小野田紀美大臣、自身のフェイク動画に注意喚起 「不安や怒りを煽って再生数を稼ぐ動画は悪質」

イチオシスト
自民党の小野田紀美・経済安全保障担当相が、自身の虚偽動画に対して注意喚起を行いました。
虚偽動画に注意を呼びかける
小野田議員は9日、自身のXに「AI画像&虚偽にご注意ください」などと投稿。あわせて投稿した画像では、マイクの前で拳を掲げながら険しい表情で話す小野田議員の画像を使った動画のサムネイル画像を公開し、「この画像はAIで作られたもので、実際の私ではありません」「国会でこんな風に絶叫したこともありません」などと呼びかけました。
そして、「こんな虚偽画像まで使い『闇』だのなんだのと不安や怒りを煽って再生数を稼ぐ動画は悪質だと思います」と投稿主を非難するとともに、「色々な動画、くれぐれも視聴ご注意ください」とユーザーに対して注意を促しました。
【※AI画像&虚偽にご注意ください】
この画像はAIで作られたもので、実際の私ではありません。また、国会でこんな風に絶叫したこともありません。こんな虚偽画像まで使い「闇」だのなんだのと不安や怒りを煽って再生数を稼ぐ動画は悪質だと思います。色々な動画、くれぐれも視聴ご注意ください。 pic.twitter.com/dDVn2D3L1l— 小野田紀美@岡山 (@onoda_kimi) November 9, 2025
委員会での質疑応答の様子を強調して演出か
小野田議員が注意を促したのは、「【シニア恋愛】」(登録者数1.5万人)が投稿した「入管の“闇”がついに暴かれた!💥【緊急報道/政界激震】小野田紀美、入管制度の“闇”を暴露!永田町が騒然―「情ではなく法を守れ!」と絶叫!」というタイトルの動画。静止画とナレーションで構成されており、動画のサムネイルと冒頭部分で問題とされているAI生成画像が使用されています。
この中で、小野田議員が「鋭く、そして怒りを押し殺したように」質疑の場で述べていることや、「淡々とした語りの裏に強い怒りの矛先があった」「小野田の目には、怒りではなく冷徹な覚悟が宿っていた」「小野田の声には明確な苛立ちがあった」「その声には冷たい怒りがこもっていた」などと小野田議員の様子を紹介しています。また、当時の議場の様子についても「重く沈黙が続いた」「わずかに震えた」などとしています。
この動画で言及しているのは2020年5月に行われた参議院法務委員会でのもようです。シニア恋愛の動画で紹介されていた内容の答弁を小野田議員はしていましたが、雰囲気は国会での正式な討議そのものであり、議場もそれぞれの議員が真剣に耳を傾けていたことから、発言のトーンや雰囲気を大袈裟に演出したものと思われます。
シニア恋愛の動画のコメント欄には「小野田氏ご本人が否定されてますね」「肖像権の侵害と名誉毀損や!」「虚偽動画はすみやかに消しましょう」などと批判の声が上がっています。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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