11月の第4金曜日は「ブラックフライデー」 楽しみにしているあなたを狙うオンライン詐欺にはくれぐれもご注意を!
イチオシスト
「ブラックフライデー」。毎年11月の第4金曜日に行われるこの世界的なセールイベントに、セールを行う店舗やオンラインショップは日本でも増えている。だが、ちょっと待った! 電話・ネット詐欺対策アプリ『Whoscall』(台湾)によると、例年、ブラックフライデーに便乗したオンライン詐欺が増加傾向にあり、2024年11月のSMSにおける詐欺検知数は1年で最多となったという。
ブラックフライデーでまず注意すべき詐欺は、配送業者や通販サイトを名乗る「フィッシングSMS」だ。実在の配送業者や通販サイトをかたり、「荷物配送の保留」「支払いエラー」など、消費者の心理を突いた文面で、偽サイトへのURLへ誘導。マルウェア感染、クレジットカードの不正利用など重大な被害につながる恐れがあるため、メッセージに記載されたURLは安易に開かず、送信元の確認が重要だ。
次に、ブランド公式サイトや大手ECサイトなど正規のショッピングサイトを模倣する「偽ショッピングサイト」の被害も増加中。購入手続きに進むとクレジットカード情報や住所・電話番号などの個人情報を入力させられ、商品の注文・代金を振り込ませた上で、商品を発送しない、または偽物の商品を発送するといったケースも。さらに返金を求めた際に、商品代金を返金すると偽り、逆にユーザーに送金させる「返金詐欺」に発展する可能性もある。
また、「90%OFF」「本日限定」「残りわずか」など、大幅割引や緊急性、限定感を強調する表現で消費者の購買意欲をあおる「詐欺広告」にも注意が必要だ。偽の決済ページへ誘導するケースが多く、実際には商品が届かない、または偽物の商品が送られてくるほか、入力したクレジットカード情報や住所・連絡先が不正に悪用される可能性もある。
Whoscallでは、被害を防ぐためには、「URLが正規サイトのドメインかどうかを確認する」、「不自然な値引きや緊急をあおる文言に注意する」、「SMS内のリンクは開かず、公式アプリや正規サイトから手続きを行う」といった基本的な対策が重要だと指摘している。
ちなみに、Whoscallは台湾発の電話・ネット詐欺対策アプリ。現在、世界31カ国や地域にサービスを展開し、全世界で1億ダウンロードを超えている。もちろん同アプリは、「SMSに届いた不審なメッセージをフィルタリング」「危険なURLにアクセスした場合に即座に警告」「虚偽の広告をAIが判別」といった、ブラックフライデーに増加する詐欺手口に対しても、有効な機能を備えているという。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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