ご当地パフェ旅で年間500本以上爆食!YOUに起きたサプライズ:YOUは何しに日本へ?
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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日本を訪れる外国人たちを、空港で勝手に出迎えアポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分)。
今回のテーマは、「思い出がいっぱい!ウマいがいっぱい!人生最高の1日にYOUの笑顔がいっぱい!SP」。最高の笑顔だらけの95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?
【動画】ご当地パフェ旅で年間500本以上爆食!YOUに起きたサプライズ&アメリカ人の母の遺骨を日本へ

「お久しぶりです」と声をかけてくれたのは、フィンランド出身で大使館に勤めるラウラさん。2022年9月12日放送の回で、47都道府県を巡ってパフェを食べ歩く旅に密着させてもらったYOUだ。
当時は北陸3県で堪能。日本文化のパフェは食べ合わせの美味しさやアート作品のようなビジュアルで、単なるスイーツ以上の価値があると語っていた。
12年かけて全国を食べ歩き、制覇まで残り16県だったはず…この日も沖縄でパフェを食べた帰りだという。

3年経った今、パフェの摂取量はさらに増えたそう。放送翌年には年間522本、一昨年と去年は500本を食べ、残り2県で全国制覇できるという。
完結の瞬間を見届けたいとお願いすると、快諾してもらえたのでまたまた密着決定!

向かったのは鳥取県(46県目)にある「一ノ湯」。サウナ発祥の地・フィンランド出身だけに、まずはサウナ(テントサウナ)で整えたいそう。よもぎを煮出した特製ロウリュ水でひと汗流す。「この後に食べるパフェ、絶対美味しいですよね!」とワクワクが止まらない。

「早くサ(ウナ)パフェ食べたい!」と向かったのは、事前に調べていた「gelateria+×(ジェラテリア タストカケル」。3年前にオープンした、季節の素材を使った手作りジェラートの店だが、ラウラさんは「秋の実りのパフェ」と、それに合うワインを注文。「パフェなのにワイン!?」と思ってしまうが、実は店主の奥平さんはソムリエだった!
「自分がお家でリラックスする時、ご褒美にコンビニスイーツとワインを楽しむ」ということで、絶妙なマリアージュを提供している。

この瞬間を待ちに待ったラウラさん、まずは季節の果実(いちじく)や皮が入ったブドウのジェラートをパクリ。「果実そのままだけじゃなくて、ジェラートにしたりコンポートにしたり、いろんな形で旬のフルーツが楽しめるのは贅沢ですよね」と、大人の味にうっとりする。
ペアリングについては「渋い感じのワインと甘いパフェの相性が非常に良い。より美味しくなるし、ペアリングがあるとゆっくり味わうことになるので時間を楽しむというか…特別感が増すのかな」とコメント。こうして、鳥取の夜を満喫することができた。
残すところあと1県!

ところで、ラウラさんはなぜここまでパフェ好きになったのか。
早稲田大学に留学していた約15年前、「千疋屋」で食べたフルーツパフェの美味しさに感動! これを機に、怒涛のパフェ人生がスタートした。
「(ヘトヘトに疲れた日でも)パフェを食べると“あ~美味しい”と元気が湧いてくる。それだけで“明日がんばろう!”となる」(ラウラさん)。
日本に住んで食べ歩くうちに、芸術作品のようなパフェに出会い、どんどんハマっていった。

実食した数、なんと約3500本というから驚き!

パフェ旅スタートから15年越しでたどり着いた最後の地は…島根県・出雲大社。
ここは縁結びの神様として知られる大国主大神が祀られた、日本最古の神社の一つだ。
どんなパフェとのご縁があるのか…!
参拝後にのぞいたのは、出雲名物・のどぐろ串焼きの店「出雲日本海 出雲大社正門前店」。ラウラさんは、魚の中でのどぐろが一番好きだそう。するとお店の方が「ラウラさんがキレイだから…」と、金の器に入ったのどぐろ丼をごちそうしてくれた!
あまりの美味しさに「贅沢という言葉に味があるとすると、この味です」と感激ひとしお。
満腹になった後は、いよいよ最後を飾るパフェを目指して歩く。
「出雲らしい、神聖なパフェを食べたいと思います。ここでしか味わえない価値のあるパフェです」と、心はすでに決まっているよう。いったいどんなパフェなの!?

