群です。

スチール製のネイルペグやポールがセットになっているのもうれしいポイント。何を買えばいいか悩む心配がないので、キャンプ入門にも適しています。ランタンフックとして使える延長ベルトも付属しますよ。

撥水加工も施されているので、水に強い点も特徴。遮光性・通気性が高いので、季節を問わず使用できます。1年間の製品保証・30日間返品対応がついており、アフターサポートが充実しているのもうれしいポイントです。
おすすめポイント
●420×420cmの開放感あふれるリビングスペースを確保可能
●ネイルペグやポール、ランタンフックとして使える延長ベルトが付属
●撥水加工が施されていて水に強い

鎌倉天幕「タープ420TC DAC」は、個性的なルックスが目を引くおしゃれなタープ。4箇所のパネルを、雨や日差しの状況に応じて着脱できる点が特徴です。通気性が高く、暑い夏の日のキャンプも風が通り抜ける快適なリビングを作れます。

高さ調整ができるDAC社製のタープポールが付属するのもうれしいポイント。購入後すぐに設営可能です。オプションのサイドウォールと組み合わせて使うとよりプライベート感が高まり、非日常の空間を作り出せるでしょう。

補償体制が充実している点も魅力。補償期限が設けられておらず、永久的にサポートを受けることができます。長く愛着を持って使い続けたい人やギアを育てる楽しみを味わいたい人にぴったりです。
おすすめポイント
●4箇所のパネルを状況に合わせて着脱可能
●個性的なルックスでキャンプサイトで目を引く
●オプションのサイドウォールと組み合わせるとプライベート感が高まる

ビジョンピークス「ファイアプレイスTCレクタタープ」は、正方形かつ460×430cmというサイズにより、広々したリビングスペースを確保できます。ファミリーやグループでのキャンプにぴったりのアイテムです。

4人がけのテーブルとチェアを4脚、さらにクーラーボックスやラックなどを置いてもゆったりと過ごすことができます。テントを覆うように設営する過保護スタイルにも最適です。

重さは約5.4kgと大型モデルにしては軽量。35×80cmとスリムに収納できるので、積載にも困りません。2万円台前半とリーズナブルに購入できるので、キャンプ初心者も要チェックです。
おすすめポイント
●460×430cmの広々したリビングスペースを確保できる
●約5.4kgと軽量。コンパクトに収納できる点も魅力
●2万円台前半とリーズナブルに購入可能

OneTigris「ポリコットンTCタープ」は、ミリタリー系のカラーがおしゃれなモデル。虎のロゴも無骨な雰囲気を醸し出し、ブッシュクラフトスタイルにも相性抜群です。

グロメットとロープを結ぶループが全部で8箇所あり、多彩な張り方アレンジが可能なのもうれしいポイント。シーンや人数に応じて張り方を工夫できます。

価格もセールのタイミングなら1万円台と手が届きやすく、初心者にもおすすめです。使えば使うほど愛着が湧く魅力たっぷりのアイテムですよ。
おすすめポイント
●独特の風合いが魅力。自然にうまく調和する
●グロメットとロープを結ぶループが全部で8箇所あり、多彩な張り方アレンジが可能
●頑丈な専用ポールが付属。荒天時も安心して使える
多方向からの日差しをしっかり遮断できるTOMOUNT「HARU TARP」。トンネル型の個性的なデザインが特徴です。500×365cmの広々空間を創出できるので、8人以上の大人数キャンプにも対応できますよ。

テントのような形状をしているため、デイキャンプや過保護張りにもぴったり。プライバシー感が少ないタープとしては珍しく視線を遮ってくれるのも魅力です。

カラーはベージュの他に落ち着いた印象のグリーンもラインナップ。ポールやペグなど設営に必要なものはセットになっているので、すぐに使い始められますよ。
おすすめポイント
●トンネル型の個性的なデザイン。風通しも良好
●ポールやペグなど必要なものがセットになっている
●カラーはベージュとグリーンの2色展開
ポリコットンタープのお手入れ方法
最後にデメリットに応じたお手入れ方法を紹介します。しっかりお手入れすれば長く使用することができるので、キャンプの後はぜひ実践してみてくださいね!
しっかり乾燥してカビを防止!

ポリコットンタープは濡れると乾きにくく、きちんと乾かさないとカビが発生しやすいため、良く乾燥させることが重要です!
晴れている場合は物干し竿に広げて乾かしましょう。雨の場合はお風呂場で水分を落とし、室内のなるべく広げられる場所で乾かします。浴室乾燥機や除湿器があれば活用するのがおすすめ!
半乾きでもカビの原因となるので、しっかり乾燥させてから収納しましょう。
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汚れは手洗いで優しく落とす

ポリコットンタープに付いた汚れは、手洗いで優しく落としましょう。BBQ後の油汚れや泥汚れには食器洗剤などの中性洗剤、焚き火後の煤汚れには固形石鹸など、汚れの種類によって使う洗剤も重要です。使い古した歯ブラシなどで汚れを掻き出すように優しく洗います。
しかし、ポリコットンタープはコットンを含むため、水を吸収すると重くなり洗濯するのも大変。自宅でタープを洗ったり干したりするのが大変な場合は、テントやタープのクリーニングサービスを使用するのも1つの手です。
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記事提供元:CAMP HACK
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