ホロライブ運営のカバー、仮想空間から飯塚幸三氏に似たNPCを削除 「意図した事実はなし」と釈明もXでは批判続出

イチオシスト
VTuber事務所「ホロライブ」を運営するカバー株式会社が提供する仮想空間プラットフォーム「ホロアース」の公式Xは11月25日、「実在の人物を想起させる」キャラクターの削除を報告しました。
「実在の人物を想起させる表現」がありキャラクターを削除すると発表
ホロアースとは、カバー社が独自で運営する仮想空間プラットフォームです。2021年に発表され、今年4月に正式リリースされました。
ホロアースの公式Xは25日、先日のアップデートに「実在の人物を想起させる表現が含まれていることが確認されました」としたうえで、「当該キャラクターにつきましては、確認後ただちに削除対応を行っております」と報告しました。
当該キャラクターは「アバター表現の多様性を目的として、既存のファッションアイテムを用いて制作したもの」であり、「制作過程において特定の人物を意図した事実はございません」と説明。その一方で、「公開前の確認体制において不十分な点があり、外見・名称の設定において、結果として実在の方と類似する点が生じておりました」と釈明しています。
今後は「チェックフローの見直しおよび再発防止に向けた管理体制の強化」を進めていくと述べ、「関係者の皆様およびユーザーの皆様にご不快な思いとご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます」と謝罪しています。
『ホロアース』Ver.1.1.0 アップデートにて追加されたエリア「フォーカル・スクエア」内のNPCにつきまして、実在の人物を想起させる表現が含まれていることが確認されました。 当該キャラクターにつきましては、確認後ただちに削除対応を行っております。…
— ホロアース (@Holoearth_JP) November 25, 2025
池袋暴走事故を起こした飯塚幸三氏とそっくりなキャラクター「コウゾーさん」か
ホロアースは具体的にどのキャラクターかは明らかにしていませんが、「当該キャラクター」とは「コウゾーさん」という名前のNPCを指しているものと思われます。
「コウゾーさん」は、話しかけると「しみれーしょんるーむはどうやって行けばいいんだろう……」「機械の変なところをいじって気づけばこんなところに……」「孫に任せればよかったよ 困ったなぁ……」というセリフを話すキャラクター。
似ていると指摘されているのは、2019年に東京池袋で暴走事故を起こして逮捕され、2024年に刑務所内で死亡した飯塚幸三氏です。
コウゾーさんとは名前が一致するほか、帽子や服装の色やデザインもよく似ています。さらに、コウゾーさんの発言の一部は飯塚氏の裁判での主張を意識したとみられるものもあり、飯塚氏をモチーフにしたことは疑いがなさそうです。そのためXでは、「流石に笑えないどころか遺族の方も怒る…」「見た目、名前、セリフ、流石にこれだけ揃ったら擁護出来ない」などと批判の声が上がっていました。
今回のホロアースの対応に、Xでは「変に誤魔化したような事は言わずにちゃんと謝った方がいい」「セリフまでやっておいてそんな意図なかったは無理がありませんか・・・」「ついにちゃんと謝る事もできなくなっちゃったか」「これで終わりってエグいわ」と厳しい声が続出しています。
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記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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