入店したのは「出雲ぜんざい本舗」。出雲大社が目の前に見える特等席に座って落ち着くと、とてもかわいい「神在パフェ」が到着した。多い時は1日120個も売れる人気メニューで、器にたっぷりと盛られているのは、ぜんざい味ソフトクリーム、自家製の小豆、縁起の良い紅白の白玉など。
自然な甘みが堪能できる〆パフェに、ラウラさんも「身に沁みます。サイコー! ぜんざいのソフトは人生初めて聞いたし、(出雲は)ぜんざいの発祥の地らしくて…」とメロメロだ。
出雲地方では、平安時代の終わり頃から全国の神々が集い、人々の縁結びや五穀豊穣などについて話し合う神在祭(かみありさい)が開かれていた。その時、小豆汁に餅を入れて備える風習があり、それは神在(じんざい)餅と呼ばれたが、その神在がなまって「ぜんざい」と呼ばれ、京都に伝わったそう(※諸説あり)。
「もちろんぜんざいも美味しいんですけど、ソフトクリームにしたことで、乳製品のコクやまろやかさが増します」と完食。念願の47都道府県制覇おめでとう~!

だが、ラウラさんのパフェ旅はまだ終わらない! 追いパフェで向かったのは、なんとお花屋さん? 店内を進むと、焼きたてパンやケーキなどのスイーツがズラリと並ぶ。
ここ「フラワー&パティスリー グランシェノン」で声をかけてくれたのは、SNS(Instagram)でつながったシェフパティシエ・福間さん(31歳)。
芸術性を競う日本最大級の洋菓子コンテストで、2018年と2019年に部門別で優勝した超一流のパティシエだ。
3年前、家族が経営する花店内に洋菓子店をオープン。旬のフルーツを使った華やかなパフェが大人気!

ラウラさんの前に登場したのは、まるで花束のように可憐で美しい「バラとピスタチオのパフェ」。福間さんは、47都道府県制覇を島根で迎えたラウラさんのために「お祝いの意味も込めて、花のパフェを作らせていただきました」とニッコリ。メニューにはない、今日だけの特別なサプライズパフェだ。
まずはグラスのトップにあしらわれた花をパクリ。「大自然の中の花畑を歩いたような景色が思い浮かぶ味です」と、ラウラさんは花束の味にうっとりする。
グラスの底にはバラの蒸留水ジュレやフルーツが敷き詰められ、バラ・イチゴ・白ワインのソルベが! 花束部分には、島根県産の食用バラ(3種)やハーブなどがふんだんに使用されている。
お祝いだけに金箔もあしらわれたこちらは、1万円相当という超高級パフェ!
「口の中でフワッとお花の香りがするので、本当に贅沢です」。

福間さんは「海外の方がパフェという日本文化を広げようとしてくれるのは、作り手として嬉しいです」と、パフェ活に励むラウラさんに感謝の気持ちを伝えてくれた。

ラウラさんはパフェを食べながら、「一瞬で終わる美しい何かというのは日本人の美意識の1つだと思っていて、パフェも本当に儚い気持ちでいっぱいなので、日本らしいスイーツだなって」とステキなコメント。
素晴らしいサプライズとパフェ旅のコンプリートを見届けたところで、密着終了~。
「次どこに行くかまだ決めてないんですけど、何周もしたいと思います」と目標を新たにしたラウラさん、これからもパフェを食べ続けてね~!
記事提供元:テレ東プラス
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