那須川天心、WBC世界バンタム級王座逃すも「謝りはしません」魂の投稿が大反響
イチオシスト

那須川天心が11月25日、自身のInstagramを更新し、前日24日に行われたWBC世界バンタム級王座決定戦での敗北について心境をつづった。
那須川はリング上で土下座する写真を添え、「試合負けました。人生なかなか上手くいかない。悔しいです」と率直な思いを投稿した。
さらに「謝りはしません。一生懸命やりました。後悔は無いです。堂々と前を向いて生きていきます」と記し、敗戦後も揺るがない覚悟と姿勢を示した。
試合はWBC世界バンタム級1位の那須川天心(帝拳)が、元WBA世界王者で同級2位の井上拓真(大橋)と激突した一戦だった。
会場はトヨタアリーナ東京。注目が集まった12回戦は、終始井上のペースに流れが傾いた。
判定は0―3で那須川の完敗となり、スコアは116―112が2者、117―111が1者と大差を付けられた。
那須川はプロ転向8戦目にして初黒星を喫し、格闘技通算55戦目での初めての敗戦だった。
王座獲得には届かなかったが、彼の姿勢に心を動かされたファンは多い。
投稿には「天心の生き様、超カッコよかったです」「かっこよかった!お疲れ様でした」「そーゆー所がまた好きにさせる」といったコメントが続々と寄せられた。
那須川は「負けたからなんだ。何も変わる事なんてないよ。人生実験です。挑戦し続けます。沢山の応援をありがとう。必ずやり返すから」と決意を表明した。
その言葉は、敗北で落ち込むのではなく、前に進むための力に変えていくという強い意志を感じさせた。
また「ボクシングに出会えて良かったと心の底から思います。皆さんまた一緒に生きていこう」と綴り、ファンへの深い感謝も伝えた。
リング上での土下座は悔しさの象徴でありながら、ファイターとしての誠実さと覚悟を示す行動でもあった。
初黒星を味わった那須川だが、その姿勢はむしろファンの心をより強くつかんだようだ。
今回の敗戦を経て、彼が今後どのように成長し、再びタイトル戦に挑むのか大きな注目が集まっている。
那須川天心の挑戦はまだ終わっていない。
記事提供元:デイリーニュースオンライン
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