11月4日以降『LINE』が使えなくなったって本当!? その根拠と噂を検証
イチオシスト
2025年11月4日以降、『LINE』が使えなくなったという噂を目にしたことはありませんか? 実はこれは、LINE公式が「11月4日にLINEバージョン13.20.0以下のサポートを終了する」と発表したことが根拠になっています。確かに、一部の機種ではLINEが使えなくなったのですが、具体的にどの機種がダメなのか? どうすればLINEを再び使えるようになるのかを解説します。

どのような機種でLINEが使えなくなるのか?
LINEは公式に「2025年11月4日をもちまして、スマートフォン版LINEアプリ バージョン13.20.0以下のサポートを終了しました」と発表しました。
そのため、一部では「LINEが使えなくなった!」との噂がSNSなどで拡散されて、少し不安になった人もいるようです。
もちろん、ここ数年で販売されたデバイスならまったく問題なく利用できますし、やや古い機種でもLINEアプリを最新版にアップデートすれば、今後もLINEを使い続けることができますのでご安心ください。

ただし、一部のスマホやタブレットのOSのバージョンによっては、LINEアプリのバージョンが13.20.0以降にアップデートできず、本当にLINEが利用できなくなる場合があります。
iPhone/iPadではiOS/iPad OSのバージョンが「14.8.1」以下、AndroidスマホではAndroid OS バージョン「7.1.2」以下が対象となります。また、Apple Watchの場合はwatchOSのバージョンが「7.6.2以下」の場合、LINEが使えなくなってしまうのです。
■LINEアプリサポート終了対象
【LINEアプリ】バージョン13.20.0以下
【iOS/iPadOS】 バージョン14.8.1以下
【Android OS】バージョン7.1.2以下
【watchOS】バージョン7.6.2以下
これに該当しそうな機種は2014年9月発売のiPhone 6/6 Plus、2015年9月発売の6s/6s Plus、2016年9月発売の7/7 Plus、SE(第1世代)などでしょう。
このなかでもiPhone 6/6 PlusはiOS 15.0以上にアップデートできないので、11月以降はLINEを使うことができなくなっています。
iPad Air(第1世代)、iPad mini 2/3、iPad(第4世代)なども、iPadOS 15.0にアップデートできないためLINE非対応となりました。
Androidスマホは機種ごとで対応が異なりますが、2017年8月にリリースされたAndroid 8.0にアップデートできない場合は、LINEを使うことができなくなっています。ご注意ください。

(Image:Alexey Boldin / Shutterstock.com)
スマホのOSやLINEアプリのバージョンを確認するには?
もし、ちょっと古い機種でLINEが使えるかどうか不安な人は、自分のiPhoneやAndroidスマホのOSのバージョンやLINEアプリのバージョンを確認しておきましょう。
まず、iPhoneの場合は設定から「一般」→「情報」を開き、「iOS(システム)バージョン」でiOSのバージョンを確認できます。ここが「iOS 15.0」以上ならOKですね。
iOSのバージョンを確認する手順


次に、Androidスマホは機種ごとにOSの仕様が少し異なりますが、やはり設定から「デバイス情報」や「端末情報」を開いて「Androidバージョン」を確認できます。ここが「Android 8.0」以上ならOKです。
Android OSのバージョンを確認する手順

LINEのアプリバージョンは、まずLINEアプリを開いて、ホーム画面を表示します。次に画面右上の「設定(歯車)」をタップして「LINEについて」を選択しましょう。すると、LINEの「現在のバージョン」が確認できます。
LINEアプリのバージョンを確認する手順


どうすればLINEを使い続けられる?
iOS 15.0以上にアップデートできないiPhone 6/6 PlusではLINEを利用できませんが、6sや7であれば引き続き利用可能です。
こちらのモデルはiOS バージョン15.0以上にアップデートしたうえで、LINEアプリを最新版にアップデートすれば利用可能となりますし、iPadOSもバージョン15.0以上にアップデートできる機種なら、引き続きLINEを利用できます。
AndroidスマホもAndroid OS バージョン8.0以上に対応する機種なら、スマホのOSをアップデートしたうえでLINEアプリを最新版にすれば、引き続き利用可能です。
■スマートフォン版/タブレット版
【iOS、iPad OS バージョン 15.0/Android OS バージョン 8.0以上の場合】
→LINEアプリ バージョン13.21.0以上にアップデートすることでLINEを利用できます。
※iOS/iPad OSでアップデートできない場合は、Apple社にお問い合わせください
【iOS、iPad OS バージョン14.8.1/Androidバージョン7.1.2以下の場合】
※以下の対応を実施することで引き続きLINEを利用できる
【手順1】iOS、iPad OS バージョン 15.0/Android OS バージョン 8.0以上にバージョンアップ
【手順2】LINEを最新版にアップデート
なお、watchOS 7.6.2以下の場合も、iPhoneのiOSを最新版にアップデートしたうえで、Apple WatchをwatchOS 8.0以上にバージョンアップする必要があります。
■Apple Watch版
【watchOS 8.0以上の場合】
ペアリングしているiPhoneのLINEをバージョン13.21.0以上にバージョンアップすることで、引き続き利用できます。
【watchOS 7.6.2以下の場合】
※以下の対応を実施することで引き続きLINEを利用できる
【手順1】iPhoneのiOSを最新の状態にする
【手順2】Apple WatchをwatchOS 8.0以上にバージョンアップ
最後に、iOSのアップデート方法とLINEアプリのアップデート方法を紹介しておきましょう。iOSは、iPhoneの設定で「一般」→「ソフトウェアアップデート」を選択して、最新版iOSが表示されたら「今すぐアップデート」をタップすることでアップデート可能。
また、LINEアプリはiPhoneの場合「App Store」で「LINE」を検索し、「アップデート」をタップすれば最新版にアップデートできます。Androidスマホは「Playストア(Google Play)」でLINEを検索してアップデートしましょう。
iOSをアップデートする手順

LINEアプリをアップデートする手順(iPhoneの場合)

まとめ
いかがでしょうか? 今回は2025年11月4日に、LINEアプリのバージョン13.20.0以下のサポートが終了したことにより、「LINEアプリをアップデートできないデバイスではLINEが使えなくなる」という噂について解説しました。
ここ数年で販売されたデバイスなら、LINEアプリは簡単に13.20.0以降にアップデートできると思いますが、そうでない古い機種では本当にLINEが使えなくなります。
さすがに、10年以上前に発売されたiPhone 6/6 Plusをメインで使っているユーザーは少ないと思いますが、もし該当するようなら、これを契機に機種変更してみてはいかがでしょうか。
※サムネイル画像(Image:miss.cabul / Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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